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薬物汚染の拡がりを憂う(5)

 元グラビアアイドルの小向美奈子と、元大相撲尾車部屋の十両力士だった若麒麟真一(本名:鈴川真一)が覚せい剤取締法違反(使用)によって逮捕されたのは、今年の1月のことでした。それを取り上げた本シリーズは、その後完結に到らず中断していました。しかしそれで同法違反事件が収まったわけではなく、時折り使用・所持等が発覚しては検挙される事件が後を絶ちませんでした。
 この度既にテレビの報道番組などでご存知のとおり、ほぼ同時に芸能関係者による2つの薬物事件が起こり、またまた世の中を震撼させています。今回はこの事件を取り上げてみたいと思います。

 まず、俳優の押尾学(31)が麻薬取締法違反容疑で逮捕された事件からです。
 のみならず、押尾が使用していた東京・六本木ヒルズのマンションの一室から、30代女性の全裸死体が発見されたことで一気に事件性を帯び、より一層世間の関心を集めることになりました。
 警視庁赤坂署は押尾を逮捕するとともに、4日川崎市にある自宅マンションや六本木ヒルズの複数の部屋を捜索。その結果ヒルズの別の一室から薬物所持を示す事実が見つかったようです。また押尾の供述から、押尾と変死した女性は同室で共にMADA(合成薬物)を使用、女性が2錠目を使用しようとしたところ容態が急変し、慌てた押尾はマネージャーに連絡の上その部屋を立ち去ったもようです。
 変死女性の司法解剖の結果は1、2週間かかるものの、今のところ事件性はないというのが警視庁の見解です。

 死亡した女性は、新橋付近にある銀座の某高級クラブに勤めていたホステスのT・Kさんとみられ、享年30歳、岐阜県出身のようです。押尾容疑者とは勤めていた銀座のクラブで知り合い、互いに格闘技が好きだったことから意気投合し、いつしか共に薬物を使用し合う仲にまで発展したということでしょうか。
 警察が「事件性なし」としてTさんの名前の公表を控えているのは、Tさんが政治家の娘か親戚と見る向きもあるようです。事件化してTさんの名前を被害者として発表すれば、選挙に影響を及ぼしかねないからというのです。

 押尾学容疑者は、Tさんが変死体で見つかった(推定死亡時間10時間後くらいに押尾の知人の訪問により発見)六本木ヒルズの同室の合鍵を持ち、自由に出入りしていたそうです。関係者が注目しているのは、事件が起きた部屋の名義人が超有名人であることです。
 名義人は、若い女性に絶大な人気を誇る下着通販会社の女社長。バツ2で独身の44歳。ミニスカートがトレードマークで、よくテレビや雑誌に登場する名物社長とか。その上彼女は交友関係が広く、芸能界にも顔が利き、歌手の浜崎あゆみとは大親友だそうです。
 以前はホリエモンことライブドア元社長・堀江貴文とも交流があり、逮捕直前のホリエモンと電話で話しをしたことをブログに掲載して話題になったこともあるようです。

 ここで問題となるのは、同女社長の芸能界における幅広い人脈です。「現場」には押尾以外にも多くの有名人が出入りしていたそうです。その一室でMADAを使用していたのは押尾だけとは考えにくいことです。
 もし今後の押尾の供述などから、イモヅル式に事件が広がった場合、一大スキャンダルに発展する可能性が十分にあるのです。

 押尾容疑者が使用した疑いのあるMADA(通称エクスタシー)は、セックスの際に快感を高めるために使用される「セックスドラッグ」の側面が強く、そのため「ラブドラッグ」の隠語で呼ばれているとか。MADAは覚せい剤に化学構造が似ており、飲むと強い興奮、多幸感、幻覚などの症状が出るようです。
 1錠単位で使用した場合覚せい剤ほど作用が強くないとされ、若者らが軽い感覚で使うケースが後を絶たないようです。

 私が本シリーズで後に訴えたいのは、薬物使用が未成年者(高校生から中学生)にまで及んでいるという憂慮すべき事態です。これ以上の薬物拡大を食止めるためにも、とにかく今回の六本木ヒルズ一室は、芸能人を中心とした薬物使用の魔窟であった可能性がある以上、徹底的に全容解明してもらいたいものです。

 気の毒なのは押尾学の妻で女優の矢田亜希子(30)です。二人は半年くらい前から既に別居しているようです。しかし今回の件では「妻として責任を感じます」とコメントし、心身ともに憔悴しきった状態のようです。
 押尾が芸能界追放になると共に、育児期間を経て女優復帰したばかりの矢田にとっても、ダメージは計り知れません。好調だったCMはもうダメかもしれませんし、テレビ出演すら難しいかもしれません。
 それもこれも、所属事務所や関係者らが、スキャンダルの多い押尾との結婚を何とか思い止まらせようとの必死の説得も聞かず、結婚に踏み切った矢田の自己責任ということなのかもしれません。

 次回は、続けて起こった、自称プロサーファー高相祐一容疑者の覚せい剤取締法違反容疑と、その妻「のりピー」こと酒井法子の失踪についてです。  (以下次回につづく)

 (大場光太郎・記)

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