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朝日系『WEB RONZA』

 - 光栄なことに、同サイトで当ブログ記事『美しすぎる女スパイ』が紹介された -

 今まで知りませんでしたが、朝日新聞社によるウェブサイト:asahi.comの一環として『WEB RONZA』というサイトがあります。これは「ウェブ上の“論座”」という意味になるのでしょう。
 そういえばかつて、朝日新聞社系で『論座』という月刊誌がありました。岩波書店の『世界』と並ぶ、リベラル・左派系論壇を形成するものとして一定の読者を確保していたものの、徐々に売上げが落ちていき、2008年9月に同年10月号を最後に休刊を余儀なくされたようです。

 今回この『WEB RONZA』をなぜ知ったかといいますと、同サイトで、当ブログ記事『美しすぎる女スパイ』が紹介されたからです。当ブログの同記事、19日12;30過ぎから「http//webronza.asahi.com…」からのアクセスが急増し始めたため、気になって同サイトを訪問して分かったのです。
 19日付「政治・国際」のテーマは『スパイは今、いったい何を』で、それに春名幹男氏、加藤千洋氏などがそれぞれ論を展開しているのです。(残念ながら全文を読むには、「有料」。)そのテーマに沿った「ブログ一覧」として、5記事紹介され、たまたま当ブログ記事もそのうちの一つだったというわけです。

 同サイトの主旨は、「いち早くニュースを読み解き、激変する社会に確かな明日を提示する。時代と向き合う新言説空間」ということのようです。
 編集長は一色清という人。筆者は「政治・国際」で加藤千洋、春名幹男、星浩など20名。「経済・雇用」で磯崎哲也、浜矩子、湯浅誠など20名。「社会・メディア」で魚住昭、倉沢鉄也、斉藤環など20名。いずれも錚々たる論客60人が、各分野を担当して折々の出来事に対して健筆をふるっているようです。

 さて当ブログ記事を取り上げてくれたように、『WEB RONZA』は本体である朝日新聞よりずっと自由度の高い「新言説空間」であるようです。08年に休刊した月刊誌『論座』のリベラル・左派論説という基調を、そのまま引き継いでいこうという意思が感じられます。
 それは例えば「経済・雇用」で、小泉・竹中ラインによる新自由主義に基づく弱肉強食容認政策を厳しく非難してきた、浜矩子女史が筆者に加わっていること。さらに「社会・メディア」では、例の小沢捜査問題で検察のあり方、朝日新聞など大メディアの小沢バッシング報道を一貫して指弾してきた魚住昭氏が加わっていることなどを見ても明らかです。

 当ブログ記事とともに紹介されているブログ記事として、『CIAが「統治」した戦後の日本』があります。これは『池田信夫blog旧館』からの引用です。
 同記事はそれ以前の『CIAと岸信介』と共に、戦後の日本政治史特に55年の保守合同以降の自由民主党に、CIAが資金援助などを通していかに隠然たる影響力を行使してきたか、そしてそのCIAのために岸信介、佐藤栄作ら自民党「清和会」がいかに重要な役割を担ってきたかをあぶり出した論考です。
 これは今日の普天間基地「辺野古沖決着」や、「対米隷属」菅政権にまで及ぶ重大問題です。いずれ改めて私なりに咀嚼してご紹介できればと思います。

 それにしてもこのような“ヤバイ”一文を紹介して、asahi.com系『WEB RONZA』さん、本当にいいんですか?と思ってしまいます。少なくとも、本体の朝日新聞で取り上げることは金輪際ないことでしょう。
 このウェブサイトをはじめとして。故筑紫哲也氏が編集長だった頃の『朝日ジャーナル』、『AERA』、『論座』、『週刊朝日』など、かなり自由活発な論陣を展開してきました。『週刊朝日』などは、小沢捜査が喧騒を極めていた頃、マスコミに捜査情報をリークした検察幹部は大鶴基成であると特定しセンセーションを巻き起こしました。

 なのに、本体の朝日新聞そして共通資本で結ばれているテレビ朝日の報道の、何と歪曲、捏造、世論操作に満ちていることよ。
 新聞購読者は何百万人単位、テレ朝の『報道ステーション』などの視聴者は何千万人単位にのぼることでしょう。ここでの「言説」は世論に即直結してしまいます。極端なことを言えば、一人の政治家の政治生命を奪うことも、一つの政権を退陣に追い込むことも、逆に延々と延命してやることも「意のままに」出来るわけです。

 朝日新聞やテレビ朝日は、他の新聞・テレビ共々深いところで実はCIAにからがんじがらめにコントロールされている。それで息苦しくてたまらない加藤千洋氏あたりが、こちらのウェブで適当な「ガス抜き」を図っている。そんなんじゃあ、ないですよね?

 (大場光太郎・記)

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