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ひと日の終わり

  街が暮色を濃くし
  かくてひと日が終ろうとする。
  遠き峰を霞み色のものが
  やわらかく包み峰は
  薄いグレーのシルエットとなる。

  ひと日中この街を明るく照らして
  偉大なる陽(ひ)は
  峰の遥か向うで
  海原深き龍宮世界に
  荘厳なひと日を齎(もたら)すのだろう。

  夕鳥が名残り惜し気に
  ひと日の締めくくりの
  さようならのループを描いてから
  何処(いずこ)かのねぐらへと
  一直線に飛び去って行く。

           (大場光太郎) 

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