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しあわせ少女(2)

 とにかく。そのカギ型の建物の、道路側に張り出した部分の壁面に、大きなポスターが掲げられています。それは4、5歳くらいの賢そうな少女が目をパッチリと見開いて真正面をみつめながら、胸のところで小さな両手を合わせている図柄です。
 背景には、うす黄金色の地に、輝く星々のようなものが散りばめられています。そして同ポスターの下の方に、
     しあわせ少女ゆうかちゃん
という文字が入っています。(なお、私は長谷川仏具店の回し者ではありません、念のため。) 

     

 実に良いポスターだと思います。当然このポスターとてこれを掲げているのは、PR目的なのは明らかです。しかしそんなことも忘れさせる、別の訴求効果がこの絵にはあり、私は通るたびついついしばしこのポスターの方に目がいってしまいます。

 少女の合掌の姿は、上半身のみながら、昔々の童子地蔵や童子観音の立ち姿を彷彿(ほうふつ)とさせてくれます。多事多難なこの時代。もしかして、本当に地蔵菩薩や観世音菩薩が、とかく殺伐とした人の心を和(なご)め癒さんと、あのような少女の姿に変化(へんげ)して示現(じげん)してくれているのかも知れないではないですか。
 それはもちろん冗談ですが。でも時には、そんな想像をしてみたくもなりますよ。とかく息苦しい世の中ですから。

 「しあわせ少女」という文句も良いではないですか。そういえばこの仏壇店系では、かつてすっかり有名になった
   おててのしわとしわをあわせて、しあわせ
というテレビCMも流していましたっけ。少し調べましたら、その時の少女は「しあわせ少女二代目」のたばさちゃんという子。今のゆうかちゃんは三代目で、二千名の応募の中から選ばれたのだそうです。 (以下次回につづく)

 (大場光太郎・記)      

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