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『蛍の光』は1万2千年前の歌?(4)

 レムリア沈没を見越して、シャスタ山に「地中都市」を建設した人々がいた !?

 レムリアが海底に沈んだ1万2千年前、約300万のレムリア人が命を落としたといわれています。それは当時のレムリアのほぼ全人口に相当しました。しかしその時レムリア人のすべてが滅びたわけではありませんでした。
 2万5千年前のアトランティスとの大戦争後、スピリチュアル・ハイラーキー(霊的聖師団)からの「滅亡予告」を真剣に受け止め、その時に備えてひそかに準備を進めていた人たちがいたのです。

 それらの人たちが滅亡時の避難場所として選んだのが、現在のアメリカ合衆国カリフォルニア州北部のシスキュー地域の名山「シャスタ山」だといいます。シャスタ山はシエラネバダ山脈最大の山ですが、1万2千年以前のレムリア大陸にあってその東端部に位置し、この山付近一帯は滅亡後も残ることが分かっていたのです。
 一部レムリア人たちがシャスタ山を探索した結果、山中にドーム状の空洞があることを発見したのです。そこを改良、改造することによって十分生存可能であることを確認し、彼らは「アガルタ・ネットワーク」中枢部に対して、シャスタ山内部に「地中都市」を建設するための許可を求めました。

 同都市建設にあたっては、彼らレムリア人たちがそれまで(レムリア後期)の圧制や戦争から十分教訓を得てきたこと、今回の地中都市建設は、滅亡に伴う被害からレムリアの記録や文化を守り後世に残すためであることなどを、同ネットワーク及び銀河連邦に願い出て許可を求める必要があったのです。
 ここで「アガルタ・ネットワーク」とは、それ以前も地中・地底に存在していた諸都市を一つに結ぶネットワークのことです。4万年以上前に地上から姿を消し地底に移住していた“ハイパーポーリア人”がその中枢を担っているようです。

 同ネットワークに加盟が認められるのは、「他者を傷つけず、侵略もしない、光 = 愛の原則に基づいた都市だけ」だといいます。このアガルタ・ネットワークという「光の地底都市同盟」は現在も存在しており、120もの都市を数えるそうです。そしてそのうち4つの都市にはレムリア人が、2つの都市にはアトランティス人が住んでいるそうです。
 なお地底都市の中には同ネットワークには属さず、独立して存在する都市も幾つかあるといいます。その中には、地上の現世界システムを奥からコントロールしている「暗黒勢力」とつながりを持つ“暗黒地底都市”もあるようです。

 こうして当時のレムリア人は許可を得て、滅亡の5千年ほど前からシャスタ山内部の地中都市建設に着手することになりました。まず溶岩流のコースを安全な方向にそらし、山の内部のかなり大きなドーム状洞窟を、エネルギー、クリスタル、音、波動などを利用したテクノロジーを用いて改良し、さらに地下1マイル(1.6km)まで掘り進め広大な地下都市を造っていったのです。
 滅亡2千年前には、レムリア各地の神殿のレプリカ(複製)、レムリア文化の記録、宝物、芸術品などを同都市内部に移しはじめました。そしてレムリア人たちは、この都市を「テロス」(Teros)と名づけました。テロスは、「スピリットとのコミュニケーション」「スピリットとの調和」「スピリットとの協調」を意味するそうです。

 ところで、「シャスタ山」は通常の山という概念を遥かに超えた、地球上でも最も神聖な場所(パワースポット)の一つであるようです。
 古来時折り、山全体が光を発しているのが見られたり、不思議な音が聞こえたりして、ネイティヴアメリカン(インディアン)たちは、昔から「聖なる山」として畏れ敬ってきました。実際透視能力に優れた人たちは、シャスタ山が巨大なエーテル体の紫色のピラミッドに覆われているのが見えるといいます。そしてそのピラミッドの頂上は地球上から遥か彼方の空間へと続き、この銀河系区域(セクター9)の惑星連邦と私たちをつないでいるそうです。そしてこの荘厳なピラミッドは内側(地中)にも造られていて、地球のちょうど「核」の部分にまで届いているといいます。(なお、地球の核は“灼熱のマグマ”というのは事実ではないようです。)

 こうしてシャスタ山内部に建設された「テロス」は、レムリア滅亡時最大200万人が収容できるような規模になっていたといいます。しかし大陸の崩壊が予想より少し早まったため、大勢がテロスに入るのに間に合わず、命が助かったのは既にテロスに入っていた2万5千人だけだったといいます。そしてこの人たちが、当時のレムリア人で唯一の生存者となったのです。

 レムリア滅亡後も諸般の理由により、レムリア人たちはテロス内部に住み続けました。つまりその時以来1万2千年間、地上とはまったく別の進化のコースをたどってきたのです。今日では地上文明とは比較にならないほどの高度な精神性とテクノロジーを発達させ、「間近に迫った」地上の私たちとの“再会”を心待ちにしているというのです。 (以下次回につづく)

 (大場光太郎・記)

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