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「ユダヤにやられた」-田原発言

 今月8日(日)午前の、テレビ朝日討論番組『サンデープロジェクト』でのことです。司会の田原総一朗が、田中真紀子をゲストに呼んだコーナーの中で「田中(角栄)さんも結局ユダヤにやられた。お父さんもやられたように小沢さんもやられた」と語ったそうです。それが今ちょっとした騒動になっているようです。
 田原の同発言に、アメリカのロサンジェルスにあるユダヤ系人権団体の「サイモン・ウィーゼンタール・センター」が噛みついたというものです。「政治的スキャンダルをアメリカとユダヤのせいにする、日本の報道番組の司会者を糾弾する」と題した声明文をホームページ上で発表し、同センター副館長も「テレビ朝日はこのバカげた発言をただちに取り消し、田原総一朗氏とともに公式に謝罪する義務がある」などとコメントしたそうです。

 私自身は同番組を観ておりません。またサイモン・ウィーゼンタール・センターなる団体名も初めて耳にしました。しかし少し調べてみますと、同団体は過去にも立派な(?)圧力実績があったのです。
 ‘95年の「マルコポーロ事件」。ご記憶の方もおられるでしょう。文芸春秋社発刊の月刊誌『マルコポーロ』同年2月号の、「戦後世界史最大のタブー。ナチ『ガス室』はなかった」という記事に、猛然と噛みついたのも同団体だったのです。その時はどうなったか?結局同誌は、その号をもって廃刊。当時の社長と編集長は辞任に追い込まれました。恐るべき団体なのです。
 今回も、「テレ朝が何らかの謝罪の意志を示さなければ、大スポンサーからのCMが減るんじゃないか?」などという懸念の声も上がっているようです。

 ついでに申せば。日本の各新聞、各テレビ番組、月刊誌、週刊誌などは米国の某民間企業によって、委細もらさず隅々までチェックされています。この企業に出資しているのはユダヤ資本です。戦後間もなくの米国占領統治時代の検閲と似たり寄ったりのことが、実は今も行われているのです。おそらくサイモン・云々・センターも、そこから提供された情報をもとに今回のクレームとなったものと推測されます。

 さて田原総一朗の「田中さんもユダヤにやられた」発言は、例のロッキード事件を指しています。1976年2月同事件がアメリカ発で発覚した当初、時の田中首相は思わず「ユダヤにやられた ! 」と叫んだと言われています(当時秘書だった早坂茂三氏談)。
 そう叫んだのはなぜか?当時田中首相は、アメリカの意向などまるで無視して親アラブ政策を打ち出し、米国に頼らない独自の石油外交を展開しようとしていました。これがアメリカ(特にユダヤ資本が牛耳る米石油メジャー)の逆鱗に触れ、アメリカの情報リークと圧力によって失脚に追い込まれたと見られるのです。

 田原発言のみならず、今回の小沢秘書逮捕に関して政治的プロの間では、「米国の圧力説」という見方が当初からあったようです。例えばジャーナリストのベンジャミン・フルフォード氏は、「小沢氏の失脚で、結果的に誰が喜ぶのかといえばアメリカだ。対等な関係を主張する小沢民主党政権が誕生し、日米関係の見直しを強行されれば大ごとになる。“属国”の日本を手放したくない力が働いたとしても不思議ではない。今回の事件は、田中元首相が失脚したロッキード事件と構図が似ている」と言っています。
 「極東を防衛する米軍は第七艦隊だけで十分」などという、小沢代表の踏み込んだ発言が米国を刺激したとみられるのです。また小沢政権になった場合、(米国も)未曾有の金融危機に見舞われている中で、「要求どおりのカネは出せません」と言われて困るのも米国です。

 真相は分かりません。しかし私の感じでは大いにあり得ることだと思います。とにかく今回の事件は裏の裏がありそうです。「単なる“ユダヤ陰謀論”のたぐいだよ」と、笑って済まされる話ではないように思います。
 あくまで仮定ながら。米国の圧力→政権与党→東京地検→各マスコミ→民意の誘導→幻の政権交代→自公政権、官僚支配の続行→日本崩壊(または半永久的属国状態)。このような構図を想い描いてしまいます。万が一これが本当だとしたら?今回の捜査は、「不公平捜査」「国策捜査」などを越えた、ゾッとするような「暗黒捜査」との感を深くします。
 皆様は、この疑惑どうお感じでしょうか?
 (大場光太郎・記)

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コメント

お説のとおり、アメリカにとって日本は最大の「属国」です。
軍事面経済面において、pax americana(アメリカ一国による平和)を堅持して行くためには、日本にはどうあっても忠実な犬でいて貰わなければ困るわけです。この飼い主に少しでも歯向かう者はどうなるか。この小沢献金疑惑だけではなく、先の中川昭一騒動も実は・・・。そういえば昭一氏の父君一郎氏も脱アメリカ路線だったなあ・・・と、つい余計なことを考えてしまいますよね。

投稿: くまさん | 2009年3月14日 (土) 07時23分

 今の日本の実情を対岸から眺めて「筋書きどおり」と、一番「大笑い」しているのはアメリカである可能性は捨てきれませんね。そして中川昭一の一件も?検討に値します。
 とにかく「NO ! と言える日本 」でないと、真の独立国とは言えませんし、未来の展望も開けません。本文中では触れませんでしたが、アメリカそしてその「奥の院」のパワーは明らかに低下していると思います。「彼ら」の思惑どおりに事が運ぶのか?これだけの野党第一党党首バッシングの中で、有権者が果してどんな結論をくだすのか?私はまだ、希望を捨てていません。次の総選挙は、本当に国民の成熟度が試されますね。

投稿: 大場光太郎 | 2009年3月14日 (土) 12時48分

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