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三月尽(さんがつじん)

    不況風じわりじわじわ三月尽   (拙句)

 予報どおり、東京の桜がお彼岸の中日過ぎに開花しました。当地(厚木市)の桜もそれから少し遅れて開花したものの、その後ははだ寒い日々が続き、思ったほど開花は進んでいないようです。
 確か例年なら一旦開花すると、後はあっという間に5、6分咲き、気がついてみると大満開。そこまで一週間くらいしかかからなかったのではないかと思います。なのに今年は。
 桜の木個体や植えられている場所などから、同じ地域でありながら微妙に開花時期に影響するものなのか、中には見たところ5、6分咲きくらいと思しき桜もたまにはあります。しかし当市の平均的な桜あるいは桜並木の咲き具合は、まだ1、2分咲きくらいといったところです。

 しかしその分、今年は長く桜が楽しめるというものです。パッと咲いてパッと散華する。そこにこそ古来からの「もののあはれ」や「潔さ」という観念が生まれる素地があるとは言いつつも。何せ満開に近い頃からの桜の見頃は、1年365日のうちのたった数日くらいと、極めて短いのですから。
 出来れば一日も長く咲いていて欲しい、というのが人情と言うものです。

 桜など悠長に一々眺めてもいられないほど、今日本社会は大変な経済状況の真っ只中です。直前4半期GDPの先進国最悪の落ち込み。過去何十年ぶりという一部上場企業の倒産件数。完全失業率に見られる雇用情勢の更なる悪化。株価の低迷…。
 私のような弱小自営業者において、その深刻さは日々痛いほど実感させられます。時に、何やら世の中全体からじわじわと真綿で首を絞められていくような、得体の知れない不気味さを実感することがあります。『いや違う。そんなことは決して無い ! 』。打ち消し打ち消し日々を送っている今日この頃です。

 当ブログでこれまで何度も述べてきましたとおり、昭和初期の状況と酷似したこんな状況には、国のトップリーダー(つまり宰相たる内閣総理大臣)による明るく展望のきく国家ビジョン、発足間もないオバマ政権のような迅速かつ大胆な政策実行力などが不可欠のはずです。
 なのに麻生総理ときたら、「解散より景気対策」と体のいいことをおっしゃりながら、何ら有効な政策を実行するでなし。それでいて、敵である民主党・小沢代表が今世論の批判を全面に受けていることをいいことに、ここのところすっかり自信回復基調。国民にとっては、何ともありがた迷惑な話です。

 当ブログ、おかげ様で今月も順調に推移しました。『おくりびと』シリーズ今もって好評です。特にくまさん様の『おくりびと・感想』は、検索アクセスランキングの1位を占めることがけっこう多いようです。そもそも米アカデミー賞受賞前、何か感じるものがあって記事として取り上げたのに、私自身は諸事・雑事に追われ同映画まだ観ておりません。
 漏れ聞くところでは、何と気の早いことに『おくりびと』DVDが4月中旬にはもう発売されるとか。いやはや。いくら何でもそれまでには映画を観ておかないことには、かっこうがつきません。
 また『天地人』シリーズも毎回好評です。時に辛辣な批評も致しますが、その点では「天地人様々」といったところです。それから今月は、侍ジャパンのWBC連覇も、暗い世相を吹っ飛ばすような爽快な出来事でした。但し当ブログ検索の推移で見る限り、一過性のブームだったようですが。

 4月上旬つまり今週末には、海の向うではなく、日本でいよいよプロ野球が開幕します。年々下火になるプロ野球人気、WBC連覇を受けて今年はどうなのでしょう。
 それより何より、4月は私の誕生月でもあります。下旬に近い中旬のある日が来ると、私はいよいよ50代におさらばして、華の(?)「アラカン(アラウンド還暦)」。いえそんなシャレたことではなくズバリ60歳を迎えます。いざ実際迎えてみてどんな心持ちなのか、その率直な感想などまた記事にしていければと考えております。
 来月も当ブログ、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 (大場光太郎・記)

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