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惨敗でも誰も責任を取らない !?

 - 大惨敗を喫した菅民主党。しかし誰も責任を取らないとは呆れた話だ ! -

 開票を待つまでもなく、与党菅民主党が負けるだろうことはある程度予想されました。私は選挙期間中『官(菅)民主党には50議席以上を与えるな !』という記事を出そうと思っていましたが、途中にW杯関連記事などを割り込ませ、結局日の目は見ませんでした。

 私個人としては、菅総理が予め低く設定した「改選前の54議席」という勝敗ラインすらも、「悪徳旧勢力取り込まれ政権」には多すぎると思っていたのです。そこで菅総理以下現執行部が昨年の政権交代時からいかに道を踏み外しているか、それに気づいてもらいお灸をすえるためにも、ある程度の議席減となった方がいい。50議席以上では厚顔無恥な菅総理以下執行部は「へ」とも思わないだろうから、49議席くらいにとどまった方がよいと思ったのです。

 ところがいざ開票が始まってみるとどうでしょう?私の思惑などはるかに下回る「44議席」。改選前の54を10議席も下回る大惨敗です。おまけに当面の連立相手である国民新党は3→0と、両党合わせた参院における新勢力は、106+3=109議席どまり。参院の過半数の122には「13議席」も足りません。

 かつての安倍、福田、麻生旧自公政権下でも、「衆参ねじれ現象」はありました。3内閣のいずれもが、そのため苦しんだわけです。しかし菅政権と違うのは、小泉デタラメ政権下で行われた、“1億総(悪)霊がかり”的郵政選挙で得た衆院2/3以上の議席により、一つの法案が参院で否決されても衆院に差し戻され、「衆院2/3以上で再議決」という奥の手が使えたことです。
 現に安倍以降の自公政権では、国民の迷惑など委細構わず「2/3再議決」を使いまくりました。

 しかし衆院で2/3に届かない菅政権では、その奥の手すら使えません。枝野幹事長は戦前からある程度の「負け」を予測し、全国で候補者が戦闘の真っ只中にも関らず、敵軍の一角である「みんなの党」に連立の秋波を送り始めました。“口先男”の枝野とは器が違うみんなの党代表の渡辺喜美代表からは、「何を寝言ほざいてるんだ。顔を洗って出直して来い !」と、赤っ恥の一喝をくらう始末でした。
 今回の大敗は、そんな“小利口者”枝野の思惑など遥かに超える深刻な結果となり、みんなの党と仮に組もうともなお足りないほどの惨敗です。

 この国民の審判は、菅総理、執行部、各閣僚に対して、「この結果にどう責任を取るんだよ」と迫っているのではないでしょうか?
 大敗の大きな要因は菅総理自身の“オウンゴール”です。党内論議をすっ飛ばして、突如消費税増税を威勢よくぶち上げたはいいが、少し旗色が悪くなりかけると「ああでもない、こうでもない」のブレブレの「ブレ菅」ぶりが招いた結果なのです。
 即刻辞めるのがトップリーダーとしての潔い身の処し方と言うべきです。

 しかし開票後の11日夜、菅総理はなかなか姿を現わさず、与党内の開票センターはあろうことか無人状態が長時間続きました。こんな事態は、不誠実な自民党政権下でもかつてなかったことです。
 菅総理が会見に応じたのは日付が変わった、12日深夜午前0時半すぎでした。まずギリシャ危機があったから云々かんぬんの言い訳から始まり、挙句の果ては「改めてスタートラインに立ちたい」と、いけしゃあしゃあと続投の意向を示したのです。

 今永田町では、「自民党らしさ出てきた民主党」というおちょくった川柳が流れているそうです。確かに普天間問題でも、消費税問題でも、そういう傾向が顕著になっている民主党ですが、菅直人のこのような国民に対する不誠実な対応は、(菅が密かに手本にしているらしい)希代の無責任男・小泉純一郎と甲乙つけがたいと言うべきです。
 菅総理の続投のみならず、枝野幹事長や安住選対委員長ら現執行部も続投の意向とのことです。さらに驚いたことには、おらが神奈川選挙区で民主新人やみんなの党新人に抜かれて落選の千葉景子法務大臣まで続投だと言うのですから。

 およそ「開いた口がふさがらない」とはこのことです。一国のトップリーダーたちがきちんとケジメを示さないでどうするんだよ、という話です。これでは全国の小中学校の生徒たちに、「ケジメの大切さ」など教育できるわけがないでしょうが。

 選挙で大敗しても誰一人責任を取ろうとしない。各閣僚たちはお互いに傷の舐め合いで、「責任を云々している場合ではない」と。『菅民主党内閣は利用のしがいがあるぞ』と踏んでいる、悪徳旧勢力の新聞・テレビが続投を後押ししているから余計です。(こういう事態になった場合菅政権をどうやってフォローすべきか、電通あたりから例の「極秘指令書」がとっくにマスコミ各社に配られていることでしょう。)

 テレビ各局の選挙開票特番が始まる直前、NHKの大河ドラマ『龍馬伝・第2部』の完結篇が放映されました。(同第2部につきましてはいずれ記事にする予定ですが)その中で武市半平太が、吉田東洋暗殺や土佐勤皇党の活動などの責任を取って切腹する場面がありました。演じた大森南明の壮烈な同シーンには、思わず熱いものがこみ上げてきました。
 しかしものの数時間も経つと、何とも言えない「この嫌な現実」。この国は一体いつからケジメのつけられない「歪んだ国」になってしまったのでしょうか?

 大きな要因はやはり、希代のデタラメ総理・小泉純一郎だったと見るべきです。小泉政権下の5年余、同政権と小泉本人がどれだけ国民に不誠実な対応をしてきたことか。「小泉政治の総括」を、新聞、テレビ、言論界のどこもいまだきちんとしていません。それがこういうところにモロに出てきているのです。

 3年前の参院選で同じく大敗した安倍晋三元総理も「続投表明」しました。偉大な無責任男・小泉の政治手法に右ならえしたのです。しかし結果は政権運営に行き詰まり、その後2ヶ月も持たずに病気を理由に辞任に追い込まれました。
 「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」。本当は今ここで歴史に学ぶべき菅直人は、そのうち安倍元総理と同じ轍を踏み政権は今後七転八倒、「思いっきり痛い目にあって」己の過ちを学ぶことになるのではないでしょうか?

 (大場光太郎・記)

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