けふ立夏
雲生みて阿夫利峯立夏し給へり (拙句)
『そういえば今年の立夏って、いつなのかなあ?』。
本日夕方ふとそう思いました。するとにわかに気になって、急ぎカレンダーを見てみると。何と本日5月5日こそ、まさしく「立夏」だったではありませんか!
私は趣味で、多少俳句をかじっております。それで「季節の変わり目」には、少しは敏感なのです。だって「俳句の世界」では、周りの現実世界がいまだ春真っ盛りであっても、暦で立夏なら、その日からもう夏スタート!なのですから。
したがいまして厳密に申せば、本日からは周りの景色に何としても夏の気配を感じとって、しっかり夏の季語を使った句を作らなければなりません。
そうは申しましても。本日当地では朝からどんよりした曇り空で,吹く風もやや肌寒いくらいでした。句作の達人ならぬ私には、そんな中で夏をかぎ分ける鋭敏な感性など、とんともち合わせてはおりません。
よって冒頭の句は、本日作ったものではなく、だいぶ前の立夏の大山・阿夫利峯(あふりね)のさまを詠んだものです。
…ともかく。きょう5月5日は、「端午の節句」にして「立夏」。ダブルで佳き日。こういうめでたい日にはなおのこと、「菖蒲湯(しょうぶゆ)」でも立ててとっぷり体ごと浸かりたいもの。こどもの日に飾る武者人形のように,菖蒲にあやかって「勝負」「尚武」の心をあらためて養い、その上欲張って「厄除け」「無病息災」も願うとしよう…と思いつつも。
無粋な私はいまだ、菖蒲とあやめとかきつばたの区別もつかず。さらに夜7時も過ぎて、どこで菖蒲の葉を求めたらよいのやら、それさえ分からず…。
単なる思いつきで、すぐあきらめました。
(大場光太郎・記)
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