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面白くなってきたぞ。ペナントレース !

 以前の私は大のプロ野球ファンでした。開幕前のオープン戦からペナントレース終了後の日本シリーズまで、ほとんどの試合中継を見て、なおかつ深夜のプロ野球ニュースをはしごするほど。ペナントレースが白熱してくると、自分で先の結果を予測してその場合の各チームの勝率やゲーム差などを計算するほどでした。
 しかしいつの頃からか、プロ野球に対する思い込みが徐々に失せていきました。ですからここ数年は開幕戦だけ見て、後は両リーグで導入されたプレーオフ、そして日本シリーズだけ見て「はい。今年はこれでおしまい」となっていました。
 今年は開幕戦すら見ていません。たまたまテレビをつけた時、どこかの局で野球中継をやっていれば、10~15分程度見るくらいです。

 どうしてこうなってしまったのでしょう?私の場合やはり、イチロー、松井秀喜、松坂大輔といった超一流プレーヤーが我も我もと米国大リーグに移ってしまったことが一番大きいと思います。とにかくそれによって著しく国内プロ野球への興味がそがれたことは間違いありません。
 プロ野球ファンにとって原因はそればかりではないと思いますが、やはりここ数年の「プロ野球離れ」は深刻なようです。実際ここ何年かの各球団の観客数、テレビの野球中継の視聴率低迷など、プロ野球人気凋落は目を覆うものがあるようです。それは球界の盟主・読売巨人軍とて同じことで、巨人軍のキー局である日本テレビでも恒常的な10%以下の視聴率に、年々巨人戦中継を減らしているのが実情です。

 思えば長嶋・王の巨人軍V9の、昭和40年代がプロ野球全盛期でした。それからすると現状はまさに隔世の感があります。再びプロ野球人気を復活させるにはどうすべきか?これはプロ野球機構、各球団に智恵をしぼってもらうとして―。

 今年のベナントレース。これまでの前半戦、特にセリーグにおいては、WBC優勝監督である原辰徳率いる巨人軍が開幕ダッシュに成功し、何やらぶっちぎり独走の勢いで。常日頃申し上げておりますとおり、“アンチ巨人”の私などは『何だよ。つまんねえな』と更に興味をなくしておりました。(毎度のことながら“巨人ファン”の皆様、申し訳ございません。何せ私のアンチ巨人は、子供の頃からの筋金入りなもので。平にご容赦ください。)

 しかし球宴(オールスターゲーム)前の今現在、巨人独走がだいぶ怪しくなってきたようです。ために俄然『面白くなってきたぞ ! 』という状況なのです。
 先ず巨人の一番打者として首位打者争いをし打線を引っ張ってきた、若い坂本が調子を崩し始めたこと。これは過日の中日戦で執拗なインコース攻めにあい、フォームを崩されたことが大きな要因だと思われますが、それを見た各チームスコアラーがそこに坂本攻略法を見出したことも大きいと思います。その上坂本は、腰痛を訴え20日の横浜戦を欠場しました。正捕手の阿部、ストッパーの豊田も腰痛で欠場と、主力の故障が相次いでいます。

 巨人が明らかに下降気味なのに対して、中日がぐんぐんチーム状態を上げてきています。同日中日は広島に逆転勝ちし、これで6連勝。ついに巨人に2.5ゲーム差まで詰め寄ってきました。巨人のみならずどのチームも暑い夏場は投打とも戦力がダウンするものですが、中日は逆に「昇り竜」の勢いです。
 思えば中日の落合監督は、開幕ダッシュに成功した巨人に対して、「巨人は夏場以後必ず落ちてくる」と冷静に分析し、中日らしい粘っこい野球を続けてきました。
 実際落合監督は、巨人に8ゲームもの大差をつけられ5位に低迷していた5月でも、「巨人を追いかけられるのはうちだけ。ここから始まると考えればいい。追いかけますよ」と言い切っていたといいます。「ただの強がり」と取材陣などは相手にしなかったものの、親しい関係者には自信満々で次のように言っていたとか。 「何のために、あれだけの(春季)キャンプをやってると思ってんのよ。シーズン中盤、終盤にかけて、必ずあのキャンプが生きてくるから。まあ見ていなさいよ。」
 事実交流戦以後の中日は17勝5敗。特に7月に入ってからのチーム防御率、チーム打率ともライバルの巨人を上回っています。

 昨年何かの記事のある人とのコメント交換で、たまたま次期WBC監督は誰がいいか?という話になりました。私は真っ先に落合監督を推しました。(但し、楽天の野村監督がもう少し若ければ、そちらが優先ということで。)
 私は3度の三冠王に輝いた現役時代からの落合博満ファンなのです。「オレ流」。あんな個性的な名選手は今の球界にはおりません。それに星野仙一が監督でも低迷し続けた中日を、短期間でリーグ優勝、日本一に導いた監督としての手腕、頭脳は並みではありません。ハッキリ申し上げて、監督としての力量は、WBC優勝の原監督より上だと今でも思っています。球宴開け後、中日が巨人に追いつき追い越すのはもう時間の問題だと思います。
 阪神タイガースが5位と元気がないのは意外でした。やはり阪神が優勝争いに加わってくれないと、セリーグはもう一つ盛り上がりません。

 最後に、パリーグについて簡単に―。
 やはりダルビッシュ・有という、絶対的エースを擁する北海道日本ハムは強い ! それに引き換え、我がひいきチームの東北楽天は現在4位。球団は野村監督とは来期以降の契約更新はしない方針とのこと。楽天の懸案はやはり投手陣です。そこで岩隈以下先発投手の駒を揃えて、マー君こと田中将大を思い切ってストッパーとしてフル回転させれば、あるいは…。でもそれでは将来の日本球界のエース候補が潰れてしまいそうだし…。
 どうせなら、日本シリーズは中日vs楽天つまり落合vs野村で。そんな奇跡的な対決が実現すれば、超オモシロイんだけど。

 (大場光太郎・記)

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