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薬物汚染の拡がりを憂う(7)

 拘留を延長しての連日の取調べにも、なかなか肝心の自供をせずしぶとかった酒井法子容疑者(38)でした。しかし遂に観念したのか、「去年夏前から吸っていました」と新供述を始めているようです。
 何しろ尿検査はシロ、それに代わる毛髪検査ではかろうじて覚せい剤の陽性反応が認められたものの、これでは時期をはっきり特定出来る確たる証拠とはなり得ず。拘留延長の切れる今月28日、証拠不十分で不起訴釈放かとも見られていました。

 しかしこんなおかしなことはないわけです。夫・高相祐一(41)は21日、覚せい剤の所持・使用で既に起訴されました。その高相被告が、「妻も数年前から一緒に吸っていた」「先月の日食で奄美大島に行った時も、妻と一緒に使用した」などと具体的に供述しているのに、酒井の方は不起訴だなんて。
 
 その後次々に明らかになった事実から、数日の消息不明期間それを手助けしていたのは、酒井の継母の知り合いの建設会社社長その兄で元弁護士などであったことが判明しました。これらの関係者の連係プレーによって、酒井は山梨県身延町、東大和市、箱根の別荘などに潜伏していたのです。
 その期間は、尿から覚せい剤使用の陽性反応を消すための「逃亡期間」だったことは明らかですし、毛髪も検査されることを折り込み済みで逃走中髪の毛も短く切ったというし。

 何もかも計算づくだったわけです。なのにもし証拠不十分で不起訴などとなれば、それこそ「逃げ得」の極み、社会的公平性に著しく反するところでした。しかし今回の新供述で、少なくとも不起訴はなくなったのではないでしょうか?
 酒井の取調べ関係者も、「これで外堀は埋まった。後は具体的な自供を待つだけ」と話しています。それでなくとも、まるで底なしのような芸能界の薬物汚染の歯止めをかけるべく、つい先日警視庁長官が「この際、芸能関係者は薬物を一掃するよう再発防止に取り組んでもらいたい」との異例の会見を行いました。警視庁の面子に賭けて、再拘留までした酒井容疑者を何が何でも起訴に持ち込む方針でしょう。

 覚せい剤を「使用した日時、場所、方法」などを特定出来るような供述が得られれば起訴は確実だと思われます。それも執行猶予なしの「実刑」だってあり得るケースです。一部同業者(芸能人)からは、「連日の報道で既に社会的制裁は受けている。その上起訴じゃ可哀そう」という声も聞かれます。がしかし、これはとんでもないことです。
 とにかく、「逃走」そして「証拠隠滅」さらには法律の専門家の助けを借りて、世間と警察を欺いたことは極めて悪質です。ちなみに元弁護士というのは富永義政氏(75)です。同氏はイトマン事件の許永中と親交を持ち、本人にも逮捕歴があり弁護士資格剥奪といういわくつきの人物のようです。東大和市のマンションは弟の建設会社社長が、箱根の隠れ家は同氏が提供したものとされています。

 とにかく酒井法子容疑者には、心底前非を悔いて覚せい剤とは永久に決別してもらうともに、「芸能界復帰」などという淡い期待や幻想はかなぐり捨てて、受けるべき罰は甘んじて皆受けてオールクリアーになって、今度こそ一社会人としてまっとうに生きていってもらいたいものです。酒井法子本人のためそれが何よりです。がしかし、人一倍「虚栄心」が強そうな彼女のこと。果たしてどこまでまっとうになれるのかな?
 
 (大場光太郎・記)

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