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どこまで続くぬかるみ政局ぞ !?(1)

 麻生現政権がどうしようもないことは、今や多くの国民の目にも明らかです。最近の世論調査の結果がそれを如実に示しています。先週末に実施された各社の調査では、内閣支持率が10%を割り込んで一ケタ台に突入したものまで現われました。あの森内閣以来のどうしようもない低さです。反比例して、不支持率は軒並み70%以上。
 国民の10人に1人の支持もない、10人のうち7人以上が不支持の内閣に、果してこれ以上の存在理由があるのでしょうか?

 そんな中、小泉元首相が久々に吼えました。13日は列島各地の広い範囲で春一番が吹き荒れましたが、その先触れのようだった小泉純一郎氏の、麻生太郎氏への批判の言葉に注目が集まりました。どろんと澱みがちだった永田町界隈に、時ならぬ春の嵐が吹いたかと。
 麻生首相の「郵政民営化に私は賛成ではなかった」発言が、よほど腹に据えかねたのか。「(麻生首相のさまざまな発言には)笑っちゃうくらい呆れている」。「衆議院の2/3再可決を使わなければならないほど、定額給付金が大事なものだとは思っていない」等々。元首相が現首相をここまでこき下ろすのは、極めて異例のことです。

 既に政界からの引退を表明しているものの、この停滞しきった政治状況を打破するのはやはり小泉純一郎しかいないとばかりに、各マスコミは「すわっ。政権打倒ののろしか ! 」と大々的に報道しました。しかしさすがに、4年前の郵政選挙時のご威光はだいぶ薄れたようで。水面下での動きは定かならぬものの、今のところ政局が一挙に流動化するのでは、という憶測どうりにはなっていないようです。
 『ものはためし』と、少し大きめな石を永田町池に投げ入れたけれども。その時はそれなりの波紋となって中の自民党魚の面々はにわかに色めき立っても、当面のボス魚である麻生太郎を皆で守り抜こうという大勢は変わらず、再び静かな池面になってしまいました。

 それに政界きっての千両役者たちによる、出来レース、お芝居のにおいまでしてきました。12日夜の森元首相の「知らない。うるさい。邪魔だどけ ! 」。何やら4年前の、例の「腐ったチーズ演出」が思い出されます。今回もまた、マスコミと国民を「腐りきった」自民党に再び目を向けさせるための、巧みな演出だったりして。主演:小泉純一郎、助演:森喜朗。
 とにかく政権維持のためなら、何でもやりますから。自由民主党は。

 そんな折り中川昭一財務相の、ローマにおけるG7後の記者会見での信じられない映像が飛び込んできました。見れば、ヘロヘロ、ロレロレ、目はトロン&ドロン、ウトウト…。口を開けばロレツが回らず、まるで酔っ払いのよう。
 同会見のもようは、日本国内のみならず広く全世界に配信されました。「KY(漢字読めない)首相」とともに、とんだ赤っ恥、国辱ものです。
 
 ご当人は「かぜ薬の飲みすぎで…」と弁解しているようです。専門の医師も、薬を過多に飲むと起こりえるという見解のようです。しかし中川氏は以前から、大酒のみなのは、関係者の間では有名な話です。一例をあげれば―。中川番の女性記者は、中川氏はしっちゅう酒くさいので、取材するのを嫌がっているとか。
 もし本当にかぜ薬の副作用だったとしても。そんなことを知らない、あの映像を見た世界中の多くの人は、「アナタ、オサケノノミスギデスネ !」。国益を損なうこと甚だしいものがあります。
 
 聞けば中川氏は、「東大の東大」と言われている東大法学部のご出身だそうじゃありませんか。衆に抜きん出た知性と教養をお持ちのお方のお振舞いとは、とても思われません。東大の地盤沈下は今に始まったことでもないけれど、これでさらに拍車がかかったんじゃありませんか?中川さん !  (以下次回につづく)

 (大場光太郎・記) 

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コメント

大場様 一言コメントさせていただきます。
 現内閣に対する国民の支持率が1割にも満たないという混迷を極める政治情況の真っ只中、全世界が注目するオバマ政権下の国務長官が最初の外遊先として日本を選び、本日来日しましたね。ヒラリーさんの初めての訪問先が日本になった理由については、これまでの日本軽視説を打ち消し、あらためて日米同盟の重要性をアピールするのが狙いとされているようです。アメリカの本音としてはもちろん中国を最重要視しているに決まっていますが、しかしそのためには子分である日本にスネられては困るので、仕方なくやって来たというのが正直なところでしょう。しかし、ここであらためて考えなければなりません。
こんなグニャグニャな日本政府であるにも拘わらず、それでもアメリカが日本を頼りにする理由は何かということです。
 私はこう思います。アメリカは「国家(政府)State」としての日本についてはあまりアテにはしていませんが、「民族Nation」としての日本には信頼を置いています。このことは、日本人の民族的感情に深く関わる「拉致問題」をオバマ氏はかなり重要視していることから、それとなく窺われるのです。
 日本という国は、小泉政権の国家、安倍政権の国家、福田政権の国家・・・と変転極まりないでしょう。しかし草の根である民族国家としての日本には、他のアジア諸国には見られない伝統に裏打ちされた精神的文化的インフラの基盤があり、それが信頼の基礎となっているのではないかと思っています。しかしそれもだんだん危うくなりつつありますが・・・。

投稿: くまさん | 2009年2月17日 (火) 00時04分

 くまさん様。まさに、ご高説のとおりかと存じます。米国の知性ある親日家の方々は以前から、我が国の「精神的文化的インフラの基盤」を大変高く評価してきましたよね。
 それはそれとして。私は現下の政治状況には、「呆れかえる」のを通り越して憤りを感じます。事は国民一人ひとりにとって、切実かつ深刻な問題ですから。それで今回は、つい過激な言説になってしまったかと思います。その段皆様には、ひらにご容赦いただきたいと存じます。
 なお貴説、またしかるべき時に公開させていただきます。ご了承ください。

投稿: 大場光太郎 | 2009年2月17日 (火) 02時04分

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