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不思議な子供たち(3)

 超能力を発揮する子供たち

 前回の「胎内記憶」を保持している子供たちも、一般的な社会通念では十分すぎるほどの「超能力者」ということが出来ます。しかしここでは、通常これまで超能力と呼ばれてきた、透視、透聴、物体遠隔移動などのいわゆるESP(Extra-sensory Perception)をいとも簡単に発揮してしまう子供たちの事例をご紹介してみたいと思います。

 ご存知の方もおいでかもしれませんが、七田眞(しちだ・まこと)という人がいます。この人はかなり以前から「七田チャイルドアカデミー」という0歳から6歳での子供たちを対象とした幼児教室を運営している人です。その七田氏の教育で従来の幼児教育と大きく違うのは、「右脳開発」を根本にすえているということです。
 通常私たち成人は「左脳(さのう)偏重」であり、本来「宝の山」である右脳(うのう)は大半が閉じられて機能出来ない状態です。しかしそのくらいの年令の幼児は違います。いつでも右脳使用OKの状態なのです。(ということは、幼児はこの世界を、大人たちとは違う把握の仕方をしているということです)。そこで右脳が本格的に開花するようにうまく誘導してあげると、いとも簡単に信じられないような能力を発揮してしまうのです。

 その実例を七田眞の著書の中から、ご紹介します。
(1)ある子供は、テレビを見ていて次にどうなるか、次の画面が見えると言って次々にその場面を当てたり、階下にいて二階でつけているテレビの画面を説明したりするなどの透視力を持っているということです。
(2)子供を同アカデミーに通わせているお母さんからの手紙では―
 ―この頃子供のESP能力が爆発的になりました。電池も入っておらず、リモコンも使わずにおもちゃの飛行機を「前に進め!」「止まれ!」と動かします。
 テレビも自分の思い一つで、つけたり消したりしています。

(3)次は「子供が母親の病気を」治してあげる話です。
 ある晩母親の腰が寝返りもうてないほど痛みがひどくなりました。そんな時、以前にも子供が痛みを治してくれたことを思い出しました。七田教室に行く電車の中で、子供に背を向けて「腰が痛いんだけど、どこかおかしい所ない?」と母親は聞きました。すると子供は、以外にも腰ではなく背中の上のある箇所をさわり、「ここが真っ黒になってる」といいました。
 そこで「ここは?」と腕を指して聞くと「肌色」と答えたので、「じゃあ、黒い所も同じように肌色にしてくれる?」と頼むと、手でゆっくり背中をなでて良くなるイメージをしているようでした。
 そのうち「だんだん黄土色みたいになってきた。大丈夫、ママ。絶対治るから」と子供は言いました。電車を下りるまで約20分でしたが、その間何度となく背中をなでて、「もう肌色になっているよ」といわれました。目的地に着き、降りるために席を立った時、つい先ほどでの腰の重さや痛みがすっかり消えているのがわかりました。
 (以上、七田眞『右脳で生きるコツ』・PHP出版、船井幸雄・七田眞『百匹目の猿現象は右脳から』・KKベストセラーズより)

 実はこれは七田アカデミーの子供たちだけに見られる能力ではありません。以前テレビで、中国やロシアの超能力少年少女のケースを紹介していましたが、一定の訓練を施してやれば、世界中の多くの子供たちが自然と発揮してしまう能力であるようです。
 そしてこの能力は、例えば我が国で言えば縄文人など、太古の人たちはごく自然に身につけていた「常能力」だったと言われています。しかしそれ以降の文明は、その能力を抑圧し封じ込める方向に進んでいきました。(但し現代でも、ネイティヴ・アメリカンやオーストラリアのアポリジィニなど「未開人?」には見られます。)
 
 これには種々の要因が考えられます。その一つは、ある特定の支配階級にとって、民衆が「超能力」を持つことはコントロール上大変不都合だったということです。そのかっこうの例として、ヨーロッパ中世における「魔女狩り」が上げられます。「魔女」に象徴されるように、「右脳的能力」は「女神の力」の一つです。父権的キリスト教会が弾圧し葬り続けてきたのは、実は女神の力だったのです。 (以下次回につづく)

 (大場光太郎・記) 

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