« 当世若者気質(1) | トップページ | しあわせ少女(2) »

しあわせ少女(1)

 今は何ごとも変化が激しい時代です。その変化は、街並みにもはっきり反映されています。つい先年まではコンビ二だった所が、ある時見切りをつけてさっさと閉店し、少しそのままのもぬけのカラ状態で放置されていたかと思うと、ある日にわかに店内のリフォームが急ピッチで進み、気がついてみたらメガネのチェーン店や弁当のチェーン店に早変わり。こんなことはしょっちゅうで、特段驚くにも値しないご時世です。

 さていつも車やバスで通る国道246号線沿いに、ある会社の建物や広い施設がありました。それがつい先年何かの事情でしょう、その会社がなくなり建物も空っぽになり、しばらくは廃墟のようなもの悲しい状態で放置されていました。
 それが去年のいつ頃だったか、突然建物と敷地のリニューアルが始まりました。いえどうやら、リニューアルどころではなさそうです。前の建物はすっかり解体し、まったく新しく立て直すべくパイプ足場まで架設されています。『いったい今度は何ができるんだ?』。246号のその辺から、南に1キロほどの厚木警察署付近の跨道橋(こどうきょう)辺りまでは、日中でもやや渋滞気味のところです。私は通るたびに、興味をもって工事の成り行きを見守っておりました。

 その後も工事は続きました。そしてある時全体を覆っていた防護用の白いビニールシートが外され、全貌が明らかになりました。
 真新しい建物は、どうも店舗のようです。でっかい外看板も出来上がっていました。見ると、「お仏壇の・はせがわ」。『あヽあれかぁ』。テレビCMでもおなじみの有名仏具店が、当厚木市にもお目見えするというわけなのです。


   お仏壇のはせがわ厚木妻田店   
 
 そのようにして店舗はすっかり完成し、今では既に営業中です。
 『しかしこんなだだっ広い敷地で。仏壇なんかホントに売れんのか?』。このような有名店なら、店内に陳列している仏壇、仏具類もさぞや高級品ばかりでしょうに。いえいえ。私などが心配するまでもなく、それはそれ。例のマーケティング・リサーチなる最新の手法でもって、事前にきちんと当地の消費者動向などを綿密に調査し、その結果この立地条件ならばと、「OK !」のゴーサインが出たのでしょうから。

 それに世の中いくら金詰りだとはいえ、あるところにはあるのです。それが証拠に、超高額な戸建住宅でもマンションでも高級車でも…その他何でも、高額商品にこそ飛びつく富裕層がけっこういるというではないですか。(以下次回につづく)

 (大場光太郎・記)

|

« 当世若者気質(1) | トップページ | しあわせ少女(2) »

雑記」カテゴリの記事

日々のこと」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。