薬物汚染の拡がりを憂う(2)
覚せい剤取締法違反(共同所持)の疑いで逮捕された小向美奈子容疑者は、逮捕時「私は覚せい剤というものは知りません」と容疑を否認していました。しかし29日、取調べの過程で採取した尿から覚せい剤の陽性反応が出たことが分かりました。「動かぬ証拠」といったところでしょうか。
これにより警視庁大崎署は、小向容疑者を同法違反(使用)容疑でも立件する方針を固めたもようです。
本シリーズをきのうからスタートさせましたが、ちょうどタイムリーなことに(?)またまた衝撃的な事件が30日報道されました。
神奈川県警が、大相撲尾車部屋の十両力士の若麒麟真一(本名・鈴川真一)容疑者(25)とミュージシャンの平野力(つとむ)容疑者(30)を、大麻取締法違反(共同所持)の現行犯で逮捕したという事件です。
調べによると2人は、30日午後1時頃、東京都港区の事務所で乾燥大麻1包を所持していたというものです。若麒麟容疑者は、「自分で吸うために持っていた」と容疑を認めているようです。
事件の一報を受けた尾車親方は、「状況はまだ把握していないが、事実ならば裏切られた気持ち。ぶん殴ってやりたい」と怒りを爆発させていました。そして「世間の皆様にご迷惑をおかけして、申し訳ない。(事実ならば)若麒麟はまげを落とすことになる。私の処分は理事長にお任せしたい」と謝罪しました。
会見に同席していた九重親方も、「残念でなりません」と無念の表情を見せていました。更に武蔵川理事長も、国民と相撲ファンに向けて謝罪会見をしました。
相撲界の大麻事件といえば、若ノ鵬、露鵬、白露山の3人のロシア人力士による大麻問題が、昨年大騒ぎになりました。その時は相撲協会は3人を解雇処分、白露山の親方だった北の湖親方は責任を取って理事長を辞任するなどの大問題に発展しました。
年が明け、相撲界に復帰したいとゴネていた若ノ鵬も、協会側が退職金(協会名称:養老金)580万円を支払うことで納得し、やっとほとぼりが冷めかけた頃でした。(但し露鵬、白露山の兄弟は、徹底抗戦の構えで現在も協会側と係争中)。
今回の事件は、日本人力士としては初めての大麻取締法違反です。それによって、初場所の朝青龍の劇的な復活優勝で折角盛り返した相撲人気が、一気に冷や水を浴びせられた格好です。
ところで朝青龍といえば。千秋楽の「ガッツポーズ事件」で横綱審議委員会がクレームをつけ、武蔵川理事長が当人がモンゴルに帰っている頃合を見計らったように、高砂親方に注意をしました。大相撲におけるガッツポーズそのものの是非論と、協会の以前変わらぬ生ぬるい対応に、またぞろ批判が巻き起こるのかと思いきや。
今回の若麒麟の事件は、そんな問題がいっぺんに吹っ飛んでしまうほどの由々しき問題だと思われます。 (以下次回につづく)
(大場光太郎・記)
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