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新型インフルエンザ・考(1)

 既にご存知のとおり、ついに日本で初めての新型インフルエンザ感染者が出てしまいました。これで世界29ヵ国にまで感染が広がり、世界中の感染者数は約3,450人。死者数はメキシコで45人、アメリカで2人、そしてつい最近カナダでも30代女性の死亡が確認され合計48人。

 つい何週間前にメキシコで豚インフルエンザ感染者の存在が報道されてから、豚から人への感染段階を軽く越えて、人から人への感染段階に移ると共に名称も新型インフルエンザと変更されました。そして短時日のうちにこれほどの規模にまで拡大してしまったわけです。
 4月28日のWHO(世界保健機構)の発表により、現在の段階は「ヒト-ヒト感染が効率的に起こるようになった状態」の「フェーズ4」。同日のWHOの同日の見解では、フェーズ4はパンデミックの可能性が高まったことを示唆するが、パンデミック(フェーズ6)が回避不可能なものであると示すものではないとしています。(この項「厚生労働省HP」より)

 昨年初頭NHKが、「パンデミック(世界的大流行)」の極限に到った場合の怖ろしい国内状況を、フィクション(ドラマ)を交えて2夜にわたって特集していました。その時想定されていたのは、鳥インフルエンザのケースでしたが、今回は果してどこまで広がり続けるものなのでしょう。
 何やら、中世のヨーロッパを恐怖のどん底に陥れた「ペスト(黒死病)の大流行」のような、得体の知れない不気味さを感じないでもありません。

 いずれにしても今回の新型インフルエンザウイルスがどのようなメカニズムで発生し、ブタ-ヒト、ヒト-ヒトへとかくも急速に広がるものなのか、私にはよく分かりません。そこで以下からは、私の独断と偏見に基づいた考えを述べてみたいと思います。
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 1990年代のイギリスで発症した狂牛病から始まって、鯉ヘルペス、鳥インフルエンザ、そして今回の新型(豚)インフルエンザ…。一体今自然界で何が起きているのでしょう?
 そう考えて私は、数年前ちょっとしたニュースになったある出来事を思い出しました。ご記憶の方もおありかもしれませんが、新潟、山形などで「スギヒラタケ」というキノコを食べた何人かの人が死亡したという出来事です。
 先刻ご承知のとおり、私も山形県の出身です。スギヒラタケならよく知っています。それどころか、私自身子供の頃、秋も深まると学校が終わって家に帰ってから、近くの山に分け入ってよくキノコ採りをしていました。
 
 私の地方では、スギヒラタケは「スギワカエ」と呼ばれていました。スギワカエももちろんたくさん採っていました。名前のとおり、杉の根元や幹の部分に生えている白いキノコです。おみおつけに具として入れて食べるとなかなか美味なのです。当時は当家のみならず、私の地方ではどの家でも採ったり食べたりしていたと思いますが、昭和30年代当時(から報道されるまで)あのような優良なキノコを食べて死ぬなど、誰一人想像すらしていていなかったと思います。
 しかし、それを食べて死亡した事例が現実に起きたわけです。今本当に動植物界で何が起きているのでしょう? (以下次回につづく)

 
 (大場光太郎・記) 

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