子供の情景(1)
いわゆる良識ある「世の大人」の方々からは、笑われるかも知れませんが。
私は「インナーチャイルド」―私の中の子供性―を大事に守り育てようと、常々心がけております。それが、私という人間が健全に生きるために、必要不可欠なことだと思うからです。
それには私自身の子供時代がどうであったかを、折りにふれて振り返ってみることと共に。現に子供である方々(と尊称致しますのは、彼らも「生命の次元」では、私のように十分年をくった者と同等と思うからです。)から学ぶことが一番です。
「インナーチャイルド」、あるいは「子供そのもの」につきましては、「自然」と共に重要なテーマの一つとして、当ブログでは、今後も折りにふれて取り上げていこうかなと考えております。
『自分の中の子供を殺すな!』。
以下の情景は、そんな私がつい最近目に致しました、子供たちのスナップ的寸景です。
1
とある夕方、所用を済ませて本厚木駅から帰宅するために、バスに乗り込みました。
当日は雨の一日でした。バスの後部右側のイスに座りました。すぐ前の座席は、若いお母さんと5、6歳くらいの女の子です。女の子が窓側です。
幾つ目かのバス停で、ある親子連れが降りました。その親子が、降りる親子に挨拶しています。くだんの女の子は「バイバーイ!」と言いながら前のめりになって、降りる女の子に向かって、手を大きく振っています。
『あヽこの親子たちは、この雨の中どっかに遊びに行ってきたんだな』。
そのバス停を少し過ぎた頃、女の子がやおら窓の方に向きなおりました。右手を差し出します。一面曇った窓ガラスに何か書くようです。『何書くんだろう?』
あしたも
あそぼ
『そうか。「明日また一緒に遊ぼうね」という、さっき降りた女の子への心の中の呼びかけなんだな』。 うっとうしい雨の中。私の心はしばし、ほのぼのとしたものに包まれておりました。 (以下、次回につづく)
(大場光太郎・記)
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