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怪しい検察審査会の動き

 どうも変だぞ。超スピードで進む鳩山・小沢事件の検察審査会

 最近鳩山首相の元公設秘書が在宅起訴された虚偽記入事件で、首相の不起訴処分の当否を審査中と報じられました。また民主党の小沢幹事長の資金管理団体をめぐる収支報告書虚偽記載事件でも、東京第5検察審査会が6日東京地検の検事から意見聴取したとも報じられました。
 極秘であるはずの検察審査会(以下「検審」)の内容が、両事件とも記者に漏れているのです。これは年初の小沢捜査情報が土石流的に報道されたのと軌を一にするものです。またぞろ検察関係者からの意図的リークによるものとみるべきです。

 また異常なのは、両事件が異様な早さで審査が進んでいることです。鳩山首相の事件は1月、小沢幹事長の事件は2月に、それぞれ検審が申し立てを受理したものです。なのに共同通信や日経新聞によれば、「今月にも議決される見通し」というのです。
 もしこれが本当ならば、検審が審査に費やす期間はたったの2~3ヶ月ということになり、とにかくこれは極めて異常な事態なのです。

 別の事件と比べてみるとよく分かります。例えば、自民党支部長でありながら「完全無所属」を名乗って千葉県知事選挙に当選した森田健作の、公職選挙法違反容疑の告発です。千葉地検の不起訴処分を不服とした市民団体が、昨年12月に検審に申し立てを行いましたが、4ヶ月経っても何ら進展していないのです。
 告発した「森田健作氏を告発する会」の代理人弁護士は、「こちらの申し立ては、検審でいつ議決されるのか、会議がいつ開かれているのか全く分かりません。(鳩山首相などの検審の状況に比べて)不思議な扱いだと思います」と語っています。

 また1月の『東京地検は、こちらも直ちに捜査せよ !』記事でも述べましたが、「公金の違法な使用をただす会」という市民団体によって1月18日に告発された、前内閣による2、5億円にも上る「機密費持ち逃げ疑惑」は、3ヶ月が経過した現在でも棚上げ状態、捜査に踏み切ったという情報は一切ありません。同事件は、悪質性において小沢事件の比ではないのです。もし地検が本当に「正義の砦」であるのなら、河村建夫前官房長官を即逮捕、起訴すべき大事件です。
 なのにこちらは一切捜査せず、鳩山、小沢を告発した、樋渡検事総長もその一員である「日本版CIAネットワーク」関連の怪しい市民団体のものは、「待ってました」とばかりに直ちに捜査開始したのです。

 今回の件に戻ります。さて検審はそんな早さで議決できるのだろうか?ある司法ジャーナリストは小沢事件について、「そもそも検察が1年以上かけて捜査して集めた資料は膨大です。検審事務局が要点をまとめるとはいえ、くじで選ばれた一般国民の審査員は、慣れない法律用語を読むだけで大変だし、資料を理解するのに時間がかかる。今回、検事から意見聴取と報道されたが、審査員が事件の概要をどこまで理解して質問したのか疑問です」と語っています。

 本来ならば東京地検特捜部が、小沢関連をしらみつぶしに捜査して「嫌疑不十分で不起訴」としたのですから、検審の結論も「不起訴相当」となるのが当然です。もし仮に「起訴相当」や「不起訴不当」と議決されれば、地検特捜の「不起訴処分は一体何だったのか」と、東京地検の権威が根底から揺らぎかねないからです。
 しかし旧勢力「悪徳ペンタゴン」の一角である検察幹部らにとって、今は彼らの官僚生命がかかった大一番の時です。もはやなりふりかまっていられないのです。「検察モンスター」とでもいうべき東京地検は、息がかかっている検審に「起訴相当」あるいは「不起訴不当」の議決をさせ、特捜部が再捜査する方針であるのは明らかです。この者が手掛けた捜査では「必ず自殺者が出る」と言われる、大鶴基成の地検次席検事着任もその兼ね合いからでしょう。

 蛇蝎の如き東京地検の狙いは、「小沢幹事長の失脚」であり「民主党政権崩壊」です。そのため、支持率下落が止まらない今こそ最大のチャンスととらえているのです。事件の詳細などさっぱり分からない一般国民から選ばれた審査員も、今なら少なくとも「不起訴不当」には諸手を挙げて賛同してくれるだろうというわけです。
 鳩山政権、民主党への支持率下落は、年初以来の新聞・テレビとの絶妙な連係プレーのなせる技です。彼ら悪徳ペンタゴン連中は、今夏の参院選こそ「最終決戦」と位置づけ、シャカリキに民主党政権潰しにかかっているのです。もし民社党が勝利するようなことになれば、その後の容赦ない「検察改革」「マスコミ改革」によって、彼らが長年吸い続けてきた悪徳権益はジ・エンドですから、死に物狂いなわけです。

 残念ながら、新聞・テレビだけが唯一の情報源の国民多数には、こういう構図がまるで見えていません。その結果、大メディアにいいように“マインドコントロール”されるだけです。これで「国民主権」などと言えるでしょうか?
 「モンスター検察」「モンスターマスコミ」を、これ以上野放しにしてはいけません。「草の根ネット民主主義」の広がりが、今後ますます強く求められるゆえんです。

 (大場光太郎・記)

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