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「パワー」か「フォース」か

 これからは「パワーの時代」。「フォース」による米国支配は、混乱・破壊を招くだけ

 ヨーロッパ出身のある人が、「力(ちから)」には二種類あると言っています。一つは「パワー」、もう一つは「フォース」です。

 共に英単語です。手持ちの英和辞典では以下のとおりです。
 パワー(power)とは、①力②能力③(物理的)力:動力④権力、権能、勢力、権勢、権力者
 フォース(force)とは、①力、勢い②(他に及ぼす)力、影響力、勢力③暴力④(ある活動のために組織された)一群の人々;軍勢、兵力、人員;軍隊、警察隊など
となっています。
 2つともそんなに大きな差異はなさそうです。おそらくその人は「力」に2種類あるということを言いたくて、便宜上「パワー」と「フォース」を区別して用いたものと思われます。

 その人が言うには、この2つの力のうち、今後私たちが用いるべきは「パワー」の方であり、「フォース」に頼るのは時代遅れだというのです。その意味では「フォース」とは、上記の③暴力④兵力、軍隊など、覇権主義的力と捉えていいのかもしれません。
 そしてそのような力としてのフォースの使用は、「エントロピー増大の法則」による破壊や減衰を免れず、混乱や破壊を招くだけだとしています。つまりフォースとは、あくまでこの3次元物質世界だけで通用する力と定義しているのです。

 それに対してその人が「パワー」と言う時、それはエントロピー増大の法則を超えて働く力であり、さらに言えば3次元的ではない、高次元的、スピリチュアルな力だというわけです。

 もっと言えばフォースの場合は「分離観」に基づいたネガティヴな力の用い方、パワーの場合は「自他一体観」に基づいた平和的な力の用い方ということもできるかと思われます。

 ところで数千年の現歴史を振り返った場合、古くはアレクサンドロスのマケドニア帝国、古代ローマ帝国以来、時々の強大な国家や権力者が用いてきたのが「フォース」でした。それは現代では、超大国・アメリカにそのまま引き継がれているわけです。
 「フォース」を頼みとする国家は、基本的に「覇権主義国家」です。自国の利益拡張のためには手段を選びません。フォースを濫用し、他国や世界を自国の勢力下に置きコントロールしようとするのです。

 そのためには、ありとあらゆる「ネガティヴ・フォース」が行使されます。政治力、経済力、軍事力、マキュアベリ的外交術、秘密諜報、マスコミを使った大衆操作…。時として謀略というフォースを使うことが正当化されるのです。
 「自由と民主主義の国」と称されながら、実は覇権国家そのものであるアメリカは、建国以来どれほどの「謀略」を重ねて、今日の超大国に成り上がってきたことでしょう。

 これについては、最近植草一秀元早大教授が、ご自身のブログ「知られざる真実」の『メイン号沈没に酷似する韓国哨戒艦沈没事件』で、その主だった出来事を8項目ほど列記しています。
 ここで仔細に引用はしませんが、例えばその例として。①1941年12月8日の日本の真珠湾攻撃を、米国首脳らは事前にキャッチしていた。その上でわざと攻撃させて、「リメンバー・パールハーバー」というフレーズによって国内世論を沸騰させ、第二次世界大戦への参戦の口実とした。②1991年の湾岸戦争時、クウェートの武力開放に懐疑的だった国内世論を変えたのは、米下院公聴会でのクウェート人少女の証言だった。少女は「イラク兵がクウェートの病院で、保育器に入れられた赤ん坊を投げ捨てるのを見た」と証言した。しかしこの少女は実は駐米クウェート大使の娘で、戦時下の母国にいたはずはなかった。などなどです。

 お隣韓国で、哨戒艦「天安」の沈没事件が起きました。これについては韓国とアメリカをはじめとした数ヶ国合同の調査により、「北朝鮮の魚雷攻撃を受けて沈没」と韓国政府として正式に公表しました。
 世界中を大混乱に陥れた「9・11」が、時のブッシュ政権による自作自演だったことは今や公然の秘密です。だから鵜呑みにはできません。『「韓国哨戒艦沈没事件」の真相とは?』でもご紹介しましたように、米原潜コロンビア号と撃ち合った末両艦とも沈没との疑念が消えないのです。アメリカのずば抜けた「謀略フォース」をもってすれば、北朝鮮魚雷の設計図を入手し、それがさも命中したかのように製造加工することなど朝飯前のはずです。

 第一調査に参加した国は、すべてアメリカの息のかかった国ばかりです。完全に国際的な疑念を払拭するには、調査国に(イスラエル以外の)中東、アフリカ、南米の非アメリカ代表国、中国なども加わるべきです。そして事件が発生した海域の海底を隈なく調査、捜索させるべきです。またコロンビア号が無傷であるというのなら、現在のその姿も公表すべきです。
 「北朝鮮悪玉」公式見解の裏側で、その実日本近海に「核搭載」の原潜が沈んでいるとしたら、シャレで済む話ではありません。

 沈没事件が起きたのは、なおタイミングが悪い事に、我が国で普天間問題が沸騰していた時です。もし「原因が米潜艦によるものだった」などと発表すれば、いくら「アメリカ大好き」の日本国民でも、「米軍の“抑止力”とは一体何だ」となりかねません。アメリカとしては、幾重にも真相を隠さざるを得なかった謀略事情が存在するのです。

 結局「抑止力」なるものは、帝国主義的植民地支配時代、米ソ冷戦構造時代の、前世紀的思考なのです。抑止力なるものは「ネガティヴ・フォース」の端的な例です。
 こんな時代遅れの旧思考を振りかざす、各分野の米国代理人らの言説を真に受けてはいけません。

 表面的にどう見えようとも、「今この時」旧来のフォースは徐々に力を失いかけています。「暗黒勢力」もそのことをよく分かっていて、最後の悪あがきをしているのです。それに憑依(ひょうい)されている米国政府。米国にコントロールされて、唯々諾々と従っている自民党などの政治家、国内メディア、軍事評論家、ジャーナリストという図式です。

 そして「フォース」を行使している国や政府、それにコントロールされている国民の意識レベルは低いのです。このレベルで、来るべき「超変革」を乗り切るのは至難だと思われます。心の底から「愛と平和」を志向する時、底知れぬ「パワー」が発揮され、意識レベルも急上昇するもののようです。

 (大場光太郎・記)

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