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当面民主党支持を止めます

 これではまるで、悪徳旧勢力→渡部恒三→七奉行乗っ取り政権ではないか。こんな「第二自民党」政権では、国民が望む改革などできっこない。参院選では民主党には投票しない。

 6月4日菅直人が第94代の内閣総理大臣に就任しました。衆参両院本会議での首相指名に先立って行われた、民主党の代表選で菅氏は291票を獲得、対立候補の樽床伸二衆院環境委員長の129票を大きく引き離して、新代表に選出されたことを受けたものです。

 鳩山前総理の辞任表明後、真っ先に後継として名乗りを挙げたのが菅直人でした。当座は菅氏が総理になった場合、どんな政権のスタイルにしたいのか、今ひとつ分からないところがありました。
 しかしその後の言動から、徐々にその輪郭なり方向性が見えてきました。

 余人は知らず、私は失望、落胆を禁じ得ません。3日、菅直人を党代表に推薦する名前が明らかになりました。岡田克也、仙谷由人、前原誠司、枝野幸男、野田佳彦、玄葉光一郎…。皆々老害・渡部恒三の臭い息のかかった「対米隷属派」「反小沢グループ」の連中ばかりではないですか。

 菅直人はかつて市川房枝女史に共鳴し、30代で颯爽と社民連から政界に進出してきました。そんな菅氏も現在63歳です。「世代交代」が叫ばれている党内事情からして、今回が「総理を狙うラストチャンス」ととらえたことでしょう。
 そこでなりふり構わず、これらの連中からの支持を取り付け、票固めに奔走した結果だと思われます。この連中が菅氏を支持する条件は、「その代わり小沢一郎を徹底的に排除してくれ」だったわけです。

 それ以前に辞任後の鳩山氏との会談の折り、鳩山氏から既に「小沢幹事長排除を条件に鳩山グループとして支持する」という合意があり、その時から菅氏の腹の中は「小沢外し」で固まっていたのかもしれません。
 それらの結果が、「小沢幹事長は、しばらく静かにしていただいた方が、ご本人のためにも、民主党のためにも、日本の政治のためにもよい」という3日の発言になって現われたわけです。

 菅直人さん。ならばお聞きします。この際党内事情などどうでもいいとして、「小沢氏が静かにしていることが、どうして“日本の政治のためによい”のでしょうか?」。私のような政界事情に疎い国民にも分かるように、もう少し詳しくご説明いただけないでしょうか?

 やはり「政治とカネ」ですか?「一連の土地問題で小沢前幹事長はクロっぽい。だからしばらく静かにしていてくれ」ということなのですか?
 年初以来検察がしゃにむに捜査し、新聞・テレビが小沢氏がまるで犯罪人であるかのように「推定有罪」報道を続けてきましたね。これに好いように操作、誘導されてきたのが、真実を知らない私たち国民です。その結果の「小沢氏は幹事長を辞任すべき…70%以上」の世論であり、鳩山前内閣の支持率下落の大きな要因となったわけです。

 菅直人さん。あなたはまさか、デタラメ検察の捜査や大メディアが報道したことを鵜呑みになさっているのではないでしょうね?その結果来るべき参院選のためにも、「小沢幹事長には静かにしていてもらいたい」ということですか?
 菅さん、あなたをはじめ民主党首脳は、党の幹事長という要職にある者が改革抵抗勢力の総攻撃を受けている時、小沢氏を守ろうとなさいました?また小沢(不当捜査)事件について党として徹底的に調査なさったのですか?

 昨年の西松建設事件の大久保元秘書逮捕は、麻生政権の森英介元法相の指示によるものだった可能性があることをご存知ないのですか?同公判は検察側の証人の証言が覆り、「郵政不正事件」と同じように公判維持すら困難になっていることをご存知ないのでしょうか?また土地購入問題も、至極まっとうな土地取引だったのであり、石川衆院議員の逮捕も冤罪の可能性が出てきていることをご存知ないのでしょうか?あなたまで小沢氏の「政治とカネ」を引き合いに出すとは、一体どうしてなのでしょう?

 むしろ検察や大メディアという、悪徳旧勢力に敢然と立ち向かってこその改革者でしょうに。それら悪徳旧勢力と内部から呼応している仙谷、前原、枝野らに取り込まれながら、「清新な内閣」もへったくれもないのではありませんか !?
 小沢一郎が、これだけ検察など官僚群やマスコミなど悪徳旧勢力から叩かれるのは、なぜだと思います?小沢氏が「真の改革」をやろうとしているからでしょう。そんな小沢氏を排除して、諸改革など本当にできるんですか?それとも総理就任、政権延命だけがあなたのお望みなのでしょうか?

 正直言ってあなたには幻滅しました。かつて代表時代、あのデタラメ小泉改革に舌鋒鋭く切り込んでいた、戦う政治家・菅直人の姿はどこに行ってしまったのでしょう?言っておきますけど、戦う相手は小沢一郎ではなく、霞ヶ関官僚や大メディアですぞ。
 むしろ党内似非(えせ)改革勢力から支援されなかった樽床伸二氏の方が、よほど清新で、『おっ。民主党にはこんな優秀な若手人材がいたのか。この男何か大仕事をやってくれそうで先が楽しみだぞ』と思いましたよ。

 漏れ聞くところでは、論功行賞で官房長官には苦虫噛みつぶしの仙谷由人、党の要の幹事長には老害渡部の一の子分の枝野幸男が内定しているとか。仙谷は評価外として、幹事長の前職は小沢一郎ですよ。所詮“口先男”の枝野でも、小沢氏に十分比肩し得ると判断されたわけですね。優れた洞察力ですね。
 つまり内閣と党の主要ポストは、「反小沢」「反改革」「対米隷属」「メディアすり寄り」をキーワードに人事を進められるおつもりですね。あなた様の総理としてのお手並み拝見ですね。

 人は知らず、誰がこんな「第二自民党」政権など支持するものか。これでは二大政党制、政権交代の意味などないではないか。

 (注記)思わず知らず激越な一文となってしまいました。お読み苦しい段お詫び申し上げます。

 (大場光太郎・記)

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