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梅雨入りす

  キキと鳴き嬉々と飛びたり雨つばめ   (拙句)

 気象庁は14日、「関東甲信と東北南部地方が梅雨入りしたとみられる」と発表しました。関東甲信地方としては、昨年より11日遅く平年より6日遅い梅雨入りとなりました。
 そういえば神奈川県県央部に位置する当地でも、先週末から天気は下り気味、曇りの日が続き、いよいよ梅雨間近が予想されました。そして14日は朝からの雨。夕方には上がりましたが、それまでは小雨ながら小止みなく降り続きました。

 梅雨時は、じめじめうっとうしい「嫌な季節」ととらえられがちです。列島にべったりと梅雨前線が張りついて雨がち曇りがちの日が続き、実際そのとおりなのは違いありません。ただものは考えよう。雨には雨の風情がまたあるものです。普段通り慣れた街並みが、雨の日はいつになくシックな情趣で感じられることがあるのです。
 それに梅雨は例年7月20日頃まで続くとはいえ、おととし『梅雨晴れ間』を何度も記事にしましたとおり、けっこう晴れの日もありますし。

 通りや小公園や街路に見かけられる木々は雨に濡れそぼって、にわかに生気を取り戻し、生き生きと迫って見えてきます。同じ緑とはいっても、空き地の境に連なって植えられている木々を見ますに、萌黄色から深緑色まで濃淡さまざまが楽しめるのもこの季節ならではです。その空き地の道路際には山吹の花が橙色にいっぱい咲いています。少し盛りを過ぎて、地面にも花びらが散らばっています。

 「雨に咲く花」といえば何といっても紫陽花(あじさい)です。この花は少し通りを歩きますと、この季節あちこちで見かけられます。紫陽花は俗に“七変化”と言われるとおり、白色、青紫色から赤紫色と所によってさまざまな色合い。大きな丸い一塊となって、見る者の目を楽しませてくれます。
 梅雨の季節にはもう一つ、地味ながら紫露草も忘れてはなりません。時折り小木の木下陰の側辺りに、その一株、二株ほどをひっそりと咲かせていることがあります。

 また町外れなどを歩いていますと、土手の草むらの中に二つ、三つ昼顔が混じって咲いている姿を見かけることがあります。人の手によって品種改良された朝顔のような華々しさこそないものの、よく見ると淡いピンクの可憐さでなかなかに捨てがたい良い花です。

 遠く西の方を望めば、晴れた日ならわが町ではどこからでも見えている大山・阿夫利峯(あふりね)の雄大な姿は、さすがにきょうは見られません。麓からすっぽり雨霧に覆われてしまっています。

 降り続く小雨の中どこからか小鳥のさえずりが聞こえてきます。鳥類は人間ほどは雨を苦手としていないのでしょうか。そういえば、とある空き地で一羽の雀がピョンピョン地面を跳ね回っている姿が認められました。見れば雀とはこんなに小さかったのかと思われるほど小さな雀です。そんな小雀が、健気にも何かエサになりそうなものを必死で探し回っているもののようです。

 雨の中下校の小学児童たちが三々五々家路についています。今時の小学生たちの服装の何とカラフルなこと。特に女児たちは服といわず傘といわず華やかです。傘をくるくる回したりして、ころころ笑っておしゃべりしながら帰っていきます。
 見ると男の子3人ほどが一列になって歩いています。一番後ろについている男の子がやおら水溜りに入りました。ジャブジャブ長靴を水につけて歩いていたと思ったら、次の瞬間右足を蹴上げて水をすくい上げ、すぐ前の子に少しかけたのです。驚いて前の子が「何すんだよ」とばかりに後ろの子をにらみつけます。「いやあ、ごめんごめん」というようなしぐさを見せながら、後ろの子はツーッと前の子に急ぎ足し並びました。
 やがて3人は何事もなかったように話しながら遠ざかって行きました。

 (大場光太郎・記)

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