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時の話題(9)

 - トップが突然「農家をやりたい」と言い出したらどうすればいいのか? -

 鳩山前首相とW杯サッカー日本代表の岡田監督が、「農家をやりたい」と周囲に漏らしたことがあるそうです。偶然なのか、それとも何か理由があるのでしょうか?

 まず鳩山由紀夫前首相(63)です。自身の偽装献金問題で野党から厳しい追及を受けていた今年の2月、側近らに「この世界から足を洗ったら農家をやりたい」と漏らしたというのです。同時期はまた普天間基地移設問題が暗礁に乗り上げ始めた時期にも当たります。これらが強いプレッシャーとなって、つい漏らした言葉だと思われます。

 また岡田武史監督(53)の場合は、カメルーン戦の数日前に「南アフリカ大会が終わったら農家になりたい」と語っていたというのです。
 その頃はテストマッチで悉く惨敗し、日本代表はどん底のチーム状態でした。大会に臨むに当たって「4強入り」の目標を公言した岡田監督にとって、チームを覆う暗雲に、日の丸を背負った代表監督としてつい漏らした弱音と見てよさそうです。

 期せずして2人のトップリーダーが漏らした「農家をやりたい」。何か隠されたメッセージがありそうです。
 メンタルヘルス総合研究所の久保田浩也所長は言います。「今ある立場を投げ出し別の環境に身を置きたい。強いストレスやプレッシャーから身を守るための一時的逃避の一つです。『沖縄に住みたい』『お遍路に出たい』というのも同じ意味で、苦しい現実から逃れたい願望が出ている。心が相当に弱っていると考えられ、行き過ぎてしまうと、松岡利勝元農相のように自殺してしまう危険性も出てきます」。

 2人以外にも、韓流スターの「ヨン様」ことペ・ヨンジュンも昨年9月、「農家になりたい」と言い出したことがあるそうです。その頃彼は体調を崩し、10㎏も体が細り、5日間も入院する騒ぎだったとのことです。

 「農家に……」というつぶやきには必ず意味があり、見逃せば松岡元農相のような最悪のケースも考えられるということです。
 「鳩山前首相が“農業”と言い出した時、その場にいた中山義活首相補佐官は『官邸に菜園を造りましょう』とトンチンカンな対応をしていた」と、政界関係者は話しています。トップの弱音に対して、これはまずい対応例だそうです。

 自殺率の高い秋田県の医師会が作成した問答集では、例えば上司でも部下でも「眠れない」と弱音を吐いたら、「そう、眠れないんですね?」と、疑問形にして言い返すのがいいそうです。また「死にたい」といったドキッとする言葉も、慌てず騒がず、「死にたい、そう思うほど苦しいのですね?」とオウム返しに伝えればいいというのです。
 周囲が勝手な推測でアドバイスしたり、対応策を一緒に考えても効果はない(むしろ逆効果)と言います。

 「農業をやりたい」とは、鳩山前首相も岡田監督も本気でそうしたいと思っていたのではないわけです。だからこの場合の絶妙な切り返しは、「農業ですか?」(久保田氏 = 前出)だそうです。
 くれぐれも官邸に畑を造ってはいけないようです。

 今月初旬鳩山首相は辞任し、岡田監督は初戦のカメルーン戦に大勝利しました。状況一変。事情こそ違いますが、もう強いストレスやプレッシャーはなくなり、共に精神的な危機は脱したとみてよいでしょう。
 だから今となっては、お2人とも“就農病”などとっくになくなり、『えっ。そんなこと言ったっけ?』てなもんでしょう。

 (注記)本記事は、6月15日付「日刊ゲンダイ」を参考、引用してまとめました。

 (大場光太郎・記)

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