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六月の光の詩(うた)

  この世界に光り満ちわたり
  地上にあるものすべてキラキラ輝いて
  この良き日の賛歌を歌っている

  木々や草花のしたたるみどりを
  十分に溶かし込んだ空気は
  そよ吹く風に運ばれていく

  「さあ、大気を一杯吸い込みなさい」
  何ものかがぼくの心にささやく
  ぼくは体全体に沁みこむように
  みどり色の新鮮な空気を
  静かに一心に吸い込む

  空気の光りの成分が
  ぼくの体の中へ
  やさしく降りて広がっていく
 
  肺の底へ腹の奥深くへと
  そしてぼくの知らない
  ぼく自身でもある全細胞へと

  光りのエキスが全身にみなぎり
  ぼくは新しく生まれ変わる

                       (大場光太郎)

  

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