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白露

    かぐや姫今も泣きゐし夜露かな   (拙句)

 先日『二十四節気について』という記事を公開致しました。きのう9月7日はその一節気である「白露(はくろ)」でした。白露とは、
 陰暦8月の節のこと。秋はいよいよ本格的となり、野の草には露が宿るようになる。「陰気ようやく重なり、露凝って白し」という中国の古書から名づけられました。

 さて、白露のきのうの当地でのようすはどうだったかと申しますと―。
 日曜なので午後2時半過ぎ、バスで本厚木駅方面に向かいました。晴れて少し暑いくらいの感じでした。駅周辺で用を済ませて、4時半過ぎ頃本厚木駅内のミロード商店街のコーヒーショップに入って過ごしました。
 午後6時過ぎコーヒーショップを出て帰路につくべく、駅北口のバス停に行こうとしました。するとミロード内通路の出口は人がいっぱいです。何やら嫌な予感がしました。『あれぇ。ひょっとしてまたかぁ!?』。見事嫌な予感的中です。近づくほどに、もの凄い雨音です。人混み越しに外を見てみました。それこそ、地面をたたきつけるような豪雨ではありませんか。これはどうも、いいさか度が過ぎる夕立のようです。

 出がけの天気からして、傘など持ってはおりません。恨めしげに立っている周りの人の多くもそのようです。
 目指す北口広場バス停は、そこからほんの20mほど先。駅の売店でビニール傘でも買って、出ようとすれば出られます。しかし外通路もその先の広場も、10㎝角くらいの敷石をはめ込んだ地面は、既に水で溢れかえっています。たとえ傘があろうとも、とにかく一歩たりとも外へ出ようという気がそがれてしまいます。
 立っている人の誰もがそう思っているようで、中には傘を持っている人もいますが外へ踏み出そうとはしません。そういえば、豪雨で煙ってしまっている広場にも、その先の車道をはさんだ向うの舗道にも、人影はほとんど見当たりません。

 私もそこに立ち尽くしてようすを見ること10分ほど。雨はいよいよ激しさをますばかり。『ダメだ、こりゃあ』。しばらく帰るのをあきらめて、ミロード店内の別のコーヒーショップに入って待つことにしました。店から15分おきくらいに外に出ては雨の具合を確かめて、7時過ぎ小降りになったのを見計らって店を出ました。駅売店でビニール傘を買い、ようやく帰路につきました。

 それに致しましても。今年はこのような突発的な大雨が、何と多い年なのでしょう。その次第を、当ブログ記事でもこれまで折りに触れて述べてきました。
 先ず既報のとおり、3~5月の春季における関東地方の降雨量は、気象庁が観測を始めて以来最大量だったそうです。梅雨時はまあ例年どおりだったとしても。その後特に8月の旧盆過ぎは、夕方から夜半にかけてしょっちゅう稲光、雷鳴、大雨のパターンに見舞われた感覚です。

 『人心乱るるがゆえに天候乱る』。ついつい、そんなあらぬことを考えたことでした。

(大場光太郎・記)

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