« 検察は「聖域」なのか? | トップページ | 佐久間特捜部長を証人喚問せよ ! »

事情聴取が終わって

 東京地検特捜部の小沢幹事長への事情聴取が、23日午後2時から東京都千代田区紀尾井町のホテル内で行われました。聴取は4時間半にも及びました。聴取の詳しい内容は、ズブズブの癒着関係にあるマスコミ各社に、特捜側からまだあまりリークされていないようで詳しくは分かりません。
 ただ04年における問題の世田谷区内の土地購入の原資となった、資金の流れについてが今回の聴取の主なポイントだったものと思われます。その中で小沢は、政治資金報告書不記載についての自らの関与を否定し、また裏献金などは一切受けていない旨を強く主張したと見られています。 

 聴取が終了したのを受けて小沢幹事長は、午後8時から弁護士と共に同じホテル内で記者会見を開きました。私はその時間試しにNHK総合をのぞいてみました。しかし小沢会見のもようは中継されず通常の番組、それではと他の民放もチャンネルを回してみましたが、どこも似たり寄ったりの土曜のゴールデンタイムにまさに相応しい“高尚な”お笑い番組の類いのオンパレードのようで。(ただし実際記者会見が始まったのは8時19分からだったようで、それからテレビ各社が中継したのかどうかは分かりません。)
 NHKは直前7時のニュースで、20分にもわたって小沢問題をトップで取り上げていました。思えばNHKニュースは久しぶりで見ましたが、いきなり「小沢何とか事件」とデカデカと大見出しが出たのには驚きました。もう「問題」などとうに通り越して、さも小沢一郎側に「悪事が存在している」のを広く国民視聴者に印象づけるかのような「事件扱い」です。

 この際申し上げておきますが、たとえ仮に小沢一郎が東京地検から「起訴」されたとしても、それが直ちに「罪の存在」を意味するものではありません。前回の『検察は「聖域」なのか?』記事で述べましたように、東京地検は有罪、無罪に関わらず「公訴する裁量権」を行使しているに過ぎないのです。
 ご存知のとおり我が国では、地裁→高裁→最高裁という「三審制」を採っております。下級審の判決に不服ならば上告し、最終的に「罪の有無」が確定するのは、最終法廷である最高裁判所の判決なのです。最終上告した法廷の結審が出るまでは「推定無罪」が大原則です。

 そんなことを百も承知で、小沢一郎を政治的に抹殺したい大マスコミは、連日連夜小沢をまるで犯罪者と決めつけた偏向報道を繰り返しています。当ブログをご訪問され、この記事を熱心にお読みになる方々はまったく心配ありません。しかし世論調査の結果などから類推するに、「テレビ報道 = 絶対真実」と思い込んでいる(甚だ失礼なもの言いながら「民度の低い」)国民視聴者が圧倒的に多いようです。大変残念ながら。
 
 小沢一郎にとって都合の悪いことは、最近の「読売新聞誤報事件」のように、ウソでも何でも確信犯的に流し続けています。これが公正・中立な報道機関のあるべき美しい姿なのでしょうか?
 しかしどうせ「官報複合体」で、この問題(いや大マスコミが銘うっているとおり「事件」とするべきか?)では、まだ起訴はおろか事情聴取もされていない先から、地検特捜からのリーク情報を大本営発表的に、小沢のネガティヴイメージをどんどん流し続けています。こうして世論操作、世論誘導して小沢を失脚に追い込むのが、アメリカユダヤ様→CIA様からの極秘指令なのでしょう。

 少し余談になりましたがー。記者会見の中で小沢幹事長は、「あらためて進退についてうかがいます」との質問に、「与えられた職責をまっとうしていきたい」と幹事長続投に意欲を見せ、辞任する考えがないことを強調しました。
 また小沢は会見で、元秘書の石川議員らが逮捕されたことについて、「国民にお詫びしなければならない」と謝罪しました。また記者からの「この事件の報道について、一部で検察のリーク、報道スクラムという批判もあるが、報道のあり方については?」という質問に対しては、はらわたが煮えくり返る思いでしょうが「ぜひ、できるだけ公正に、冷静に報道していただきたいと願っています」と答えるにとどまりました。

 小沢は続投の意思を強くにじませましたが、すべては今後の捜査の展開次第です。それ次第では自民党をはじめとした野党が攻勢を強め、10年度予算案などの国会審議で混乱が生じるなど、政権運営に大きな影響を与えることも考えられます。また民主党内は現時点では小沢続投を支持しているものの、捜査状況によっては進退問題が浮上してくる局面がないとは言えません。

 しかし小沢一郎は今回大きな難所を何とか乗り切ったな、という感じがします。特捜は今後も再聴取を要請してくるかもしれませんが、小沢はそれにまた応じるのかどうか?政治的スケジュールから見て、もう無理なのではないでしょうか?そうなると特捜は今回の聴取内容と、逮捕している石川議員らの供述内容、一斉捜索で押収した資料分析などとの整合性をチェックし、どこか矛盾点がないか必死で調べることになるのでしょう。

 事前には「特捜は何か決定的な“隠し玉”を用意しているのでは?」とも見られていましたが、結果的にやっぱりそのようなものはなかったわけです。「水谷建設から云々」の話も、佐久間部長が以前福島県知事汚職事件を担当していた折り小耳に挟んだ程度の情報だというし。(同事件は最高裁「全員無罪」で結審。佐久間赤っ恥)また裏金を認めたという水谷建設元会長は、過去に偽証歴のある人物だというし。第一04年、05年当時小沢は野党議員に過ぎなかったわけで、贈収賄を構成する職務権限がそもそも存在しないというし。
 何だよいったい、異常づくめのこの変てこ捜査は !

 国全体も国民も非常時なんだよ。こんな問題にいつまで国民を付き合わせているつもりだ。いい加減にせよ、佐久間特捜 ! それに大マスコミ !

 (大場光太郎・記)

|

« 検察は「聖域」なのか? | トップページ | 佐久間特捜部長を証人喚問せよ ! »

時事問題」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 検察は「聖域」なのか? | トップページ | 佐久間特捜部長を証人喚問せよ ! »