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けふ立秋(2)

   外階段昇りて夕の星涼し   (拙句)

 きょう8月7日は「立秋」です。と去年も同じ書き出しで『けふ立秋』を記事にしました。早いものであれから1年が経過したわけです。同記事で立秋そのものには触れませんでしたので、例によって簡単に触れてみたいと思います。

 立秋は二十四節気の一つ。8月7日頃。またはこの日から「処暑」までの期間。太陽黄経が135度の時で、初めて秋の気配が表れてくる頃とされる。江戸時代の『暦便覧』では「初めて秋の気立つがゆゑ也」と説明している。
 夏至と秋分の中間にあたり、昼夜の長さを基準に季節を区分すると、この日から「立冬」の前日までが秋となる。暦の上では秋になるが、実際には残暑が厳しく、1年で最も暑い時期でもある。
 なおこの日に至っても梅雨が明けない場合は、「梅雨明け」の発表はされなくなる。それゆえに東北地方などでは、「梅雨明けなし」となることが過去に何度かあった。  (フリー百科事典『ウィキペディア』「立秋」の項より)

 上記のうち、今年は先日東北地方の梅雨明けが発表され、これで列島全体の梅雨が明けたことになります。今年は以南の地方よりいち早く梅雨明けが発表された関東甲信地方でしたが、当ブログで何度か指摘しましたとおり、その後戻り梅雨と思しきぐずついた天気が続きました。しかしさすがにここ何日かは、夏本番と確信される暑さが続いています。
 ただ暑いことは暑いとしても、どちらかというと曇りがち。今年は例年に比べて日照時間の少ない夏とはいえそうです。それを示すように、収穫量が減少しているのか、スーパーなどに並んでいるナス、トマト、きゅうりなどの野菜の値段がここのところ急騰しているようです。

 また、「残暑が厳しく1年で最も暑い時期」というのもそのとおりです。
 例えば我が家の三毛雑種の飼い猫(親子猫)2匹。以前若い頃ならば暖かくなり始める4月頃から10月半ば頃まで、夜ともなるとどこかで外泊して、早朝エサを求めて帰ってくるというパターンでした。それがここ何年かは夏時分の外泊期間が年々狭まっていました。しかしさすがにこの暑さで、年中毛皮を着込んでいる身には「こりゃ、たまらん二ャー」とでも思ったか、最近はやはりどこか外にお泊りです。
 また「夏の高校野球」も、いよいよ明日8日から開幕です。よく「熱闘 ! 甲子園」と言われるとおり、抜けるような青空の下、勝ち進んで連投に次ぐ連投のエースピッチャーが投げるマウンドは、輻射と地熱で40℃以上と言われます。全国何千校の頂点を目指す、暑い戦いはまさにこれからです。

 そんな中、先日午前中近くの水路で、見事な朝顔がいっぱい咲いているのを見かけました。この水路は、いつもの「水路道」ではありません。(もっとも水路道でも、ちらほら赤系の朝顔は咲いていますけれども)そこより先の、車道に面した10m未満の狭い水路です。
 去年の晩秋、「二木紘三のうた物語」の『野菊』の中で、数年前まではそこに野生の野菊が群生していたが、ある年根っこから引き抜かれてしまい、以後野菊の姿が見かけられず残念です、というようなコメントをした場所です。
 その水路の車道に近い際、隣の某店舗駐車場の白いフェンスにもたれるように、幅2mくらいで朝顔が咲いているのです。技術未熟なため、当ブログでは画像をアップ出来ませんが、皆様にお見せしたいほどの可憐な朝顔です。澄んだ水色と青紫を白く縁取りされた、いかにも涼(りょう)を感じさせる色合いです。どなたが植えられたのか、花を愛(め)でる心映えのほどが偲ばれます。

 「涼」といえば、きのう6日夕方、所用で平塚市街を目指して車を走らせていました。市街地にさしかかる手前で、左(東)の空に何か奇妙なものがふわふわ浮かんでいるのに気がつきました。『何だ、ありゃ?』。その方をよく見ますと、何とパラセーリングだったのです。それも3つも。
 ああいうものは、沖縄など南の島でやるものだとばかり思っていました。それが意外や意外、相模川上空でも見かけるとは。『何と優雅なことよ。カネもかかるだろうに。それにしても、あれは免許なんかいらないのか?』
 そんな私の懸念をよそに、3機(と数えていいのかどうか)は風の向くまま気の向くまま、それぞれがてんでにぷかぷか空に浮いているのです。数10mから100m上空です。乗っている人は、さぞ絶景と涼を満喫していることでしょう。

 また同日7時過ぎ平塚からの帰り、東の中空より少し低く、雲間から真ん丸い月が認められました。後で調べましたら十六夜(いざよい)の月だったのですが、まるで満月といってもいいような、冴え冴えとした神々しいほどのお月様でした。
 その月を仰ぎながら、しみじみ『あヽもう夏月ではなく、秋月だなあ』と思ったことでした。

 (大場光太郎・記)

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