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かなえを超える大毒婦 !?(2)

 上田美由紀容疑者(35)によると思われる殺人事件の概要とはー。
 
 まず今年の4月11日、知人でトラック運転手だった矢部和実さん(当時47)が、鳥取県北栄町沖約600mの日本海で水死体で発見されました。
 続いて10月7日電気工の圓山秀樹さん(57)が、鳥取市覚寺の摩尼(まに)川の水深数十cmの所に、うつぶせの窒息死状態で発見されました。圓山さんは美由紀容疑者の紹介で家電製品を売ったものの、代金未払いのトラブルになっていたのです。同月6日朝知人に「集金に行ってくる」と言ったまま連絡が取れなくなってしまいました。
 この時圓山さんと会った相手と見られるのが、美由紀と同棲していた同女と同じ日に逮捕された「アンドウ」と名のる男だったのです。圓山さんの顔には、殴られたような深い傷があることから、この男も圓山さん殺人に関与していたものと推定されます。

 さらに10月27日、美由紀と同じアパートの向かいの別棟に住む無職の田口和美さん(58)が、自室で急死しているのが見つかりました。
 田口さんは美由紀とは互いの家を行き来する仲で、美由紀にアパートの鍵を預けて自由に出入りさせていたといいます。田口さんは今年3月、4月頃までは鳥取市内のホテルに勤務していました。しかしその後体調不良に陥り、失職せざるを得なくなったのです。
 事件前日あたりは特に容態が悪化し、7日ついに亡くなってしまいました。美由紀が作って、田口さんに食べさせていた料理に原因があるのではないかと見られています。

 県警がこの3人の遺体を調べた結果、3人の体から共通して「睡眠導入剤」の成分が検出され、同一犯人の犯行によるものではないかという結論に達したわけです。
 上田美由紀容疑者は、以前勤めていたスナックの関係者などの証言から、美由紀には狭心症の持病があり「よく眠れない」と、かなり以前から睡眠導入剤(ハルシオン)を常備していたというのです。

 その後さかのぼって調べた結果、美由紀容疑者の周辺では、上記3人以外になお2人の男性が不審死していることが判明しました。
 そのうちの一人は読売新聞鳥取支局の記者(当時41)です。この男性は数年前列車に轢かれて死亡し、自殺として処理されました。同記者は当時美由紀と交際していたのです。周囲に「子連れ女につかまった」などと話していたといいます。
 もう一人の男性(当時27)は美由紀と一時、同居していたことがあるそうです。美由紀の5人の子供の世話をさせられた上、金を無心されるは、断るとフライパンで叩かれたり熱湯をかけられるは、美由紀にさんざんな目にあわされた挙句、‘07年8月に美由紀や子供たちと日本海に海水浴に行き、水死してしまったのです。

 なお事件には到らなかったものの、その他にも出るは出るは。美由紀がこれまで交際した男性は、公務員、自動車ディラー、工員など数年間で10人にも上るといいます。いずれもデブ専スナック勤務時の客だったようですが、読売記者や公務員のようなインテリをも、美由紀は手玉に取っていたというのです。離婚歴も数回あるようです。
 いずれにしても、同女による詐欺被害あるいは殺人は、上記以外にもまだ新たに出てくる可能性があると思われます。
 まあこうしてみると、上田美由紀という女、木嶋佳苗に勝るとも劣らない魔性の女、極悪女としかいいようがありません。

 ところで8日深夜の日本テレビのニュースによりますと、今回の3人の不審死以外に、以前の2人の死亡の時、鳥取県警はいずれにも身近に上田美由紀がいたことを掴んでいたというのです。「怪しい」とにらみながら、自殺、事故死として処理していたことになります。
 木嶋佳苗の事件における千葉県警もそうでした。数年前あるいは2年前美由紀の身辺を徹底的に捜査していれば、その後の事件は起きなかったのです。繰り返すようですが、千葉県警といい鳥取県警といい、最近の警察のいい加減さが、凶悪犯罪が増大している大きな要因の一つであるように思われます。  ー  完  ー

 (大場光太郎・記) 

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