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『龍馬伝』は面白そう !

 今年のNHK大河ドラマ『天地人』は22日(日)で終わりました。いささか気が早いことながら、心は既に来年の大河ドラマ『龍馬伝』に飛んでいます。タイトルからも分かるとおり、同ドラマは幕末の風雲児・坂本龍馬の生涯を描いたドラマです。
 英雄、偉人数々おれど。日本人にとって最も人気があり、その名を知られている日本史上の人物として、“坂本龍馬”は間違いなくそのベストスリーに入るのではないでしょうか?いや、あるいはナンバーワンであるかもしれません。

 ところでNHK大河ドラマは『龍馬伝』で第49作だそうです。1963年(昭和38年)幕末の大老・井伊直弼の生涯を描いた舟橋聖一の同名小説『花の生涯』のドラマ化が第1作でした。1968年(昭和43年)には司馬遼太郎原作の『竜馬がゆく』で、既に坂本龍馬は主人公になっています。そして同ドラマを契機として、その頃「司馬遼ブーム」「龍馬ブーム」「明治維新ブーム」が沸き起こったように記憶しています。
 それ以降も、『勝海舟』(‘74年)『獅子の時代』(‘80年)『翔ぶが如く』(‘90年)『篤姫』(‘08年)と、「幕末明治維新もの」で龍馬はドラマに欠かせない人物として何度も登場したことでしょう。(申し訳ありませんが、私は上記のどれも観ておりません。よって断定はできないのです。)

 『龍馬伝』は、坂本龍馬と同郷の土佐藩出身で、後の三井財閥の創業者・岩崎弥太郎の視点を通して龍馬の生涯を描いたものであるようです。来年1月3日からの放送です。
 プロデューサーは鈴木圭。同氏は「“龍馬伝”で描こうとしている龍馬像は、“ネバーエンディングな人”。つまり進化し続ける人、自分に終着点を設けない人、果てしない伸びシロを持った人です」と言っています。そして「そんな“昇り龍”である龍馬を演じられるのは、当初からこの人しかいないと考えていました」と、主役の坂本龍馬を福山雅治(ふくやま・まさはる)にした理由を述べています。
 私は福山雅治(39)は今まで名前くらいしか知りませんでした。でも既に彼の龍馬としての肖像写真らしきものが出来ています。それを見る限りでは、どことなく実物の龍馬を写した写真と風貌が似ていそうで期待が持てます。とにかく大河ドラマの「顔」になるわけですから、これがミスキャストですと、視聴者は1年間つまらない思いをすることになります。しかし来年度は、福山龍馬に大いに期待してもいいのかな?と思います。

 演出はテレビドラマ『ハゲタカ』や同ドラマ『白洲次郎』の大友啓史。脚本は映画『陰陽師』やテレビドラマ『HERO』『ガリレオ』などの実績をもつ福田清。
 そして副主人公格の岩崎弥太郎役として香川照之。香川は映画『沈まぬ太陽』のラスト近くで重要な役どころで出ていました。また年末までの日曜日夜放送の“プロジェクトJAPAN”スペシャルドラマ『坂の上の雲』では、主人公の一人である正岡子規役でもあるようです。私はかつて“司馬遼”の原作を読んだ関係で、同ドラマを『龍馬伝』以上に期待しているのですが、ともかく香川照之は今年は乗りに乗っている感じです。

 大河ドラマですから当たり前ながら。それ以外のキャストがこれまた豪華メンバーです。以下に順不同で列記してみます。:役名(出演者名)
 坂本乙女(寺島しのぶ)、坂本八平(児玉清)、坂本権平(杉本哲太)、坂本伊与(松原千恵子)、坂本幸(草刈民代)、岩崎弥次郎(蟹江敬三)、武市半平太(大森南明)、平井加尾(広末涼子)、平井収二郎(宮迫博之)、山内容堂(近藤正臣)、近藤長次郎(大泉洋)、沢村惣之丞(要潤)、お龍(真木よう子)、千葉定吉(里見浩太朗)、勝海舟(武田鉄矢)、西郷隆盛(高橋克実)、吉田松陰(生瀬勝久)、桂小五郎(谷原章介)etc。

 私個人としては、「幕末明治維新もの」は「戦国時代もの」と並んで興味があります。何しろ日本史の中でも最大の動乱期だったわけですから。そしてこういう動乱期には、時代的要請なのかとてつもなく傑出した人物が大勢出現します。坂本龍馬は当然そんな同時代にあって、ずば抜けたスーパーヒーローだったわけです。
 しかし私は、薩摩藩の西郷隆盛、大久保利通や長州藩の吉田松陰、高杉晋作ほどには、土佐藩の事情を知りません。といより坂本龍馬を知らないと言うべきです。ですから、『龍馬伝』を通して改めて竜馬の人物像に迫っていければと思います。龍馬という土佐藩から日本へ、日本から世界へと広く目を向けていった気宇壮大な男の生涯を、どのようなスケールで描いてくれるのだろうか?今から大いに楽しみです。(また1年間通してシリーズ化したいと思います。)
 最後に、「龍馬伝 NHkホームページ」のPR文の一部を以下にご紹介します。
 
 【名もなき者は、その時「龍」になった】
 「幕末の奇跡」と呼ばれた風雲児・坂本龍馬33年の生涯を、幕末屈指の経済人・岩崎弥太郎の視線から描くオリジナル作品。
 土佐から江戸、そして世界へ。龍馬の行くところ、時代が怒涛のように動き始める。
 
 (大場光太郎・記)

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