« 薬物汚染の拡がりを憂う(31) | トップページ | 冬の名句(1) »

薬物汚染の拡がりを憂う(33)

 押尾学、麻薬取締法違反(譲渡)容疑で再逮捕

 今月4日麻薬取締法違反(譲渡)容疑で逮捕状が出されていた押尾学容疑者(31)が、4日目の7日午後5時過ぎ逮捕されました。8月3日に同罪(使用)で逮捕されたのについで2度目の逮捕となります。

 押尾学と共に今回は、元エイベツクス社員で押尾のマネージャーだった遠藤亮平容疑者(28)と、押尾の知人でネット販売業をしている泉田勇介容疑者(31)も同時に逮捕されました。
 遠藤亮平は、六本木ヒルズレジデンス2307号で田中香織さん(当時30)の「容態が急変している」との押尾からの連絡により、現場に駆けつけたものの、適切な救命措置を取らなかった上「スキャンダルになることを恐れた」と、田中さんの携帯電話をヒルズ玄関前に遺棄した証拠隠滅の疑いです。また泉田勇介の場合は、事件の起きた8月2日の数日前の7月30日に、押尾学にMADAを譲り渡した疑いです。警視庁捜査1課は、この時入手したMADAを事件当日田中さんに渡したものとして押尾を追及していく構えです。

 逮捕状が出てから4日も経っての逮捕は、3人同時逮捕で互いの供述の裏を取りたい警察としては、泉田容疑者の所在がつかめず長引いたためのようです。
 逮捕時横浜にいた押尾学は、所轄の麻布警察署に身柄を移されました。逮捕時の押尾は、例によってふてぶてしい顔で車に乗り込みました。しかし押尾も人の子、人知れず心労があったのか髪にはかなり白いものが目立ちました。今のところ容疑を否認しおり、また泉田勇介も同じく否認しているもようです。
 ただ元マネージャーの遠藤亮平は、「押尾さんをかばいたかった」と、携帯を隠した事実を認めているといいます。これは当時エイベックスの一社員の立場だった以上、果たして遠藤自らの判断でそうしたのか、会社の上司からの指示でそうしたのではないのか?場合によっては、エイベツクス現経営陣の責任も問われかねない問題です。

 テレビなどでも紹介されていますが、一般的な法解釈として、通行人が急性アルコール中毒で倒れている人に救命措置を施さなくても罪に問われませんが、酒を勧めた人が同様の行為をした場合は保護責任が生じることになります。これを今回の事件に当てはめると、押尾容疑者がMDMAを自ら田中さんに渡していたことが立証できれば、「保護責任者」の度合いが強まることになるわけです。
 「殺人担当課」である捜査1課は、押尾が泉田を通してMADAを入手していたことを証明し、従前までの「田中さんからもらった」という押尾の主張を突き崩し、急変後現場から立ち去ったことをもって「保護責任者遺棄」の立件に持っていく方針と見られます。そのためには、泉田、遠藤両容疑者、特に現在否認している泉田容疑者の供述が鍵を握るものと思われます。

 押尾学の再逮捕を受けて、田中さんの遺族は「やっと希望の光が見えてきた。これを第一歩として娘の身に何があったのか真実を解明してほしい」「たとえ助からなかったにしても、救急車を呼んでほしかった」と、遺族感情としては至極当然のコメントを出しました。
 ここに来るまで事件発生後4ヶ月。この異常な長さは「事件もみ消し圧力」があったことの証明のように思われます。その辺の裏事情も是非明らかにしてもらいたいものです。
 ともかくご遺族の言葉を待つまでもなく、今回の逮捕によって、これまで五里霧中だった事件が一気に解明されそうな勢いです。さらに多くの芸能人や関係者の関与が明らかになりそうなのです。今後の展開はどうなるのでしょうか?

 捜査1課は「押尾が(事件が起きた六本木ヒルズの)マンションに入ってから田中さんが亡くなるまでの間に何があったのか、全容を解明する」と意気込んでいるそうです。押尾が泡を食って電話したのは誰で(「数人に電話した」と押尾は言っています)、誰が駆けつけ何をしたのか?
 一連の事件では、当ブログで再三名前を出したとおり、政界関係者や有名アスリートの名前が浮上しています。ただ彼らと親しい関係者は、「普段はヒルズの部屋を使っていたが、当日は使っていなかった」と話しています。ですから今後彼らの名前を出す際は慎重にすべきですが、いずれにしても取調べの過程でその辺の事実関係も明らかになっていくものと見られます。

 またこれまでの捜査の過程で、押尾は事件前「数人の女性」にMADAを渡していたことが明らかになったと言われています。何人かのモデル、田中さん以外の銀座ホステスの名前が取りざたされています。中でも、長身でファッション誌やCMで人気の「モデルとは誰か?」が今ネット関係者の間で話題になっています。何人か名前が上がっている中で、一番人気(?)は佐々木希(ささき・のぞみ)のようです。
 押尾学そして酒井法子の芸能界人脈の追及により、芸能スキャンダルの第2幕が開くことになるのかもしれません。

 また押尾は田中さん急変後数人の知人に連絡後、問題の2307号室から、同じ六本木ヒルズレジデンスB棟の4201号室(最上階1号室)に逃げ込んだと言われています。そうなると、その部屋の鍵を誰が持っていて誰が開けたのか?という問題になります。

 最後に不確かながら、びっくり仰天の情報をー。
 いつの話か不明ですが、テレビの情報番組などでおなじみのジャーナリストの勝谷誠彦が、関西の某テレビ番組で「今月15日を“Xデー”として大物政治家が逮捕される」と予想したというのです。そのため現在東京拘置所に刑務官が全国から集められており、「近々大物が入る」準備をしているとか。同じようなことが「田中角栄逮捕」の時もあったそうです。
 そういう事態になったとしたら、中にぶち込まれるのは誰なのか?押尾事件との関連でか、あるいは全く別の事件でなのか?名前も出ていますが、私には全く裏づけがありませんので、これは単なる「お話」ということにしておきたいと思います。

 (大場光太郎・記)

|

« 薬物汚染の拡がりを憂う(31) | トップページ | 冬の名句(1) »

時事問題」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 薬物汚染の拡がりを憂う(31) | トップページ | 冬の名句(1) »