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大寒

    大寒の阿夫利峯(あふりね)やけに尖がって   (拙句)

 きょうは二十四節気の一つである「大寒(だいかん)」です。大寒とは、太陽黄経が300度の時で、寒さが最も厳しくなる頃を指します。江戸時代の『暦便覧』では、「冷ゆることの至りて甚だしきとなれば也」と記述されているようです。
 気象的にも、一年中で最も寒い時期は1月下旬頃と統計上も裏付けられています。

 大寒の前には「小寒(しょうかん)」がありますが、小寒とは寒さが最も厳しくなる前とか、寒さが加わる頃という意味で、いわゆる「寒の入り」のことで1月5日頃を指します。そして小寒後15日で大寒となり、大寒後15日で寒が明け「立春」となります。このように大寒は「寒の内」の真ん中で最も寒い時期を表わしますし、この日から立春までの期間を指すこともあるということです。
 またこの時期は、凍り豆腐、寒天、酒、味噌など寒気を利用した食べ物が仕込まれる時期でもあります。武道で言う「寒稽古」もこの頃行われる修練のことを指しています。

 きょうは終日空一面が鉛色の雲に覆われ、まさに大寒そのものの寒々とした一日となりました。さながら遥か上空で冬帝が、灰色の雲を低く低くと抑えつけているもののようです。おかげで今日1日ばかりは、グレー一色に染まって押し黙ったような街のようすと思われます。
 きのうがまるで桜が咲く頃の暖かい陽気だっただけに、たった1日で何という急転直下の気象変動なのでしょう。

 見れば西の方の大山(阿夫利峯)や丹沢の峯々も上の方はうっすらと雪化粧です。よく見るときょうの大山の山頂は、いつにまして剣(つるぎ)のように尖って迫ってくるようです。
 「天気は西から」といいますが、何やらこの寒気団は大山や丹沢の連なりの向うから、次々に吹き降ろして来るように思われます。案外「冬帝」は、いつの間にか彼の山々の向うに回り、ずらり居並ぶ寒兵たちに「それっ、何してるんだ ! 人間界にもっと寒気を送らんかい !」などと、真っ赤な顔ではっぱをかけていたりして。(なお冬帝―とうてい―は冬そのものを表わす季語の一つです。)

(追記) 今回の記事は、フリー百科事典『ウィキペディア』の「大寒」の項、『(株)越前屋ホームページ』の「小寒と大寒」を参考にしました。
 (大場光太郎・記)

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