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梅雨だより

   紫陽花(あじさい)の夢はつかの間午後の街   (拙句)

 6月10日気象庁は、「関東甲信地方は、梅雨入りしたとみられる」と発表しました。両地方の例年の梅雨入りの平均は6月8日らしいですから、2日ほど遅かったわけです。
 ちなみに昨年は5月29日とだいぶ早い梅雨入りでした。そういえば昨年は、当ブログでしょっちゅう記事にしましたとおり、3月から5月にかけてやたら雨の多い年でした。
 今年は昨年とはうって変わって、3月から5月中旬までは通常の穏やかな気候で、おかげ様で麗しい春の季節を十分堪能できました。しかし先月下旬から空模様が一変し、連日『もう梅雨の走りか?』と思われるようなぐづついた天気が続きました。そのため私は、今年はとうに梅雨入りしていた感じがしていました。

 梅雨入り翌日の本日は、空に雲が多く占めるものの、けっこう薄日が射すまあまあ「晴れ」といってもいいような一日となりました。
 そんな午後2時過ぎ、当厚木市内のある役所に向いました。246号線からそれてすぐの道沿い。右手に二階建ての広いテナントビルがあります。何ヶ月か「テナント募集」のもぬけの空状態だったのです。そのビルの一階で引越しが始まっています。見ると「民主党」ののぼりが建物の何ヶ所かに立てられています。『おっ。いよいよ臨戦体制か?』
 実はこの建物、昨年晩秋頃まで同じ民主党候補の選挙事務所だったのです。しかし自民党秋の総裁選で、「選挙に勝てる顔」として選ばれたはずの麻生太郎が、例によって解散先延ばし戦術で。資金的に苦しくなったのか別の所に移転していて、どう転んでも3ヶ月以内には総選挙が実施される今、同じ所にまた戻ってきたようなのです。

 車が渋滞気味なので、そこのようすを見るともなしに見ていました。建物内外でスタッフが、荷物運びなどで出たり入ったり忙しく立ち働いています。と、候補者のGが隣の車修理工場への挨拶を終え、今度は道の向かい側の某不動産会社に挨拶に行こうと道をまたいでいきます。(同社は私の顧客でもあります。)
 候補者Gは、これまで何度も本厚木駅頭で見かけました。まだ30代、例の郵政選挙の際は直接握手もしましたし、立会い演説も聞きました。名門厚木高校卒業後東大法学部に進み某省出身という割にはインテリっぽくなく、見るからにバイタリティ溢れ「何かやってくれそう」な感じです。

 市内のご年配の某司法書士は厚高出身、ご子息も厚高でGと同級生だったとかで、前回は事務所入り口にポスターを貼っていたりしました。前回はあんな具合で、直前の父の死により自民党から立候補した同世代の世襲議員(3代目)のKに大差で敗れました。
 今度はどうなのか、捲土重来となるのかどうか。もし当選でもしたら、ここの事務所内から各局の選挙特番で、Gの喜びの第一声が全国のお茶の間に流されることになるのでしょう。さて、どうなることやら。

 (途中別の所に立ち寄り)向った役所は、神奈川県の厚木南合同庁舎です。午後3時少し前に同庁舎に着きました。いつもの習慣で、広い玄関手前に車を停めます。本来そこは停車してはいけない場所なのですが、先の駐車場まで行くのが億劫で『どうせ十数分以内には戻ってきますから…』と、ついここに停めてしまうのです。
 停めた車のすぐ際から、庁舎壁面までの1、8mくらいの奥行き(幅3mほど)に、ちょっとした植え込みがあります。そこには「オカメザサ」―と小さな表示プレートがあります―が植えられています。「笹」とはいっても、いたって小ぶりで、葉も竹の葉をもっと小さくしたような感じです。それがせいぜい40cmほどの高さで一面びっしり植え込まれているのです。
 そしてその奥の一角(庁舎壁面際)に、紫陽花(あじさい)の一塊りが見られます。

 ここの紫陽花の花の色が、私にぴったりの色なのです。一言で紫陽花とはいっても、俗に「七変化」とも言われるとおり、植えられた土壌の酸性度の強弱により青紫から赤紫までいかようにでも花の色が変わります。(昨年知ったことには、それまでの私の思い込みとは裏腹に、青紫系の方が酸性度が強い)。私はどちらかというと赤紫よりも、青紫というのか水色というのか、そちらの寒色系の紫陽花を好みます。
 この庁舎内の紫陽花がまさにぴったりその色なのです。こんもり丸い一花も、株全体の花々も、すっきりした青紫(水色)の純色です。そこで私はこの季節にここに来ると、着いて車から降りる時に、一瞥、二瞥(というのも、いつも慌しく庁舎内に駆け込みますので)、庁舎内での所用を終えて車に乗り込んで一服しながら、今度はじっくり見るのを常としています。

 (大場光太郎・記)

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