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鷹桜同窓会報(1)

 私の母校・山形県立長井高等学校から、年1、2回くらいで『鷹桜(ようおう)同窓会報』というのが送付されてきます。(それに年会費納入用の、母校宛の郵便払込用紙がさりげなく同封されているのです。)

 この会報名称の「桜」は言うまでもないとして。「鷹」はお分かりにくいのではないでしょうか。NHKの今年の大河ドラマの『天地人』の上杉藩は、関ヶ原の戦いで豊臣方に味方したため、戦後徳川家康によって会津から大きく減封されて米沢に移ってきました。(お家断絶とならなかったところに、直江兼続の並々ならぬ手腕があったわけです)。以来江戸末期まで、母校のある長井市もわが町・宮内町も広く置賜(おいたま)地方、上杉領内でした。そして「鷹」とは、上杉家中興の祖と讃えられ名君の誉れ高い、上杉鷹山(うえすぎ・ようざん)公(1751年~1822年)からとったものと思われます。
 上杉鷹山は、かのケネディ大統領が理想的な政治家として激賞しました。ことほどさように大偉人は、後世に直接的、間接的に影響を及ぼすものなのでしょう。
 
 会報は広げるとA3版の大きさ、半分にたたむとA4版でその大きさでファイル保存できるよう、予め2つ穴が開けられています。
 つい最近の会報は、全16ページ。第一面は型どおり会報の大きな見出し。中間に生徒による模擬授業風景、地区総体での柔道の試合や野外授業など4枚の写真。最下段は、同窓会事務局某氏(平成6年卒)の「巻頭言」が述べられています。タイトルは『成功哲学』。「もし、あなたが破れると考えるなら あなたは破れる」で始まる、ナポレオン・ヒルの有名な詩を引用しながら、後段で自説を短く述べています。

 次の見開きページは、同窓会長と現校長の挨拶文。2名の恩師の回想。それぞれ顔写真入りの記事となっています。後は同窓会会計決算の報告、各学年同窓会の報告、昭和20年代卒業の人の特別寄稿、それ以降の卒業生による寄稿文、各支部短信などなど。
 その中で今回は、会報の後の方に出てくる2つの記事について、その概要を2回にわたってご紹介してみたいと思います。
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 今回は「2008年入試結果をふり返って」という記事についてです。
 平成20年のセンター試験志願者は、全国で54,3万人と昨年から1万人ほど減少したとのこと。母校からはこの“全国大会”に184名中182名が挑んだそうです。全国的には文系型で580,4点(昨年比+14,3点)、理系型で607,2点(同+21,3点)と平均点が上昇したものの、母校生徒は理数系科目を中心に伸びず苦戦したもよう。しかし最後まであきらめることなく粘り、個別(2次)試験に挑み、右表のような合格実績を上げることができた、と表を掲げて説明しています。 (表は省略)

 (同記事をもう少し続けます)。現役生では、5年ぶりに東京大へ合格(この年置賜で唯一)したのをはじめ、東北大8名、北海道大2名、名古屋大、東京外語大、筑波大等(各1名)の難関国立大や、慶應義塾大2名、早稲田大3名、明治大5名、同志社大1名、立命館大3名等の首都圏、関西圏難関私大にも多くの合格者を輩出しました。短大や専門学校への進学、公務員・民間への就職を含め、それぞれが目標とする進路希望の実現を果たしました。
 既卒生の活躍も特筆すべきものがあります。超難関とされる東北大、山形大などの医学部医学科へ4名、また東北大・法や金沢大・人間社会など幾多の苦難を乗り越えて掴み取った栄光を喜びとともに母校に届けてくれました。 (以下省略)

 数年ぶりで1名の東大合格者というあたりに、東北の一進学校の事情が覗われます。母校で何といっても多いのは、地元の山形大への進学です。この年は28人だったようです。また北海道大進学の先鞭をつけたのは、私と同学年だったF君でした。それまで北大希望者はいませんでした。それが2年生時の北海道への修学旅行でF君、すっかり大感激。その上北大構内の「少年よ大志を抱け」のクラーク像にも本式にまいってしまって、一途に北大目指してストレート合格。以来後輩が続き出したようです。
 昭和40年前半当時の私らの頃は、名門国立、私立はともにちょぼちょぼ。今のように多くはありませんでした。これはその後の母校の自助努力と、何よりも後輩たちの精進努力の賜物と、出来の悪かった先輩(この私です)としては少し誇らしい気分です。

 (大場光太郎・記)

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