« 皆既日食 | トップページ | 我が懐かしのS&G »

雨大暑

   作物に人によろしき雨大暑   (拙句)

 本日23日は二十四節気の一つの「大暑」です。
 去年は1日早い22日が大暑で、やはり『大暑』という記事にしました。それを読み返してみますと、去年はその前の週末に梅雨明けし、それから22日までの3日間ほどそこそこ暑かったようです。同記事では暑さが更に増幅するような、「暑さを表現する季語」をズラッと並べたり、気象庁の「暑い夏を表現する用語」を紹介しました。

 暑さが最も厳しい時期とされる大暑ながら、日本列島の広い範囲できょうも曇りや雨模様となり、西日本では梅雨明けのめどさえ立たないなど、すっきりしない一日となりました。
 思えば、今年の関東甲信地方の梅雨明けが発表されたのは14日のことでした。その後確かに3日ほどは真夏らしく連日30℃を越える暑い日が続いたものの…。その後はずっと曇ったり雨が降ったりの、ぐづついた日が続いています。当厚木市でも本日は朝から雨がちで、昼過ぎに一時ぶんまくような激しい雨さえ降りました。

 私はこのぐづついた天気から、何日か前から『関東地方の梅雨明け発表は少し早すぎたんじゃないの?』と思っておりました。きょうの昼のあるテレビ番組で、この天気について特集していました。その中で知ったことには、この疑問は私だけではないらしく、気象庁には「いったいどうなってるの?いっそ(関東甲信地方の)梅雨明けを取り消したらどうか」というような問い合わせが、けっこう多く寄せられているそうです。
 その番組専属の気象予報士によると―。(気象庁が関東甲信地方の梅雨明けを発表した)14日の日本列島の天気図では、太平洋上の高気圧が強まり、関東甲信地方をすっぽりその勢力圏内におさめ、なおかつ列島広く包み込み、梅雨前線は南は中国大陸の方、北は北海道の海上に分断されてしまっていた。これは典型的な夏型の気圧配置で、この状態では関東甲信地方に梅雨前線が下りてくることはもうないだろう。ただ関西など西日本は高気圧の周縁部にあたり、まだ予断を許さない。それで西日本に先駆けて、関東甲信地方の梅雨明け発表となったもようです。

 しかし何のいたずらか、真夏をもたらす太平洋高気圧はその後勢力を弱め、列島から大きく後退し、代わって分断されていた梅雨前線が再びつながって活発化していることが、現在の戻り梅雨のような状態をもたらしている、ということのようです。
 過去にも1993年、2005年が今年と似たような年だったようです。そして両年とも冷夏傾向で、特に1993年は昔なら大冷害、大凶作といっていいほどで、ご記憶の方も多いことでしょうが国内の備蓄米が底をつき、タイ米などを急遽輸入して何とかしのいだ年でもありました。

 ということは、今年は例年の猛暑による熱中症の急増などはあまり心配しなくてもいいのかもしれません。その代わり、21日中国地方特に山口県を襲った集中豪雨被害のようなことが多くなるかもしれません。
 私は気象庁は潔く誤りを認めて、関東甲信地方の梅雨明けを取り消すべきだと思います。しかし、お役所における「メンツ意識」はなかなかのもの。そう簡単に取り下げはしないでしょう。ただその代わり、例年その年の梅雨の状況を9月末頃見直して、その時点で改めて梅雨入り、梅雨明けを確定する仕組みのようです。
 なお同予報士の見立てでは、今のこの状態は今月30日くらいまでで、それ以降本当の梅雨明けとなるでしょう、ということでした。

 (大場光太郎・記)

|

« 皆既日食 | トップページ | 我が懐かしのS&G »

身辺雑記」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 皆既日食 | トップページ | 我が懐かしのS&G »