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「赤毛のアン」ポスター

    こんなにたくさんの幸せが、
    毎日の中にかくれているなんて。


 相鉄線海老名駅構内壁面に掲示してあるポスターの、上掲のキャッチコピーにはっとしました。
 本日私は横浜に向かうため、小田急線本厚木駅からこの海老名駅で、相鉄線に乗り換えるべく自動改札を通りました。それから間もなくの構内左壁面で、たまたまそのポスターを目にしたのです。ホームにまだ目的の電車は入ってきていません。そこでこのキャッチコピーにすっかり魅了されてしまった私は、ポスターの前でしばし立ち止まって眺めることにしました。

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 よく見ると、同ポスターは「劇団四季」の公演PRのためのもののようです。そして公演作品は「ミュージカル・赤毛のアン」。全体の図柄としては、白い窓枠の片方を右手で開け左手を枠の下に置いているアン・シャーリー(演じているのは吉沢梨絵という女優さんだそうです)が、にこやかに外の景色を眺めている…。そのポスターの右上に上掲のキャッチコピーが。

 赤毛のアン」は(どなたもそうでしょうが)子供の頃から、この作品名だけは知っています。ただ残念ながら、今まで読んだことはありません。
 それに「赤毛のアン」といえば、つい2ヵ月ほど前「二木紘三のうた物語」の『三百六十五夜』という歌のコメントで、私がその歌の「君(きみ)」について愚問を発した際、二木先生より「名回答」をたまわりました。その中に「赤毛のアン」の一節を引用されていたことも、鮮やかに甦ってきました。

 これをきっかけに、同劇団の公演を見に行くかどうかは別としても、この年になってお恥ずかしいながら、原作を折りをみて読んでみようかなと思わせられました。(もしその際は、読後感などを改めて記事にしたいと思います。)

  「こんなにたくさんの幸せが、 毎日の中にかくれているなんて。」

 おそらく子供たちほど、ほんの何気ない日常のありふれたことから、「隠れている幸せ」をいっぱい見つけ出しているものなのでしょう。私には、子供たちこそ「幸せを見つける達人」に思えてきます。
 翻って、私たち大人は?『あれさえあれば(幸せになれるんだが)』『今はこれが欠けているから(幸せじゃないんだ)』…。それこそ、幸せであるための条件をいっぱい抱え込んでいるようです。

 しかしこのキャッチコピーは、「幸せ」であるための条件なんか一切必要ないんだ、ということを暗に示しているようです。要は今すぐにでも幸せになり得るし、事実人は今そのままで十分幸せな存在なんだと。

 ただしそれには、少しばかりコツが必要なんです。「たくさんの幸せ」は、ありふれた「毎日の中」に「隠れている」から、それをうまいことこちらから見つけなければ、いつまでたっても「たくさんの幸せ」にはありつけませんよ。

 それには、変な目先の欲、変な思い込み、変な固定観念、変な社会通念…そんな色眼鏡は全部外して、「子供のように」純真な曇りない眼でものごとをありのままに見てくださいね。そうすればあなたも、「たくさんの幸せ」を見つけることができますよ。きっと。…そう言っているような。

 (大場光太郎・記)

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コメント

 この記事の公開は08年6月1日です。この年は、ルイス・モンゴメリ原作による『赤毛のアン』生誕(初刊行)から満100年だったようです。それで「劇団四季ミュージカル『赤毛のアン』」も企画されたわけです。同ミュージカル結局観にいけませんでしたが、作品は読みその感想も『「赤毛のアン」読みました(1)(2)』で述べました。また翌年だったか『幸せさがしの名人』で改めて「幸せさがし」というテーマを取り上げました。
  こんなにたくさんの幸せが、
  毎日の中にかくれているなんて。
 本文で偉そうなことを述べたにも関わらず、以来3年余、私自身「幸せさがし下手」であることを白状しなければなりません。
 しかし今この時「幸せ感」が得られていることはこの上なく大切です。なぜなら当ブログの重要なテーマである「アセンション」の一つの定義とは「喜びに向かっていくこと」であるからです。再掲載したのを良い機会に、もう一度改めて日々「幸せさがし」をしていこうと思います。

投稿: 時遊人 | 2011年9月26日 (月) 00時36分

こんばんは。
私、本でなくアニメなんですが
YouTubeで赤毛のアン見てました。
世界名作アニメ好きで、
高校生まで普通にビデオ見てたし

最近もハマってます。笑

というか、無料動画で見つけて
これはみなくては( ; ゜Д゜)
となり、テレビ見ないけどつい。笑
3s政策に引っ掛かってるのか?と思いつつ見てます。笑


でも赤毛のアンはビデオが無かったので子供の頃は見たことなく、初めて最近見ました。
(どうでもいいですが、声がセーラのラビニアと同じでした)

どちらかというとトムソーヤの冒険派でしたかね?
(これは本持ってます)

七つの海のティコもなかなかよいですね。


赤毛のアン、本じゃなくて
YouTubeのアニメを見て(笑)すいません。

ですが、いいですよねー。
私もいつも思います。早くこういう生活したいって。

この無駄にありふれた生活嫌です。

ハイジ好きだったけど、
スイスはあれなんですね。
全然分からなかったです!

投稿: 海 | 2015年11月30日 (月) 23時37分

 本11月30日は、「グーグル変わりロゴ」によりますと、『赤毛のアン』の作者、L M・モンゴメリの生誕141周年だそうです。そこで急遽、開設当初の本記事をトップ面に再掲載することにしました。この年(2008年)は、『赤毛のアン』発表100周年ということで劇団四季による『赤毛のアン』公演が行われ、たまたまそのポスターを見ての感想を綴ったものです。のちに作品も読み、その感想も記事にしました。当時熱心な当ブログ読者だった碧野圭(あおの・けい-女流作家)さんは、のちにご自身のツイッターで「赤毛のアンは村岡花子の翻訳で読むべき」と言っておられましたが、私が読んだのは残念ながら角川文庫の別の人の訳。先日積んである本を整理していたら、新潮文庫の村岡訳が見つかりました。忘れていましたが、ずっと以前買っておいたもののようです。そのうちあらためて読み返してみたいと思います。さて本文の中でも述べましたが、アンは本当に「幸せ探しの名人」だったように思います。私たちの日常もかくありたいものです。なお今回、劇団四季ポスター画像を挿入しました。 (2015年11月30日)

投稿: 時遊人 | 2015年12月 3日 (木) 14時15分

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