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大マスコミの世論誘導で支持率続落

 政権交代という「無血革命」を成し遂げたのは国民だ。「政権崩壊」に導く亡国マスコミの策動は断じて許されない !

 各社世論調査における鳩山内閣及び民主党への支持率下落が止まりません。それもひどい下落です。たとえば読売新聞41%、NHK38%、共同通信36.3%…。中でも共同通信調査は前回より5.1%も下がり、政権発足時には72%もあった内閣支持率は6ヶ月で半減してしまいました。
 取分け民主党にとってショックなのは、この夏の参院選の比例投票先です。これまでは民主党が圧倒してきたのに、自民党に肉薄されているのです。それも読売調査では3ポイント差、共同調査ではたったの0.6ポイント差。もうほとんど横一線のラインです。そして両調査ともに「参院選の結果、民主党の単独過半数を望まない」という人が約6割にも達しています。

 しかしこれは年初以来の新聞・テレビなどの大メディア総掛かりの、「小沢幹事長、民主党大バッシング」報道からして、当然の成り行きだと言えます。東京地検の意向を受けた大メディアの「官報複合体」による、「小沢幹事長は犯罪者だ」「“政治とカネ”では民主党も自民と一緒だ」式の世論誘導、世論操作の成果が、こういう形となって結実し出したのです。
 年初以来あれだけ小沢幹事長への連日連夜のネガティヴ報道を繰り返されれば、根っからの民主党支持者ではない時々の政局風まかせの無党派有権者などは、「民主党に政権任せていて、この先ホントに大丈夫か?」などとぐらぐらするのは当たり前の話です。

 それに各社世論調査では、例えば(少し前の)朝日新聞の例では「鳩山の修正申告を納得できるか」「小沢は国会で説明すべきだと思うか」「小沢は幹事長を辞任すべきか」「小沢と鳩山の対応に納得できるか」「参院選で小沢問題を重視するか」というような「政治とカネ」がらみの誘導尋問的な質問を、ネチネチとぶっつけてくるといいます。
 これでは暗に、「こんな民主党を支持しているのはいけないことなんですよ」と言わんばかりではないでしょうか?直接聞かれた当事者といい、その調査結果を見せられた国民読者、視聴者といい、支持から不支持にどんどん雪崩を打っていくのは当然なのです。

 鳩山首相の母親からの巨額献金問題、小沢幹事長の土地購入問題、これらは一応検察的には決着を見た問題です。小沢捜査時に見る、虚実ないまぜの大鶴基成ら検察幹部からの捜査情報を大本営発表的に垂れ流した超過熱報道を謙虚に反省し、以後はしおらしく少しは“社会の木鐸”らしくこの国の将来ビジョンでも語り始めてくれるのかと思いきや。蛇蝎(だかつ)のごとく執拗な大マスコミは、以前にもまして「政治とカネ」報道に特化して、追及の手を緩めようとはしません。
 特に参院選前まで、キーマンである小沢氏は何としても幹事長を辞任させたいらしく、今発売の月刊各誌でも「小沢バッシング」を総力特集していると言います。また暴走検察共々、北教組の資金供与疑惑で小林千代美衆院議員を次のターゲットにしています。

 昨年の総選挙前は、検察とタッグを組んで「“かんぽの宿大疑獄”隠し」としての西松建設事件をでかでかと報道し、大久保元秘書逮捕そして選挙前の小沢氏の代表辞任に追い込むことに成功しました。そして選挙期間中は、「総選挙隠し」のために“のりピー事件”を大々的に報道し、また国民有権者に恐怖心を与え時の麻生政権・自民党になびかせるべく“新型インフルエンザ脅威”報道も連日しまくりました。
 しかしそれでも賢明な有権者は、自民党を“金輪際”見限り、強い政権交代の意思をもって民主党に300超という驚異的な大議席を与えたのです。
 検察をはじめとする霞ヶ関官僚群そして大手メディアなどの思惑は、まんまと外れたわけです。
 
 ところで(小泉内閣のりそな銀行疑獄などを摘発しようとしていた矢先、小泉の手先である当時の警察、検察、マスコミによって“痴漢冤罪”の汚名を着せられた)植草一秀元早稲田大学教授は、彼ら旧体制勢力を「悪徳ペンタゴン」と命名し厳しく糾弾し続けています。(植草一秀ブログ『知られざる真実』
 植草一秀氏によれば「悪徳ペンタゴン」とは、「政、官、業、外、電」のペンタゴン(五角形)のことだとしています。簡単に説明すれば、「政」は政治屋(自民党)「官」は特権官僚「業」は大資本(財界)「外」は米国(アメリカユダヤ・CIA)「電」は御用メディアを指しています。これら「悪の軍団」がタッグを組んで、戦後ずっと国民を誘導、誤導してきたのです。
 そして今回は、国民の意思で成し遂げた政権交代を崩壊させ、既得権益 = 悪徳権益を独占し続けようと企んでいるのです。

 この悪徳ペンタゴンも長い間の制度疲労によってモウロクしたらしく、昨年の総選挙では政権交代を許してしまいました。そしてもし仮に、今夏の参院選でも民主党が勝利し過半数を取るようなら、強固な民主党政権の確立です。逆に悪徳ペンタゴン連中は、参院選後に次々に打ち出される諸改革によって、それこそ悪徳権益の息の根が止められてしまいます。
 その意味で今夏の参院選は、小沢・鳩山ら民主党首脳にとっても、悪徳ペンタゴン連中にとっても、天下分け目の「最終決戦」なのです。今続いている大マスコミの猛烈な民主党バッシングは、そういう観点から捉える必要があります。

 民主党中心の鳩山政権が発足して、まだ半年です。対して自民党をはじめとした悪徳ペンタゴン連中は、この国を戦後65年もの長きにわたり牛耳り続け、この国を瀕死の状態に追い込んできたのです。その罪万死に値します。
 悪徳ペンタゴンよってもたらされたこの国の病状はあまりにも深刻で、半年やそこらの短期間で快癒するほど生易しいものではありません。1年、3年、5年と、国民は長いスパンで現政権の政策、改革を見守るべきです。

 以前何度か引用した言葉ですがー。旧約聖書に「幻(ヴィジョン)なき国民(くにたみ)は滅びる」という有名な箴言があります。だがしかし昨年主権者たる日本国民は、悪徳ペンタゴンの一角の自民党に完全に見切りをつけ、民主党中心の政権交代を実現させたのです。その先に見え隠れする「明るい国家ヴィジョン」を垣間見たからです。
 悪徳ペンタゴンの一翼を担う大マスコミに、かかる国民の将来ヴィジョンを奪うことなど許されるはずがありません。甚だ性質(たち)の悪い理念を亡失した大マスコミには、「ヴィジョンなきマスコミは滅びる」と強く言いたいと思います。

 (大場光太郎・記) 

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