連休は終わったけれど
春の岬旅の終わりのかもめ鳥浮きつつ遠くなりにけるかも (三好達治)
ゴールデンウィークも終わりました。
皆様。今年のゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたでしょう? 何か良い思い出がつくれましたでしょうか?
私は連休入りたてに「柿若葉」で申しましたとおり、開設間もない当ブログと、未処理の業務のことで頭がいっぱいで、のんびりどこか小旅行でも…などとはとてもとても。
連休明けの本日。当地ではきのうにひき続き良い天気でした。しかし『あヽ連休も終わったなあ』と思うと、同じいい天気なのに、きのうとは気分がどこか違います。
そう。例えば、「ハレ」のお祭りが終わった後のような。また楽しい宴の後のような。心のどこかに何かしらぽっかりと穴が開いたような、少し空虚な感じ…。
でもそんなことはいっていられません。ハレの非日常の世界から、ごく当たり前の日常の感覚に急ぎ戻して。再び心のネジを巻き直して、業務に戻りませんと。
ともかく。本日当地は大変暑うございました。
家の中(事務室)にいては背広では暑いので、ワイシャツで執務致し、午後4時前所用で外出致しました時は、乗ってすぐ車の冷房を入れて…。
ついおととい(こどもの日)には、「けふ立夏」にて「本日立夏とはいっても、夏の気配はどこにも感じられない」というようなことを述べたばかりなのに。本日は、気配どころか「夏そのもの」を感じまくりの一日で。
まさに唱歌、『夏は来ぬ』の一節が思わず口をついて出る、そんな一日でした。
卯(う)の花の匂う 垣根に
時鳥(ほととぎす) 早も来鳴きて
忍び音(しのびね)もらす 夏は来ぬ
時鳥はともかく。私が郷里の山形で少年時代お世話になっておりました、母子寮(昭和50年代廃寮)の玄関横の小花壇の垣根として、「卯の花」がこの季節白い花を咲かせておりました。ふとそんなことも連想されて、しばし懐かしい感じに浸りました。
「卯の花垣根」は既に時代遅れなのか、当地の気候に適していないのか。この辺りではあまり見かけないようです。
ゴールデンウィークは終わりましたけれども。
皆様。うるわしの五月はまだ始まったばかりです。
(大場光太郎・記)
(文中引用しました『夏は来ぬ』の歌詞と曲は「二木紘三のうた物語」にあります。)
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