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新年を迎えて

   淑気(しゅくき)満つ通りの一歩一歩かな   (拙句)

 新年あけましておめでとうございます。
 2010年(平成22年)がスタートしました。年頭に当たってこんなことを言うのも何ですが、加速化のこの時代、きっと信じられないほどのスピードでこの一年も過ぎてしまうことでしょう。かけがえのない今年365日の「今この時」を、実りある一瞬一瞬にしていければと思います。
 過ぎ行く時間に追いまくられたり、ついつい流されるようなことのないように。『生来の怠け人間のくせして、そんなことムリだよ』と心のどこかの呟きを聞きながら、願わくば日々刻々瞬々を主体性を持って価値創造していきたいものです。

 年越しの昨夜、9時過ぎ珍しくNHKの『紅白歌合戦』をのぞいてみました。私にはよく分からないながら、紅白は昨年記念すべき60回目だったそうです。第1回目が1951年(昭和26年)と言いますからずいぶん昔のことです。最初は正月番組として始まったものの、第4回目から現在のように大晦日になったそうです。
 私はここ十数年はほとんど満足に観たことがありません。私のような者が、全盛時は視聴率60%以上というお化け番組の視聴率を押し下げてきたのでしょう。

 しかしだからといって、特別観たくも聴きたくもないのに、何も長時間テレビにかじりついていなくてもいいわけです。最近のわけが分からず意味不明な“ガチャガチャソング”を聴くくらいなら、むしろテレ東の『年忘れ 日本の歌』でも聴いていた方がよっぽど年越しの気分になれる上、ずっと気が休まります。ということで何年か前はもっぱらそちらを観ていたこともありました。(もちろんよく聴けば、そんな歌でも案外しっかりした、この時代へのメッセージ性が込められているのかもしれません。)
 また今はもうないようですが、テレ朝で北野武が仕切って、あの早大の大槻教授らvsUFО研究家、霊能者らの侃々諤々(かんかんがくがく)のバトルを面白がって観ていたこともありました。さらにはTBSだったかの、格闘技特別番組なども。(ちなみに今はどれも観ていません。)

 今回たまたま観てみようと思ったのは、今年4月の当ブログ『天使の歌声』記事で取り上げた、スーザン・ボイルさんが来日し紅白の特別ゲストとして出演するというのが分かっていたためです。
 しかし正確な時間までは知りませんでしたが、9時過ぎの第2部最初あたりだろうと何かに書いてありました。だいたいその時間にスイッチを入れてみましたら、何とそれから間を置かず、紅組司会の仲間由紀恵がおもむろにスーザン・ボイルさんの紹介を始めたではありませんか !

 『天使の歌声』でもご紹介しましたがー。それまで全くの無名だったスーザン・ボイルさんは、イギリスの有名なオーディション番組に出演し、うるさ型の審査員全員の「合格」を得て、見事グランプリ獲得。その容姿、年齢などから歌う前は審査員、聴衆から冷ややかな目でみられていたものの、彼女が持ち歌の『夢やぶれて』を歌い出した途端、会場はシーンと静まり返り、歌い終わると共に全聴衆スタンディングオベーションで万雷の拍手。
 のみならずそのようすが、ネット動画サイトのYouTubeで全世界に配信されるや、これまでの記録を簡単に破る驚異的なアクセス数。彼女は一躍世界的スターダムに駆け上がりました。またつい最近は彼女のCDが発売され、世界各地でチャート第1位を獲得しているとか。

 今回NHKは60回紅白の目玉として、スーザン・ボイルさんを招待したのでしょう。イギリスからの往復旅費代、宿泊代、出演料など込みで約1千万円ほどとか。ちなみに以前同番組でアメリカの女性シンガーのシンディー・ローパーを呼んだ時は、しめて3千万円ほどかかったとのことですから、意外に「安い買い物」をしたと言えそうです。

 ともかく。こうして、スーザン・ボイルさんの「天使の歌声」を聴くことができました。歌うはもちろん、彼女を一躍スターダムにのし上げた『夢やぶれて-I Dreamed a Dream』。いやあ、さすがにYouTubeの小さな画面を見て、PCを通して聴いた時より迫力が断然違います。それに彼女の天性の歌声は、本当に素晴らしい ! の一言です。またまた不覚にもボロボロ涙をこぼしてしまいました。(なお彼女の歌が終わるとともにテレビを消してしまいました。)

 前にも述べましたが、皮肉なことに『夢やぶれて』を歌ったことが、彼女を「夢の奇跡」に押し上げました。
   信じる時、夢は必ず実現する
というウォルト・ディズニーの名言もあります。『確かにその通りだよなあ』と思いつつ、私の場合は「夢の実現」がまるで下手です。これは「信じる力」が弱いからなのか、そもそも叶えるべき「夢」を持っていないからなのか、あるいはその両方なのか。とにかくそのため、パッとしない現実がいつまでも続いてしまうのです。

 いつか述べる機会があるかもしれませんが、「思考は現実化する」という“成功哲学”のナポレオン・ヒルの有名な定理もあります。思考といおうか、想い、想念といおうか、そういう目に見えない「精神的な力」によって、この世に存在するありとあらゆる目に見えるものが顕在化する。人類は最近ようやく、そのような「顕現の法則」に目覚めたばかりです。
 思えばスーザン・ボイルさんも、ただ座して待っていて現在の栄光が転がり込んだわけではありません。とにかく有名なオーディション番組に出る決断をし、実際その場で歌ったわけです。しかしその前に彼女は、「歌なら人に負けない」という強い自信もあったようです。そして彼女はまさに「最高の夢」を実現させてみせました。

 私は本当に、「顕現の法則」に対してはまるで小学生レベルです。少しはスーザン・ボイルさんに見習って、取りあえずは実現可能な「小さな夢」をこの世に形として現わすすべを一歩一歩マスターしていければと思います。

 当ブログ、どうぞ今年もよろしくお願い申し上げます。

 (大場光太郎・記)

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