郷里の民話・真心の一文銭(1)
『厚木市と♪夕焼け小焼け♪』シリーズを作成しながら、ふとある昔話を思い出しました。それは私の郷里である、山形県東置賜郡宮内町(現・南陽市宮内)に伝わる民話です。何で思い出したかといいますと、それが『夕焼け小焼け』の一番の出だしの、
♪ 夕焼け小焼けで 日が暮れて
山のお寺の 鐘が鳴る ♪
の「山のお寺の鐘」にまつわるお話だからです。(後述のとおり、実は「お寺」ではなく「お宮」でしたが)
この「真心の一文銭」は郷里ではよく知られた昔話で、確か小学校高学年時の社会科の授業か何かの折り、スライド映写でこのお話を観た記憶があります。
今回この昔話を何とか記事にまとめようと、物語のあらすじを思い出し思い出ししながらたどってみました。しかし肝心な個所で、『あれっ。ここはどうだったかなぁ?』とつっかえる場面が2、3ありました。『困ったなぁ。これじゃあ、とてもまとめられないや』と、半ばあきらめかけていました。
とその時『もしや?』と思い、「真心の一文銭」でネット検索してみました。するとズバリそれそのものを扱っているホームページがあるではありませんか ! 早速そのページに飛んでみました。
「夕鶴の里資料館」ホームページ
なかなかセンスの良いホームページです。この「夕鶴の里」というタイトルを見ただけで、ピンときました。『そうだ、これだ ! おらが田舎のものに間違いない !』。
私は全く知りませんでしたが、南陽市が支持母体で、内外とも立派な三階建ての白壁の建物。中には伝統工芸室、図書コーナー、文化研究室、売店喫茶コーナーなどが設けられ、なかなか充実した施設のようです。
民話や郷土工芸などを後々まで伝えようとの、おらが郷里の試み。私はすっかり嬉しくなりました。
該当ページをざっと見渡しますと、「夕鶴の里ニュース」というコーナーがあり、そこでは地元「民話会ゆうづる」メンバーによる「民話CDが好評発売中 !」とあり、中に「真心の一文銭」もちゃんと収録されています。取り寄せて聴きたいのは山々だけど、時間がありません。
そこで本夕電話して、要点だけ聞いてみることにしました。応対されたのは、柔らかいお声のSさんという女性の方でした。とりあえず、ご挨拶、昔宮内に住んでいたこと、今回同民話をブログで紹介したいので不明な点をお教え願いたいことなどをお伝えしました。Sさんは、私の疑問にていねいにお答えになり、なおかつ「電話での説明だけですとあいまいですから、同話を語り部が語ったものを再現した文がありますので、それをメールで送りましょうか?」。私はお言葉に甘えて、そのメールを待つことにしました。
5時すぎ所用から帰って確かめてみましたところ、メール早々と届いておりました。早速メール添付ファイル「真心の一文銭」開いてみました。バッチリです ! 語り部さんの郷里の言葉を再現したお話が、まさに私が知りたいそのままに再現されておりました。
本当は、この文をそのまま当ブログで公開したいくらいです。しかしそれでは著作権法の関係で具合がわるいですし、なにせ郷里の東北弁ですから別途翻訳文が必要になります。そこで私流にアレンジし直したものを、次回ご紹介致したいと思います。 (以下次回につづく)
(大場光太郎・記)
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