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大暑

    風さわに梢(こずえ)揺らせり大暑夕    (拙句)

 本日は二十四節気の一つの「大暑」です。なるほど確かに、きょうも暑い一日となりました。そういえば私はついうっかりしておりましたが、先週土曜日関東地方をはじめ列島全体の梅雨が明けたのだとか。『この私に断りもなく、勝手に梅雨明け宣言して。気象庁さん、少しヒドイじゃないの。はっきりそう言ってくれれば、その日に早速梅雨明けの記事が書けたのに。』 これは勿論冗談で、お天気ニュースなどをあまりよく見ていなかった、私の不注意でした。

 しかし大暑とは申しましても、皆様先刻ご承知のとおり、暑さはまだ序の口。本当の暑さはむしろこれからです。そういえばきのうは「海の日」、そして各種学校は二十日頃から「夏休み」。いよいよ本式な盛夏到来をいやが上にも意識させられます。その上更に、テレビのお天気ニュースが全国各地で30何℃を軒並み記録したこと、また見るからに暑そうな各地の表情が連日映し出されます。
 「映像の力」とは本当に恐いもので、見る者に直接的、間接的に強い影響を及ぼします。確かにそんな数字を並べられ映像を見せられると、現実に体感している暑さはさほどでもないのに、にわかに暑さが増幅して感じられてきたりします。

 そのようなことを述べた矢先に、更に暑さを増幅させるようで申し訳ありませんが。(一種の「イメージトレーニング」のつもりでお読みください。)
 夏の季語の中には、大暑以外に「暑さを表現する季語」がどっさりあります。例えば、
   極暑、酷暑、劫暑、炎暑、炎帝…。
 字面を眺めただけで、暑さがドッと押し寄せ汗がドバッと吹き出してきそうです。(今後私も、当ブログの季節記事の中でしばしば使うかも知れません。)
 それに歳時記では一般に季語として採用されていませんが。「猛暑」も私たちには、もうすっかりおなじみの言葉です。おそらくこれは、気象庁が近年の暑い夏を表現する用語として用いたのが嚆矢と思われます。参考まで、
    夏  日    日最高気温  25℃ 以上
    真夏日       同     30℃  〃
    猛暑日       同     35℃  〃     
 ちなみに、「熱帯夜」の方は、れっきとした夏の季語です。これも気象庁の用語で、夕方から翌日の朝まで25℃以上の日をいいます。この用語は、かつてNHKの気象予報で全国のお茶の間に親しまれた、あの倉嶋厚さんの造語だそうです。とにかく、年毎に寝苦しくなる体感と共に、イヤでも意識させられる用語ですよね。

 そんなこんなで、盛夏は何かと体調を崩しがちです。水分の取りすぎによる内臓不調、食欲不振、寝苦しいゆえの睡眠不足…。はっきり申しまして、この私からして、夏にはあまり強くありません。山形という寒い地方出身の上、元百姓の子倅(こせがれ)としてはお恥ずかしいながら、だいぶ華奢な体なもので。ゆめ「夏バテのためしばらく当ブログの新記事お休みさせていただきます。」などということにならないよう、体調管理に十分留意致したいと思います。
 どうぞ皆様も、お体大切に、今夏をご健勝でお過ごしくださいますように。
 (大場光太郎・記)

 (追記) 梅雨明けと共に変えるお約束の当ブログ背景、まだ変えておりません。まだ新背景決めかねていることと、毎度申し上げているとおり、私自身「カッパ君」に愛着があるもので。もう少しお待ちください。

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