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2つのビックな会見(1)

 小室哲哉の会見

 5月11日(月)は、午前と午後にそれぞれビックな会見が行われました。一つは、著作権譲渡をめぐり5億円の詐欺罪に問われた音楽プロデューサー・小室哲哉被告(50)の会見でした。夕方もう一つの会見(民主党小沢代表辞任会見)がなければ、同日の新聞、テレビのトップニュースは間違いなく、この小室会見だったと思います。

 同判決公判が同11日、大阪地裁(杉田宗久裁判長)で開かれ、「懲役3年、執行猶予5年」の有罪判決が言い渡されたことを受けての、小室被告の会見です。実刑を免れた小室被告は、被害者(兵庫県芦屋市会社社長-48)に謝罪、支援者らへの感謝を表すと共に、「一から出直したい」と、今後の活動への意欲を示しました。その姿からは、一世を風靡したかつての栄光の面影はなく、面やつれし憔悴した感じが見てとられました。

 当ブログは昨年11月4日の逮捕時、直後に『小室哲哉逮捕に思うこと』という記事を公開しました。一代の寵児だった小室の逮捕劇とあって、やはり関心が高く、結果当時としては当ブログ過去最高である当日訪問者数120人を記録しました。
 余談ながら。同記事に、その関連でたまたま名前を出した堀江貴文・元ライブドア社長での検索が、小室本人を上回っていたのにはびっくりしました。
 
 以来半年余。判決は、量刑を後回しにし、理由が朗読される異例のものだったようです。その中で杉田裁判長は、小室の放漫な生活を指摘し、「ずる賢く,経緯や動機に酌むべき事情はない」と断罪しました。小室被告は、厳しい言葉に「間違いなく実刑だろうと思った」が、執行猶予が与えられた瞬間思わず涙が流れたそうです。
 実際被害が1億円を超える詐欺事件で、執行猶予が付くのは稀であるようです。検察側の求刑は5年。今回の判決では、エイベックス・グループ・ホールディングスの松浦勝人社長(44)が肩代わりし、利息を含む6億4,800万円を被害者に弁済したことがやはり評価されたようです。
 しかし「懲役3年、執行猶予5年」は、詐欺罪での執行猶予付きの懲役期間としては最長のものであり、裁判所としても同被告の犯罪性をいかに重く見ていたかが伺われる判決となりました。(それ以上の懲役期間となると、もう執行猶予は付けられないということ。)

 ともかくも、執行猶予を勝ち取った現在の小室哲哉は、妻のKEIKO(36)と共に、エイベックスの千葉龍平副社長(45)の自宅に“居候”しているとのこと。小室被告は、松浦氏や千葉氏に深く感謝し、音楽での「恩返し」を誓っていました。
 心底前非を悔い、地に足着いた地道な音楽活動に、今後徹し切れるのか―。会見ではさらに多額の借金があることも認め、「一生懸命誠心誠意返していきたい」と語ったようですが、まだまだ厳しい前途が予想されそうです。

 (大場光太郎・記)

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