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激震 ! 検審「小沢起訴相当」

 検察審査会の議決は、検察・マスコミ旧勢力合同による「民主党潰し」の結果だ

 当ブログでは年初以来の政治謀略的な「小沢捜査」に関して、再三記事にしてきました。今回の東京第五検察審査会の動きについても、先日の『怪しい検察審査会の動き』 『検察審査会「起訴相当」答申?』記事で、おそらく今回のような処分が下されるだろうと予想してきました。先週火曜日に出されるはずでしたが、ちょうど1週間ずれたものの予想通りの結果となったわけです。
 まず今回の検察審査会の議決について、『asahi.com(朝日新聞社)』記事を転載します。
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 -小沢一郎氏「起訴相当」議決 陸山会事件で検察審査会-
 小沢一郎・民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地取引事件で、東京第五検察審査会は27日、政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑で告発された小沢氏を東京地検特捜部が不起訴(嫌疑不十分)とした処分について、「起訴相当」とする議決をし、公表した。特捜部は今後、再捜査して再び処分を出す。昨年5月に施行された改正検察審査会法では、再捜査の末に再び不起訴としても、それに対して審査会が2度目の「起訴すべきだ」とする議決をすれば、裁判所が指定した弁護士によって強制的に起訴されることになる。

 特捜部は2月、小沢氏の元秘書で陸山会の事務担当者だった衆院議員・石川知裕被告(36)ら3人を同法違反罪で起訴した。その一方で、小沢氏については「虚偽記載を具体的に指示、了承するなどした証拠が不十分で、共謀は認定できない」として不起訴にしていた。これに対して小沢氏を告発した東京都内の市民団体が「証拠の評価が国民目線とずれている」として、「起訴相当」の議決を求めて審査会に審査を申し立てていた。

 石川議員らの起訴内容は、2004年に小沢氏からの借入金4億円で東京都世田谷区の宅地を約3億5千万円で買い、07年に小沢氏に4億円を返済するなどした収支を政治資金収支報告書に記載しなかったとするもの。特捜部は4億円にはゼネコン側からの裏金が含まれるとみているが、小沢氏側は「個人資産」と否定している。-2010年4月27日15時37分- (以上転載終わり)
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 問題は今回の検察審査会(以下「検審」)の答申を受けて、東京地検特捜部がどのような動きをみせるかです。『検察審査会「起訴相当」答申?』で紹介したジャーナリストの歳川隆雄氏のネット記事では、検審の「起訴相当」答申が出たら地検特捜は「小沢幹事長を即日“在宅起訴”するだろう」というものでした。しかし今のところ地検にそのような動きはみられないようです。
 これは当然です。なぜなら地検特捜は、一連の小沢問題について一年以上も執拗に捜査し続け、今回問題の世田谷区内の土地購入をめぐる小沢幹事長の関与について、2月4日「嫌疑不十分で不起訴処分」としたのです。それを覆して、一般市民からなる素人集団・第五検審が「市民目線から許されない」から「起訴相当」と結論づけたとしても、十分過ぎるほど捜査を尽くしてきたプロ集団がその答申にひょいひょい乗っかるようでは、東京地検の存在意義が問われかねないからです。

 日本における暗黒捜査機関・東京地検も、諸事情を考慮して、スケジュール通りまずは「再捜査」そして本日から3ヶ月以内の「起訴」「不起訴」処分決定という段階を踏むのでしょうか?そして今回の検審答申を陰で操っていたと見られる大鶴基成次席検事以下は、次回(参院選直前頃)間違いなく「起訴処分」の決定を下すことでしょう。
 今回の件は見る人が見れば、今夏の参院選を控えて、民主党勝利を阻むための検察・メディアによる悪徳ペンタゴン旧勢力による、「小沢潰し」「民主党潰し」目的の政治的謀略以外の何ものでもないわけです。特に新聞・テレビは一斉に鬼の首でも取ったかのように、「小沢一郎は責任を取れ」「幹事長を辞任せよ」などと、今後連日沸騰報道しまくることでしょう。

 それに呼応して、渡部恒三、前原誠司ら反小沢、反党分子らも、民主党内で「小沢辞任」を求めて種々画策し出すことでしょう。それに対して、前日自身の偽装献金問題では検審から「不起訴相当」答申を受けたばかりの鳩山首相は、「コメントは差し控えたい」と当面は静観の構えですが、いよいよになってどういう方針を下すかです。この問題の対処法を誤れば、それこそ自身の進退問題に直結し、かつ党内が四分五裂しかねない重大局面です。今こそ鳩山首相の強いリーダーシップが求められます。

 政治的謀略の色濃い地検特捜の一連の小沢捜査、大メディアによる連日の小沢バッシング報道により形成されていった「小沢幹事長辞任」の世論の流れ。その延長線上にある今回の検審議決。あくまでも私個人の見解としては、今回の件で小沢一郎は幹事長職を辞める必要などないと思います。
 ただ、下がり続ける政権・与党の支持率などから判断するに、いずれ小沢氏が幹事長を辞任するか、鳩山首相が決断を迫られる局面もあり得ます。その時首相が、マスコミ世論に迎合して自らが小沢氏を切り、反小沢、反党分子の一人である仙谷国家戦略相などを幹事長に充てるようだと、今夏の参院選での民主党の勝利の目はなくなり、政権自体が立ち行かなくなるのは必至でしょう。

 民主党内も、昨年政権交代を支持した国民有権者も、ここは冷静な判断が求められます。今回異例のスピード議決した検審は、それよりずっと前に申し立てられていてたなざらし状態の、「森田健作公職選挙法違反容疑問題」の議決を一体いつするのか?東京地検は、大阪の市民団体が告発した前内閣による2.5億円もの「機密費持ち逃げ事件」の捜査に、一体いつ着手するのか?
 私たち国民はもうこれ以上、検察・マスコミなどの悪徳権益守りたさの、旧勢力の政治的謀略に引っかかっていてはいけません。

 (大場光太郎・記)

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コメント

<みんなで渡れば怖くない>
<誰も責任を取らない>
この2つのことから、ピッタリと思い当たること・・・・、それは国民を騙しまくるマスコミのことです。小沢氏問題の検察審査会のことです。

起訴したくて起訴したくて暴走までしまくった検察が、証拠不十分で起訴できなかったものを、何で素人集団の検察審査会のメンバーが、3ヶ月と云う短期間で起訴相当の根拠を掴んで「起訴相当」の結論を出すことが出来るのか!? 科学的には考えられないことである。
検察審査会のメンバー一人ひとりに、責任を負わさない限り、現状のシステムでは、やりたい放題できるのではないか。今回の件、逆に考えれば、選ばれた11人のメンバーが、仮にもし小沢氏を支援する人たちだったら、「不起訴相当」と云う結論が出てくるのも濃厚だ。と云うことは、選ばれたメンバー如何によって、一人の人間の人権がどうにでもなるようなでたらめの制度だ。つまり、現状、メンバーには、何の責任もないことから、結論を下すにあたっては歯止めは全くないのやりたい放題である。
「あなたの場合は、選ばれたメンバーの方々がこういう方々だったので、起訴相当になりまして、大変お気の毒でした。」とでも言うのか!!!!!こんなデタラメな制度、人権を踏みにじる制度でもあることは明らかではないか!!!!国民政権の法務大臣としては何もしない同然の法務大臣、この制度について、国民に納得できるように説明責任をとっていただきたい。
選挙のたびに住民票を移しかえる宗教団体の存在も在ると聞く。こういう宗教団体がどんどん勢力を拡大しているので、検察審査会のメンバーに複数紛れ込む可能性が高い。極端に言えば過半数の6人を紛れ込ますことだって可能ではないか!!!
国民政権の法務大臣としては何もしない同然の法務大臣、しっかりせい!!!!!!
日本を人民裁判の国でもしようとしているのか!!!!
日本は、法治国家だ。
まさに違憲とでも言い切れるこのような制度は、一刻も早く抜本的に見直すべきだ。

投稿: 匿名 | 2010年4月29日 (木) 11時43分

匿名様
 おっしやるとおり。私も「検審」の実態について、もう少し明らかにした記事を、と考えていました。かなり説明していただき助かります。多少修正の上、【読者の声】として公開させていただきますので、あしからずご了承ください。

投稿: 自遊人 | 2010年4月29日 (木) 15時18分

ネット情報によると、
①小沢氏を検察審査会に告発したのは自称桜井誠という人物で、「在日外国人の特権を許さない市民の会」略称「在特会」という極右ならず者集団の主催者とか。
http://fujifujinovember.cocolog-nifty.com/blog/2010/04/post-8588.html

②審査会メンバーを主導したのが米沢弁護士で、なんと麻生前首相のグループ企業の「麻生総合法律事務所」所属。メンバーは有権者の名簿からクジ引きで選んだのではなく、任意公募で、召集されたようです。
http://fujifujinovember.cocolog-nifty.com/blog/2010/04/post-8588.html

③所属の法律事務所の40周年イベントに、来賓として谷垣禎一自民党総裁が参加。
http://www.aso-law.jp/topics.html

これらがほんとうのことなら、めちゃくちゃですね・・・。

投稿: 匿名 | 2010年4月29日 (木) 21時08分

重ねて貴重な情報、ありがとうございます。こちらもミックスして、記事とさせていただきます。(追記)こちらは「貼付け」うまくいかず断念しました。

投稿: 自遊人 | 2010年4月29日 (木) 23時07分

こんばんは。二木様の「歌物語」に下手なコメントを寄せていた「ひろし」と申します。あなた様のブログには以前から何回かアクセスして、身辺雑記から難しい社会や政治問題についてまで鋭い筆法で切り込んでおられる姿勢に、いたく感服して読ませていただいています。今回の小沢対検察の問題にしても、現今の日本のメディアの総保守化にしても、普天間問題にしても、帰するところ同根であり、背後にアメリカの指示があることは明白ですが、それを如何にして国民に周知させ、大衆行動に結びつけることが出来るか、なかなか難しいですね。このまま民主党の支持率が低下して行くと、参院選は間違いなく惨敗です。しかも、政治的手腕が拙劣な鳩山首相のもとでは、まず勝ち目はありませんね。わたしは横須賀に住んでいますから小泉元首相の地元ですが、まったくかれを買っていません。しかし、あの政治的パフォーマンスは見習うべきではないでしょうか。民主党は大衆に訴える技術は本当に下手ですね。もっともメディア全体が敵ではやむを得ない面があるのはわかりますが。
 話は変わりますが、このところ「歌物語」にあなた様の投稿がないのは寂しいかぎりです。わたしの記憶では、「ああモンテンルパ‥‥」のブログ炎上からのように思うのですが。わたしもあなた様のコメントに同意して投稿しようと思った矢先に消去されて、いたくがっかりしてしまいました。管理人様の立場ではやむを得ないとは思いますが、残念な気はします。あなた様の投稿が、あのブログ炎上と関係があるとは思いたくありませんが、わたしと同様に、あなた様の投稿を心待ちにしている方々も沢山おられることと思います。本ブログの運営で手一杯という事情もわかりますし、本業の方も疎かにできないということもわかりますが、以前のように、折りに触れて素晴らしいコメントをお寄せいただくことを切望しております。乱文多謝。        ひろし

投稿: ひろし | 2010年5月 4日 (火) 21時27分

ひろし様
 ご丁寧なお文を賜り、大変ありがとうございます。ひろし様も『うた物語』に投稿されていたということですが、もしかしてHNは「hiroshi」様だったでしょうか?もしそうなら、私も注目してコメントを読ませていただいておりました。
 ご指摘のとおり、今の政治状況は大変困った事態に立ち入っております。小沢問題、普天間基地移設問題など、鳩山現政権はまさに内憂外患で、身動きが取れない状況に陥ってしまっているようです。ないものねだりですが、鳩山首相の言行不一致には困ります。最も自民党政権下の歴代首相も、見事な言行一到を示した御仁はあまり記憶にありませんが、「宇宙人」鳩山首相の言行の「軽さ」は問題です。
 それと当ブログで何度も記事にしましたように、検察やメディアが政治的流れを創ってしまう、我が国のあり方に非常に危ないものを感じてしまいます。このことは今後とも折に触れて力説していきたいと考えます。
 『うた物語』おっしゃいますとおり、『モンテンルパ騒動』以降すっかりご無沙汰致しております。その件だけではなく、それ以前から何となく『もう「うた物語」でのオレの役割は終わったかな?』と感じていたのです。ですから『モンテンルパ』の件は、一つのきっかけになったに過ぎません。
 あれ以来、私は『うた物語』への訪問自体止めてしまっています。ですから二木先生がその後どんな歌をアップされたのか、皆様がどんなコメントをされているのか、まったく知らない状態です。
 しかし全く気にしていないかといいますと、やはり気にはなっているのです。ただお勧めの「コメント再開」につきましては、もう少し熟慮する期間をいただきたいと存じます。第一あの件では、二木先生にすっかり非礼を働いてしまったわけですし。またそれ以前に改めまして、『うた物語』ご訪問の再開から始めなくてはいけません。
 当ブログ今後ともお気軽にお訪ねください。

投稿: 自遊人 | 2010年5月 4日 (火) 21時48分

早速ご返信をいただきありがとうございます。昨夜のわたしのコメントは、とくに公開を期待したのではなかったのですが、自動的に公開されてしまい、少々あわててしまいました。公開のものでしたら、いま少し内容を考えるべきだったと今になってほぞをかんでいます。
 ところで、あなた様のプロフィールからのメールアドレスは、今は使われていないのでしょうか。先ほど送信したのですが、戻って来てしまいました。このコメントも公開するようなものではありませんので、お読みになりましたら、削除していただいて結構です。 なお、わたしのハンドルネームは「ひろし」で、「HN」ではありません。念のため。
                        ひろし

投稿: ひろし | 2010年5月 5日 (水) 12時48分

 ひろし様。重ねてありがとうございます。いえいえ、立派なご文で、十分公開に耐えうる内容かと存じます。
 そうなのです。ココログ内のメールアドレス、ココログのシステム変更に伴って、3月頃から従前のアドレスは使用不可となっております。直さなければならないのですが、今まではココログからも読者からもメールはめったに来なかったもので、そのままにしておりました。またいつか直しておきます。
 それから「HN」は「Handle Name」の略称です。『うた物語』には、確か「hiroshi」というハンドルネームでコメント投稿されていた方がおられたように記憶していますので、その方がひろし様だったのかな?と思った次第でした。
 きょうは晴天の「こどもの日」です。さっき外に出て車で近所を回ってみましたら、きょうはやけに子供たちの姿が目につきました。子供たちの元気な姿を見るのはいいものですね。こちらも元気になってきます。

投稿: 自遊人 | 2010年5月 5日 (水) 13時34分

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