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「大衆」とは何か

 この国の民主主義とは、言ってみれば「テレビ民主主義」のレベルだ

 「大衆とは何か」ということについては、これまでも識者たちによって「大衆論」が数多く出されてきました。私はそれらをつぶさに読んできたわけでもありませんし、今回それらの優れた論考の向こうを張って、「私の大衆論」を展開しようというような大それたことを企てているわけでもありません。

 「大衆とは何か」という定義は、実は至極簡単なことなのです。「大衆とは、新聞・テレビが報道することを真(ま)に受ける人々のことである」ーこれが私の定義です。

 特に問題なのは「テレビ」です。テレビというマスメディアは、人類が持ち得た最大、最強の情報伝達媒体です。報道、ニュース番組などで、わずかな時間でテレビ画像は活字などのメディアが足元にも及ばないほどの圧倒的な情報量を視聴者に伝えることが可能です。
 そして新聞などは活字を読んで理解するという能動的努力が必要とされるのに対して、テレビは画面を受動的に(受身で)ポカンと見ているだけで、五官を通して情報が入り込んでくるという側面も忘れてはいけません。

 そんな安直な情報伝達装置であるテレビから、今回小沢土地購入をめぐる問題で予め「小沢一郎 = 犯罪人」という、メディアとして厳に慎むべき「推定有罪」報道が土石流的になされました。検察はもとより、テレビ・新聞こぞって壮大な「冤罪」を企てようとしたのです。
 正常な感覚ならば「こんな報道はおかしいぞ」と気づいてしかるべきなのに、連日連夜の小沢ネガティヴキャンペーンが功を奏して、「小沢不起訴」と検察が既に敗北しているにも関わらず、先週末の各社世論調査では「小沢幹事長は説明責任を果たしていない 90%」「小沢氏は幹事長を辞任すべき 70%以上」「検察は正しかった 50%以上」というようなバカみたいな数字となって表れてしまうのです。

 以前も何度か述べましたが、今や新聞・テレビなどは「真実の報道機関」とは言えません。アメリカユダヤ→CIAのコントロールということを持ち出すまでもなく、大マスコミは50年以上も続いた旧自民党政権下で、この日本社会の隅々まで張り巡らされた、利権・利害関係による癒着構造にどっぷり漬かってしまっているからです。自民党大物政治家、検察・警察など霞ヶ関官僚群、闇社会、大スポンサーである大企業や(株)創価学会などのタブーに触れる告発報道など、大マスコミには絶対出来ないからです。
 隠蔽報道、歪曲・偏向報道のオンパレードです。

 それのみか、マスコミ自身も癒着構造の中にどっぷりはまり込んでいる利権構造を守り抜くため、それを根本から改革しようとする勢力ー今回で言えば小沢一郎であり、鳩山首相を中心とした民主党政権ーはとにかく目障りで、何とか打倒し排除しようとするわけです。

 意識レベルの高い人ほど、こういう構図がはっきり見えています。問題なのはこのような構図がさっぱり分からず、「テレビや新聞が連日言ってるんだから…」と、無批判に「小沢一郎 = 犯罪人」という検察・マスコミの「官報複合体」が仕掛けた罠にまんまとはめられている国民視聴者です。
 ある人はこれらの人々を指して大衆ならぬ「下衆(げす)」と言っています。私はいくらなんでもそこまでは…と思いますが、マスメディアが右といえば右、左といえば左といとも簡単に操作・誘導に引っかかる人々を「大衆」と定義したいのです。

 多分我が国に「民主主義」なるものを植えつけた、フリーメーソン国家・アメリカでも、古代ギリシャの哲人たちが理想とした“デモクラシー”などほど遠いのが実情でしょう。いわんや「まがいもの民主主義国家・ニッポン」においておや。
 私は今日の状況を「テレビ民主主義」と命名したいと思います。
 人々の日常会話の中で、テレビの話題の占める割合の何と多いことか。「タレントの○○が、お笑い芸人の●●がテレビでこうしてた」から始まって、「テレビでコメンテーターの○○がこう言ってた」まで、テレビがなければ夜も日も明けぬ有様です。

 「テレビはマインドコントロール装置である」。テレビやコンピュータの開発には、当時の米国の最先端科学者・技術者たちと共に、なぜか著名な“オカルティスト(黒魔術師)”たちも加わっていた、この事実は知っておいた方がいいでしょう。(各家庭のパソコンレベルでは、そう実害はありません。)
 テレビを見れば見るほど、各人にとって最高の情報源である「内なる良心の声」が聴こえなくなります。なぜか?予めテレビ電磁波にそうプログラミングしてあるからです。「最高のグル(導師)」である、内なる「良心の声」を聴き取る最善の方法は?出来るだけテレビのスイッチをオフにしておくことです。

 「テレビは真実を伝えている」と思い込んでいる方々は、今後迎える“超大変革”を乗り越えることは、とてもできません。日頃外側の「ウソの情報」に踊らされている人たちが、一切の情報遮断の状況でどうやって真実を探り当たることができましょうや。せいぜいパニックに陥るのが関の山です。
 「早く目覚めないと厳しいですよ」。これをお読みの“目覚めた方々”、どうぞ身近な人たちにそうお伝えください。

 (大場光太郎・記)

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コメント

2月12日、マスコミ各社の政治欄の見出しを見ていましたら、以下のようなことを思ってしまいました。


「世論操作でもって、国民主権をどこかへ追いやる、はぐらかす」、これって、どこかの政党の伝統的な政治手法だね。戦後60年以上経っても、政権交代しても、まだ日本はこれかよ。まったくもって、民主主義が浸透しない国だね。
2月12日、ネットで、マスメディア各社の政治欄の見出しを見ていたが、まーあ、「派手派手見出し」が出てくるわ、出てくるわ。「派手派手見出し」のオンパレードやったわ。こんな「派手派手見出し」を見ると、始めから打ち合わせていたんじゃないのかと思っちゃたのは、私だけでしょうかね。多くの国民もそう思ったに違いないと思っちゃいましたよ。(笑)
国民は、みんな、この手口見透かしているのに、相も変わらずご「ご都合のよろしい世論作り」に躍起になっておられますね。やっぱり「伝統的政治手法」しかないのかね・・・・、あんたらは。(笑)
年間所得200万円以下の生活を味わってみてくださいよ。国民の切実な願いが何であるか、少しは分かるのでは・・・。政権を奪回していただきたいために我々国民は、国会開催に血税を注いでいるのではありませんよ。意地汚い人たちの喧嘩の罵声の如く他党の誹謗中傷発言をオンパレードしてもらいために我々国民は、国会開催に血税を注いでいるのでもありませんよ。履き違えないでいただきたい。小泉・竹中改革によってぐちゃぐちゃにされた日本ではありますが、その日本国の主権者である国民の生活が少しでもまともになっていくよう、懸案事項の一刻も早い法制化を待ち望んでいるのですよ。アナタらは、国民のためではなく、「自分達にとって都合の良い世論」をつくりたいがための発言ばかりしているとしか、どう考えても思えませんよ。大の大人なら、大の大人らしく、国民生活にとって今一番大事な審議をしっかりやっていただきたいものですよ。あなたらがやりたいことは、一般的に考えても、誰が考えても、はっきりしたことが確定してからでもいくらでも出来ると思いますがね。はっきりする前から「ご都合の良い世論作り」だなんてことにむきになるよりも、もっと国民のことをほんとうに考えた政策の対案をしっかり打ち出して、与党と堂々と大人らしく渉りあっていただきたいものですよ。
マスメディアの皆さまにも一言。
国民のマスメディアリテラシーもすこぶる高まってきましたので、国民はみんな「派手派手見出しオンパレード」の意図、見透かしていますよ。政権交代があったのも見透かしているからこそですよ。だから「マスゴミ」って云う言葉が氾濫しているのではないでしょうかね。国民の「正義のベクトル」は悪徳官僚や悪徳政治家に向かっていますが、既にマスメディアにも大結集して向かっていますよ。(笑)マスメディアの皆様方もマスメディアの本来の役割をしっかり問い直されて、官僚や政治家、はたまた大資本とかと決して癒着されることなく、国民から信頼される報道を頑張ってくださいな。 ps 国民は、「中曽根のロッキード事件もみ消し要請」のほうによっぽど興味関心をいだいておりますよ。 

投稿: 匿名 | 2010年2月13日 (土) 11時12分

匿名様
 貴重なご意見ありがとうございます。
 貴コメント、ここですとどうしても読む人が限られてしまいます。そこで『読者の声』記事として公開させていただくことに致しました。ご了承ください。なおその際、間に区切りを入れさせていただきますので、あわせてご承知おきください。
 日頃「ネット情報」を探っている人たちは、大丈夫なのです。しかし各種世論調査の結果を見るに、テレビ報道を信用しきっている人たちがまだまだ圧倒的に多そうです。この憂慮すべき事態を少しでも変えていくため、当ブログもささやかなお手伝いが出来ればと思います。

投稿: 自遊人 | 2010年2月13日 (土) 13時24分

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