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第23回サラリーマン川柳

 今年の優秀作100選を発表 !

 前回も『第22回・サラリーマン川柳』記事を公開しました。あれからもう1年が経ったわけで、改めて1年はあっという間だと実感させられます。主催の第一生命保険は10日、今年も23回『サラリーマン川柳コンクール』の優秀作を発表しました。
 今年の応募総数は29,215句にのぼり、サラリーマンの悲哀を詠んだユーモアたっぷりの句が勢ぞろいだったようです。
 今年の傾向は、昨年の流行語大賞にもノミネートされた“婚活”“草食系”をはじめ、
    仕分け人 妻に比べりゃ まだ甘い    (北の揺人)
など“仕分け人”などをキーワードとした句が多かったようです。枝野幸男衆院議員(現行革刷新担当相)や蓮舫参院議員らの仕分けは、かなり手厳しかったわけで、「妻の仕分けはそれ以上」というのですからいやはや何とも恐れ入ったことで。

 また昨年はテレビで見かけない日はなかった、“こども店長”こと子役の加藤清史郎君関連の作品もちらほら見かけられます。
    こどもでも 店長なのにと 妻なげく    (みいみい)
    妻キレて 「来とうなかった 嫁になど」    (一見)
 前の句は“こども店長”もいるご時世なのに、「何よあなたは。万年ヒラの甲斐性なしで…」という妻の嘆きといったところでしょうか?後の句は、ご存知NHKの昨年の大河ドラマ『天地人』で、直江兼続の幼少与六を演じた加藤清史郎君の名ゼリフ「こんな所 来とうなかった」をもじった秀句です。でもそんな妻だって新婚早々の頃は、花も恥らう初々しい新妻だったことでしょう。長い歳月の間、世知辛い当世に擦れて妻も否応なく変わってしまうということですかねぇ。

 長引く不況の影響からか、“リストラ”や“就活”の苦しさを盛り込んだ悲壮感漂う句も多かったようです。
    リストラは どこにいるのと 孫に聞く   (甘辛爺い)
    温暖化 なのに就活 氷河期へ      (金魚姫)
    不景気で 就活あきらめ 婚活へ     (新卒女性)
 第1句は第15回最優秀作の「デジカメの エサはなんだと 孫に聞く (浦島太郎)」の模倣のようで、やや独創性に欠けるかなと思わないでもありません。第2句は自然現象の変化とは真反対な、今日の“大就職難”という社会現象を氷河期にたとえて、なかなか鋭い秀逸な句だと思います。
 第3句、現下の情勢ではやはり就活よりも婚活の方が、まだ易き道なのでしょうね。新卒女性さん、どうぞ良いパートナーを見つけて幸せになってくださいね。くれぐれも後で、「来とうなかった  嫁になど」とグチることがありませんように。

 そして大半を占めるのはやはり“家族”だったようです。
    肉隠す 妻は巧みな 装飾系       (制権後退)
    おかえりと 笑顔で言われて 身構える  (窮鼠)
    あなただけ 言った妻が あなたどけ !!   (家事まめ夫)
    わが妻の 額に欲しい “愛”の文字   (無茶キング)
 すべて家族とは言っても、今やモンスター的変貌を遂げた“妻”への嘆き節、恨み節ですね。過去の例からも、川柳が最もブラックユーモア的な本領を発揮するのが、妻を詠んだ句であるようです。いずれにしても皆々、夫婦事情を当今の流行語をもじったりしながら詠んでいて、思わず「うまい !」とうならされます。

 なお今回選出された100選から「ベスト10」を選ぶ一般投票の受付は、3月12日(金)まで第一生命保険WEBサイトで行われます。そして5月中旬には『第23回 サラリーマン川柳コンクール』ベスト10、さらに100句のランキング、そして新たなテーマ別の秀作200選が発表されます。ちなみに昨年の最優秀作は、
    しゅうち心 なくした妻は ポーニョポニョ  (オーマイガット)
だったそうです。さて今年はどの句が最優秀作に選ばれるのでしょうか?

 (注記)本記事は、『YAHOO ! ニュース』の「第23回サラリーマン川柳」記事を元にまとめました。

 (大場光太郎・記)

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