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やっと解散総選挙 !?

 政府与党は13日昼、首相官邸で麻生首相らが出席して幹部協議会を開き、衆議院選挙を「8月18日公示、同30日投開票」とする方向で合意しました。そのため7月21日にも衆院を解散する見通しです。

 12日の都議選の自民党の歴史的敗北により、政局は最大の山場を迎え、麻生首相は解散を決断するのか、それとも敗北の責任を取って退陣するのか。そのどちらを選択するのか注目されていました。
 しかし自らが連日のように都議選の応援に駆けつけていながら、「国政と解散は今回の都議選とは関係しない」とうそぶく、常人とはかなり違う神経の持ち主である麻生首相の辞書に「退陣」の文字はないのか、ついに解散に打って出る決断をなさったようです。

 しかしこれは都議選の敗北により一気に高まるであろう「麻生おろし」を封じ込める狙いによるものであり、あまりにも遅い解散の決断だったと思わざるを得ません。そのためある野党の幹部からは、「国民に追い込まれ解散」「野垂れ死に解散」だなどと揶揄的にコメントされていました。
 
 都議選同様大躍進が予想される民主党としては、支持率が低く国民から毛嫌いされている麻生首相の下で総選挙を戦いたいわけです。そのため同13日午後衆院に麻生内閣不信任決議案を、参院に同問責決議案をそれぞれ提出しました。自民党が不信任案を否決させれば、それは即麻生首相への信任の表明となり「麻生おろし」は大義名分を失い、嫌でも麻生首相の下で総選挙を闘わざるを得なくなるからです。

 それにしても、民主党の岡田幹事長が言ったように「なぜ7月21日解散なのか。どうして今直ちに解散出来ないのか」と思ってしまいます。しかし当初は首相自身は直ちに解散することが念頭にあったものの、都議選直後の選挙では自民党が持たないという幹部たちの声、同じく8月末くらいの投票なら何とかオーケーとする公明党への配慮から、先の解散時期を事前に発表するという前例のないことになったようです。

 例えば麻生首相の祖父である、戦後の名宰相・吉田茂には、有名な「バカヤロー解散」がありました。その結果迎えた総選挙で吉田は大敗し、辛うじて少数与党とはなったものの以後吉田の影響力は低下し、後の退陣につながっていくことになりました。
 祖父の吉田茂とは、政治家としての力量に雲泥の差がある麻生太郎の今回の解散は、その例にならって言えば誰かが言ったとおり、「破れかぶれ解散」「自爆テロ解散」とでもなるのでしょうか。
 とにかく投票日までの今後1ヶ月半、麻生自民党がどんな手を使ったとしても、都議選同様の結果となり、第一党の座、政権与党の座から転落するのは必至と思われます。

 一つ気がかりなのは―。麻生さん、本当に7月21日解散してくれるんですよね?それまで1週間、短いようでけっこう長いです。政界は一寸先は闇、何が起きるか分かりません。この間気がついたら、「やっぱり麻生の下では選挙は戦えない」とばかりに、首相の座から引きずり落とされていたなどということはないですよね?

 (大場光太郎・記)

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