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薬物汚染の拡がりを憂う(13)

 押尾学被告(31)が8月31日保釈されました。弁護人を通じて同日午後4時過ぎ保釈保証金400万円を東京地裁に納付し、同日午後6時過ぎ、台風11号の接近でたたきつけるような嵐の中、逮捕以来28日ぶりで公の前に姿を現しました。
 警視庁三田警察署から出てきた押尾被告は、黒いシャツの上にチェックのYシャツはボタンをつけずにはだけた状態、サンダル履きというラフな格好でした。約200人の報道陣を前にして、「この度はご迷惑かけて申し訳ありませんでした」と深々と頭を下げて謝罪の言葉を述べました。
 
 とその時、女性リポーターらから「どうして現場から逃げたんですか !? 」「死亡した女性について一言」などという厳しい声が飛びました。その質問には無言を貫き、報道陣や約50人ほどのやじ馬に再び一礼して車に乗り込みました。
 さてそれからが大変だったようです。押尾被告を乗せた車と、報道車両(いわゆる「パパラッチ」)約50台とのカーチェイスがスタートしたのです。同車はまず三田署から4キロほど離れた霞ヶ関ICから首都高に入り、外環道の埼玉・川口西ICでいったん下りると、今度は東京・池袋方面へとんぼ返り。追走車をまくため都内から埼玉南部にかけて走りまくり、逃走時間は4時間10分、走行距離110キロにも及びました。結局最後は車を乗り捨て、東京メトロ有楽町線と副都心線が入る小竹向原駅に逃げ込み、地下鉄で逃走し行方をくらましました。

 以来行方不明でしたが、本1日午後7時過ぎ、身元引受人である東京・多摩市の父親の家に、弁護人とともに帰ってきました。服装は昨晩の三田署の時と同じ格好。
 警備の警官も、待ち受けていた報道陣も、誰も押尾とは気がつかなかったようです。昨夜姿を現した時は、一応謝罪はしたものの目付きは鋭くどことなくいきがって見えましたが、逃走劇に疲れたのか精彩を欠き、タレントとしてのオーラがまるで感じられず、どこかのアンちゃんといった感じだったそうです。そのため、押尾を正面から撮った者はいなかったようです。

 以後押尾は、裁判による判決が出るまでの間、父親のいる実家で過ごすことになるのでしょう。気になるのは裁判の行方です。押尾被告は、「合成麻薬MDMAの錠剤を若干量飲んだ」とする起訴内容を認めています。ズバリどうなるのでしょう?
 板倉宏日大名誉教授(刑法)は、一緒にMDMAを飲んだ田中香織さんが死亡し、押尾被告が現場から逃走したことを重くみて、「服装や行動の心証が悪く、麻薬取締法違反の罪だけでも2年ぐらいの実刑になる可能性が高い。執行猶予はつかないでしょう」と断言しています。その裁判の過程でどれだけ真相が解明がされるのか、これにも注目です。

 さらに気になるのは、「保釈金400万円」を誰が出したかということです。押尾自身が出せれば問題はなかったわけです。しかしすったもんだの末、28日夜東京地裁が保釈を最終決定してから31日まで保釈が延びたのは、その金の工面のためです。押尾自身にも、身元引受人である実業家とされる父親にも工面出来なかったのです。
 では誰が?次に考えられるのは、妻である女優の矢田亜希子ですが、矢田は既に押尾事件発覚直後離婚を決意していますから出すはずがありません。ではやはりあの女か?六本木ヒルズ“魔窟”レジデンスの借主で「ピーチ・ジョン(PJ)」社長の野口美佳?何しろかつて自身のブログで押尾を褒め称え、お腹の子の父親は押尾なのでは?とも噂されるくらい。野口社長にとって400万円などはした金。出してやりたいのは山々なれど。今は野口美佳自身に「薬物使用疑惑」が向けられている身、とても表立って動くことは出来ません。

 そこで押尾事件にまたまた新たな人物の登場です。保釈金を立て替えたのは、全国パチンコ機器製造販売会社や関東各地でゴルフ場を展開する「C社」代表の「I氏」だと言われているのです。I氏は「パチンコ業界のドン」と言われ、警察官僚にも絶大な力を持つ闇社会に通じた人物らしいのです。数年前は巨額脱税を指摘されたこともあるようです。
 そしてこのI氏とPJの野口社長とは面識があるらしく、こうして野口社長はやはり今回の保釈、逃走に関わっていた可能性が出てくるのです。さらにI氏は、押尾事件のもみ消し圧力疑惑のある、「元警察官僚」で自民党の平沢勝栄議員とも、パチンコ利権で関係が深いと言うのです。もちろん森元総理とも。

  押尾学ー野口美佳ーI氏ー森元総理(長男・祐喜)ー富永保雄(富永義政)ー高相祐一ー酒井法子……
 あヽどこまで続く「疑惑の連鎖」ぞ。

 (大場光太郎・記)

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