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やったぞ ! 侍ジャパン !!

 日本時間24日午前10時過ぎ、WBC決勝戦が行われました。我が侍ジャパンが、宿敵・韓国を延長のすえ5-3で撃破し、至上命題だった連覇を見事達成しました。今回のこの連覇は本当に、スポーツ史に残る大偉業だと思います。

 私は決勝戦の前、準決勝のアメリカ戦を9-4と撃破した段階で、『これで日本は優勝出来るんじゃないの?』と思いました。野球発祥国・アメリカ相手に、日本は本当に強いゲーム運びをしていました。欲しい先取点を先に奪われても、怯まず恐れず。すぐさま同点とし、並びざますぐ抜き返す。そして後は、アメリカが追うのをあきらめざるを得ないほどどんどん引き離す。私は観戦していて、日本は本当に強くなったなと実感しました。
 私は知りませんでしたが、今回の日本の勝利が、国際試合でアメリカに勝った初めてのケースだそうです。戦後間もなくの頃の日米親善試合から始まり、コテンパンにやられ通しで「アメリカに追いつき、追い越せ」。以来苦節60年。今回の準決勝勝利は、「アメリカを追い越した」瞬間だったのではないだろうかと思いました。

 当初私はどちらかというと懐疑的でしたが、WBC監督・原辰徳。認識を改めなければなりません。さすがかつて高校野球で東海大相模を数々の栄冠に導いた名将・原貢(はら・みつぐ)の子息だけのことはあります。父親の指揮官としての能力のDNAをしっかり受け継いだということなのでしょう。
 特にアメリカ戦あたりから用い始めた、序盤でのヒットエンドラン作戦。戦況を冷静に把握し、状況突破のためには時として思い切った作戦も取る。また決勝戦で9回裏に韓国に同点に追いつかれても、何ら動揺するそぶりなし。緻密さと大胆さ。優れた指揮官ほどこの両方を兼ね備えていると思いますが、原監督には今回その片鱗を垣間見ました。

 原監督は巨人軍監督そして今回のWBC監督と、華のある立場で優秀な逸材が揃った戦いには、この上ない指揮官であることが今回証明されました。(いくら人材をキラ星の如く集めても、使い切れず「持ち腐れ」にしてしまう指揮官もいますから-誰とはいいません)。しかしおそらく、弱小へぼチームを一から作り上げて強くしていく、そういうタイプのリーダーではないようです。
 余談ながら、何でも私ごとに引きつけてしまいますが。原辰徳は、小学、中学時代と当厚木市に住んでいました。厚木市立南毛利(なんもうり)中学校から、相模原市に越して東海大相模高校へ進み、それからの活躍は皆様よくご存知のとおりです。

 やはり肝心な場面では、千両役者・イチローでした。前回も申しましたとおり、侍ジャパンは「イチローのチーム」です。重要な試合、重要な場面であるほど、イチローが打つか打たないかでは天と地ほどの差になってきます。また自身の今後にとっても、天地雲泥の分かれ道。そういうところで最高の結果を出せる。類い稀な強運とスター性を感じます。
 それが今回の決勝戦では、同点に追いつかれた10回表のツーアウト走者二、三塁の場面。粘りに粘って決勝2点タイムリー。これこそがイチローの真骨頂というものです。もしあの場面でイチローが打てていなかったら、ほぼ間違いなく韓国の勝利となっていたと思われます。

 またあの場面、一塁岩村の二盗により二、三塁になった段階では、セオリーなら先ず「世界のイチロー歩かせ」て、満塁にして次の中島と勝負だったでしょう。しかし韓国チームは逃げずに、あえてイチローと勝負した。ここに私は、韓国チーム全体の意地とプライドを感じました。
 イチローの前回の「韓国侮辱発言」は、向うのマスコミにも大きく取り上げられ、今回のチーム全員もイチローには期するものがあったでしょう。それゆえあそこは、イチローを何としても押さえて勝ちを掴みたかった。結果は裏目に出てしまった。しかし私は、キム監督はじめ韓国チームのあの決断を称えたいと思います。(キム監督は「ベンチの意志は敬遠。キャッチャーもそのサインを出したのに、ピッチャーが勝負した」と話していますが…)。とにかく韓国は今後とも、日本の脅威であり続けるのは間違いないでしょう。

 もう日本人プロ選手は、猫も杓子も「大リーグ、大リーグ」ではないですね。もう一度、日本プロ野球のレベルの高さを見直すべきだと思います。なにしろ、野球の最高峰を決するWBCで連覇ですから。
 大リーグのワールドシリーズの勝者は、真のワールドチャンピオンにあらず。むしろ日本シリーズチャンピオンチーム、またはその後のアジアシリーズチャンピオンチーム(日本シリーズを制したチームである可能性高い)こそが、真のワールドチャンピオンを名乗る資格があると思います。

 とにかく、この未曾有の大不況下、暗いニュースが多かっただけに、久しぶりの桜満開のような嬉しいビックニュースです。原監督、イチロー、城島健司、松坂大輔、岩隈久志、ダルビッシュ・有、小笠原道大、村田修一、青木宣親…。侍ジャパンの勇士たち。ありがとう。本当にお疲れ様。

 (大場光太郎・記)

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コメント

大場様も言われるとおり、WBCでの「侍ジャパン」の活躍は私たちに多くの希望と勇気を与えてくれましたね。正直のところ私も内心、今回の優勝はむづかしいのではないかと思っていました。しかし結果は本当に感動的な優勝で締めくくられました。
この勝利の要因について私なりに考えてみました。野球の専門的な話は、私には話す資格がありません。私がひとつ思ったのは、「”侍”ジャパン」というネーミングが成功したのではないか、ということでした。「星野ジャパン」でも「原ジャパン」でもない「”サムライ”ジャパン」として、選手一人ひとりが「侍」を自覚、意識したのではないか、そんな感じを受けたのです。日本男児がチームとして世界を相手に闘うとき、各人に勇気と責任感を奮い立たせる精神的な原動力となるのは、21世紀でもやはり「サムライ魂」なのでしょう。この傾向は日本人よりもむしろ、王監督や衣笠選手、ダルビッシュ選手のように純粋に日本を愛する人の方に多く見られるように感じるのは私だけでしょうか。
 ところで選手達に一つだけ注文があります。「サムライ」と言うのであれば、勝利に大喜びするだけではなく、実に勇敢に闘った韓国チームに対する敬意のパフォーマンスも見せてほしかった。真の武士であれば、惻隠の情というものを大切にするはずですから。

投稿: くまさん | 2009年3月26日 (木) 21時33分

 このたびの記事、私の感想を述べた上で公開させていただきます。なお申し訳ございませんが、諸般の事情により、今後他人様の寄稿を拝借して記事として公開するのは、月に2、3度くらいに制限させていただきます。
 上記の件、どうぞご了承ください。

投稿: 大場光太郎 | 2009年3月27日 (金) 01時32分

大場 様
了承いたしました。というより、コメントを記事として公開するしないの自由は、もとよりブログ管理者の専権事項ですから、私としましてはただ々々恐縮するばかりです。これまで大場様の寛容なお心につい甘えてしまい、コメントとしての許容範囲や節度を大きく逸脱してしまったこと、大変申し訳なく存じております。どうかお許しくださいますよう。

投稿: くまさん | 2009年3月27日 (金) 11時27分

くまさん様
 本日は午前中より遠出しており、ご返事遅くなり申し訳ございませんでした。つい先ほど帰り、真っ先にネットを開きました。
 私の勝手な申し出を快くご承知たまわり、まことにありがとうございます。今後とも、とりわけ秀逸なコメントなどは、先に申し述べた範囲で公開させていただくことがあろうかと存じます。くまさん様レベルになりますと、日々述べたいことも多くあろうかと思います。当ブログのコメントで不足の場合は、当初述べましたように、「くまさんブログ」の開設をお考えになられてはいかがでしょう?その際はもちろん、私が真っ先に読者になります。
 以上愚弟の勝手な言い分、平にご容赦くださいますよう。 

投稿: 大場光太郎 | 2009年3月27日 (金) 19時31分

大場 様
 ご趣旨はまことにご尤もであり、それが礼儀というものだと今更ながら痛感いたしております。
何時の日か私自身がブログを開いた暁には、ただちに大兄にご報告申し上げる所存です。これまでの非礼をお詫び申し上げるとともに、大兄のご厚意に心から感謝申し上げます。  くまさん 拝

投稿: くまさん | 2009年3月27日 (金) 22時00分

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