第何ラウンド?検察vs小沢
国民は、大鶴基成らパラノイア検察に一体いつまでつき合わされるのか?
民主党の小沢幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地取引をめぐる政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部は12日、小沢氏や石川知裕衆院議員ら元秘書3人に任意の再聴取を要請しました。
これは、小沢氏の不起訴処分の当否を判断する東京第五検察審査会(以下「検審」)が、4月27日「起訴相当」を議決したことを受けた対応です。
問題の検審の起訴相当について新聞・テレビは、同議決が出たことだけを取り上げて、中身を冷静に分析もせず「民意は重い」とか「市民目線から許しがたい」と、まるで鬼の首でも取ったかのようなろくでもない報道を繰り返すばかりです。
この件に関して小沢一郎は何をしたのか、それが法に照らして処罰に値することなのか?そうした肝心なことに対する検証など一切ないのです。これは検察と同根の悪徳旧勢力である大メディアの、劣化、衰退を示す顕著な例だと言わざるを得ません。
確認すべきは、検審が「起訴相当」と判断した被疑事実は何かということです。
「陸山会が2004年10月に土地を取得し、代金として3億4260万円を支出したのに、そのことが同年の政治資金収支報告書に記載されておらず、2005年1月の報告書に書いてある」という、たったそれだけのことなのです。
土地の取得や代金の支払いを隠蔽したわけでも何でもなく、時期が2、3ヶ月ずれているというだけの話です。しかも“実行犯”は当時小沢氏の秘書だった石川知裕議員だったということです。小沢氏にかけられた嫌疑は、石川と共謀して、収支報告書に虚偽記載をさせた“共犯者”であるというものです。
悪徳旧勢力仲間の検察との二人三脚で、「小沢金脈」「小沢疑獄」とさんざん扇動的デマ報道を繰り返してきた大メディアがこれまで問題にしてきたのは、小沢氏が立替えた4億円の中に不正な裏金が含まれていたのではないか?ということでした。その根拠としたのが、大鶴基成らの検察リークによる「水谷建設からの裏金5千万円疑惑」だったわけです。
しかしこれについては、関係先への家宅捜索など強制捜査を繰り返すも、結局疑惑を立証するに足る証拠は何一つ得られなかったのです。つまり東京地検は完敗し、だからこそ2月4日の「嫌疑不十分で不起訴処分」となったのです。
そのような経緯からすると、今回地検特捜が小沢氏への再聴取で聴くことと言えば、検審の被疑事実である「(2、3ヶ月の)期ズレ」のことしかないわけです。こんなことくらいで、国会会期中の議員をわざわざ呼んで改めて聴くほどのことなのでしょうか?
まあ地検特捜部としても、「検審議決の成り行きで」ということなのでしょう。その結果改めて起訴になるケースは、「新たな証拠」が出てくる以外にあり得ません。既に家宅捜索はやり尽くしているはずで再捜索は考えにくい上、客観的証拠が残っているかも疑問です。そうなると、誰かが新たな証言をするか、小沢氏自身が自白するかしかないわけです。
小沢幹事長は『国政が重大なこの時期に、何とバカバカしい』と内心では思っていることでしょう。しかし折りを見て再聴取に応じ、さらには国会の「衆院政治倫理審査会」にも出席する意向だといいます。小沢氏はこれまで一貫して、「私自身、何のやましいことはない」と言い続けていますから、今さら再聴取したところで不起訴が覆る見込みは極めて低いとみられます。
ところで東京地検内部では、7月末のリミットを待たず「早期決着」を求める意見が出ているといいます。これは今夏の参院選とかち合わないようなるべく早い時期に、つまり国政への影響を考慮してかというとさにあらず。あくまでも検察内部の特殊事情だというのですから驚きです。
というのも、6月下旬には検察トップ人事が行われるからです。現在の東京地検検事総長は樋渡利秋(64)ですが、その後任として、大林宏東京高検検事長(62)が有力とみられています。
大林氏は、捜査経験に乏しく政治的判断を優先しがちな“赤レンガ組”の典型といわれています。現政権の反感を買って次期検察トップのイスを失いたくなかったのか、小沢起訴を狙った現場の意見を悉く潰してきたといいます。
そんな人物がトップに就いたら、検審から与えられた「おらが栄達」の千載一遇のチャンスをフイにしてしまいます。そこで大鶴基成次席検事の息がかかった現場レベルでは、「樋渡体制のうちに、一気に小沢を起訴に持ち込んでしまえ」と息巻く検事もいるといいます。「検審の“お墨付き”を得た以上、新証拠がなくても起訴に持ち込める」という、“法の番人”が聞いてあきれるアウトローな強硬派もいるというのです。
今月から6月にかけて、小沢捜査はどのような展開を見せるのか?何せ相手は、大鶴ら検察というパラノイア集団であるだけに予断を許しません。
一向に上向かない国内経済、普天間基地問題、ギリシャ危機…。内憂外患あまたある中で、デッチ上げられた小沢幹事長の「政治とカネ」問題で、国民を一体いつまでだらだら付き合わせるつもりなのか。検察、大メディア、正体不明の市民団体そして検審という素人組織。その罪は極めて重いと断ぜざるを得ません。
(大場光太郎・記)
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