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NHK大河ドラマ『天地人』

 来年のNHK大河ドラマは『天地人』だそうです。上杉藩の重臣であった直江兼続(なおえ・かねつぐ)が主人公で、その一代記のドラマ化のようです。直江兼続が生きた戦国末期から、織田信長、豊臣秀吉の政権や関ヶ原の戦いを経て、徳川幕府が開かれた頃までの激動の時代を背景に、ドラマは展開されていくのでしょう。

 歴史上の人物はたいがい知っていると自負している(?)私ですが、直江兼続は名前くらいは何となく知っていたものの、その具体的な人物像や事跡などはまったく知りませんでした。その人物を改めて意識させられたのは、8月の当ブログ記事『万物備乎我(6)』のコメント欄で、くまさん様と大変有意義な意見交換をした時です。話題は孟子の名言から朱子学の功罪、いつしか私の郷里の上杉藩や上杉鷹山公のことにまで及びました。その中でくまさん様が「米沢にゆかりの深い直江山城守兼続のファンでもあります」と述べておられました。
 気になって少し調べましたら、何と直江兼続は(私の郷里の置賜(おいたま)地方もその領地とする)上杉藩家老として、米沢でその生涯を終えた人物とあるではありませんか !

 それが今日までその事跡などはさっぱり知らなかったとは ! 大変お恥ずかしい次第でした。過日直江兼続関係の本を買い求め、今読み進めている最中です。その結果、同人の人となりや事跡や上杉藩を取り巻く当時の状況などがかなり分かってきました。
 新春『天地人』が始まる前後くらいに、直江兼続や上杉藩のことや当時の時代状況のことなどを、シリーズ化出来ればと考えております。

 来春1月4日(日)からスタートする『天地人』で、直江兼続の実像や当時の時代背景などをどこまでリアルに再現してくれるか、楽しみではあります。しかし私には、既に発表されている同番組のキャスティングで、大いに不満なことがあります。それは他ならぬ、直江兼続のキャスティングについてです。
 直江兼続に「妻夫木聡(つまぶき・さとし)」?『えっ?そりゃあないよ !』というのが、(まだドラマが始まる前の)私の率直な感想です。『脇役たちは結構良い役者さんをずらっと揃えているのに、肝心な主役がなぁ』。松方弘樹、宇津井健、中尾彬、富司純子、万田久子、木村佳乃、宍戸錠、加藤武、山本圭、山下真司、あき竹城…。

 直江兼続は、若い頃からかなりの美男子だったようです。それからすれば当代のイケメン俳優・妻夫木聡が適任ということなのでしょう。しかし直江は同時に、当時の日本人の体型では規格外ともいえるほどの六尺(180cm以上)豊かな巨漢だったようです。どちらかというと妻夫木風ヤサ男ではなく、堂々たる体躯の美丈夫という風貌だったのではないでしょうか?
 そういう外貌に加えて、直江兼続は歴戦の武将でもあり、政略家でもあり、何より軍師的存在です。そのような直江兼続像を想い描いてみた時、妻夫木の直江役には相当のギャップを感ぜずにはおられないのです。(以前私は、『レッドクリフ』の金城武の諸葛孔明役に少しイチャモンをつけました。しかし今回の直江兼続役に、金城武あたりを抜擢すれば面白かったのになあと思います。)

 実は私は、NHK大河ドラマなるものを最近とんと観ていないのです。今年好評だった『篤姫』もだから観ておりません。観た記憶があるのは、「梵天丸もかくありたい !」が有名になった『伊達政宗』くらいなものです。(だいぶ昔ですよね。)
 年初から年末まで、『何かつまんないストーリーがだらだら続くなあ』という印象なのです。NHKは例えば自局で放映した、韓流ドラマ『宮廷女官・チャングム』のような、文句なしに毎回ワクワクさせられる第一級の歴史ドラマを、なぜNHK自身で制作出来なくなったのでしょう?
 ちなみに『チャングム』では、イ・ヨンエのチャングムは、彼女以外考えられないドンピシャリのはまり役でしたが。
 
 NHKでだいぶ前に制作した名作『おしん』が、今でも海外で引き続き観られているようです。『チャングム』『おしん』…。良い作品は、広く海外でも受け入れられるのです。NHKには、ドラマ部門でそういう作品は最近あまりないようです。今後は是非優れた作品を期待したいものです。それには何より先ず、主役のキャスティングからしっかりと !
 (大場光太郎・記)

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