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春彼岸の入り

    をちこちで春風メールしてをりぬ   (拙句)

 春のお彼岸の入りの本日、関東をはじめ列島の広い範囲で晴天に恵まれたようです。当地でも、朝から大快晴の暖かい一日となりました。外に出てみても、街を吹き渡る風はそよ風といった趣きで心地よく、きのうまでの冷気をふくんだ風とは明らかに違います。きょう一日ばかりは、季節は早春からいよいよ本格的な春を迎えたか?と思われました。
 このぽかぽか陽気に誘われて、街はいつもより人が出ているようです。さすがにまだカラフルな春の装いとはいかないまでも、街の通りを大勢が行き交っていました。ニュースによれば本日はまた、黄砂に列島広く覆われたとのこと。しかし当地(厚木市)では、きょうのところはほとんど影響ありませんでした。

 近くの駐車場の土手で日を浴びて、土筆(つくし)がポツンポツンと芽を出しておりました。またとある畑の一隅には、ふきのとうは最早薹(とう)が立ちすぎて、代わって幾分小さいながら蕗(ふき)の葉が辺りいっぱいに広がって生えています。
 車で回っていると、とある家の庭先に少しクリーム色がかった白いコブシの花が満開で咲いていて、一瞬ハッとさせられたりします。『さて、桜は?』と、並木の一本の枝を振り仰ぐに、まだあるかないかよく分からないくらいの小さな蕾です。

 東京・横浜の今年の開花予想は、今月23日から25日頃なのでしょうか。きょうは17日、ちょうど一週間後くらいには咲き始めるわけです。『まだこんなに小さなツボミなのに?』。空が透けて見える桜の、横に伸びた黒い枝を見上げながら思います。本当に頼りないほど小さな蕾です。
 しかし分かりません。きょうのような暖かい日が続きでもすると、ちょっと見ぬ間に蕾は大きくふくらんで、ある日突然不意討ちのように「お待たせ !」とばかりにパッと咲いてしまうのですから。

 それにしても、桜の開花は年々早まっている印象です。確か10年以上前までは、当地では開花は4月上旬頃に固定していたように思います。それが今では、3月下旬の開花が当たり前になってしまいました。
 自然のサイクルの一つ一つに、甚大な影響を及ぼしている我ら人間の営為よ!といったところでしょうか。

 夕暮れ時、西の大山と丹沢の連なりに目を転じました。すると大晴天の西空を背景に、連山はおぼろに霞んでいました。そんなようすからも、『あヽ春なんだなあ』との想いを深く致します。

 (大場光太郎・記) 

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