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小沢氏代表選出馬表明

 - 勝てば挙党態勢で政権発足時の原点へ。負ければ離党。単純明快だ !-

 小沢一郎前幹事長が26日午前、民主党代表選への出馬を表明しました。またまた急転直下の展開です。昨夜の時点では、小沢氏出馬の可能性は低いものと見られていました。
 それが一夜明けての出馬表明となったのは、同日午前の鳩山・小沢会談で、鳩山由紀夫氏が最終的に「小沢氏全面支持」を打ち出したことが大きいと見られています。鳩山前首相は会談後記者団に「私の一存で小沢先生には民主党に入っていただいた。その経緯からして、私としては応援する、それが大義だ」と話しました。
 
 まったくそのとおりです。前日夕方の菅総理との会談で挙党態勢を強く迫っても、菅総理はそれを頑なに拒んだのです。巨額の私財を投じて立ち上げた民主党のオーナーとしての自負のある鳩山氏にしてみれば、菅直人の背後にいる仙谷由人、枝野幸男らの「党分裂の策謀」は断じて許しがたかったはずです。
 鳩山前首相の今回の小沢氏支持の決断は、30余年前の自民党の椎名裁定にも比すべき、後世に残る立派な「大義ある決断」と評価します。

 小沢一郎自身にも、今回の代表選には密かに期するものがあったようです。6月初旬「小沢外し」でスタートした菅「クーデター」政権直後の、民主党岩手県連に当てたビデオメッセージ、あるいは今月12日のメールマガジンでのメッセージしかり。
 昨日の小沢氏主宰の政治塾会場にも、「このままでは、日本が危ない」という小沢氏の心情を代弁するようなポスターが貼られていたといいます。それが「私どもの政界におきましても、官界におきましても、社会全体も、精神的な荒廃、日本人の劣化が急速に進んでいるように思えて、その点が心配でなりません」という講演となったものと思われます。

 以前の『面白くなってきた代表選』でも述べましたが、小沢一郎vs菅直人という一騎打ちは極めて分かりやすい対立構図です。
 (1)政権交代時の国民との約束であるマニフェストを守るのか、反故にするのか
 (2)「国民の生活第一」でいくのか、官僚主導による「国民の生活破壊」でいくのか
 (3)脱官僚、霞ヶ関改革を断行するのか、官僚言いなりの政治に逆戻りするのか
 (4)日本の「真の独立」のため日米対等を模索するのか、対米隷属を続けるのか
 (5)「米官業」の悪しき影響力を脱け出せるのか、それに取り込まれたままなのか
 等々、小沢vs菅という構図には、このような重要な争点が浮かび上がってきます。どちらの候補がどちらに該当するかは、もう改めて言うまでもないことでしょう。

 小沢前幹事長が出馬表明した途端、各テレビ局などは識者や町の人の声を使って、「経済が厳しい最中長丁場の内輪の抗争もないだろう」「しょせんコップの中の争いだ」「政治とカネの問題を引きずった人が代表選に出ていいの?」など、またぞろ小沢首相誕生阻止に向けた策動を開始しています。
 
 しかしこの代表選は、民主党の党規約に基づいて定期的に行うべき選挙戦です。国内外の状況がどうあれ、規約に則り粛々と行うべきもの。また小沢土地問題は当ブログでもたびたび検討しましたように、最終的に無罪相当となるべきもの。小沢政権となった暁に、党内に「小沢捜査検証委員会」を設け、その調査結果を国民に明らかにすれば国民の疑問はかなり払拭されることでしょう。よって小沢氏立候補には何の障害にもなりません。
 それに争点の違いを明らかにし、党活性化を図る上でも、複数候補が立候補して政策論争を戦わすのは大いにけっこうなことです。
 マスコミはただ単に「小沢潰し」のためにする、つまらない繰り言を言っているにすぎないのです。

 思えば民主党はこれまで、今回のような党を二分しかねない激しい代表選を経てきませんでした。分裂を憂慮する声があることは分かります。しかし昨年ようやく政権を手放した自民党は、半世紀にも及び何度も凄まじい党内抗争、権力闘争をしてきたのです。それが今日的政治風土になじむかどうかは別として、それによって党全体が鍛えられ、活性化してさらに強い政党に脱皮してきた側面は否めません。

 政権交代してからまだ1年も経たないのに、今の政策実行力に乏しい「政権後退」菅民主党には、多くの国民が本当に失望しています。
 これまでのヤワな民主党から、政権政党として国内外のどんな難局をも乗り越えられる、力量と責任ある民主党への脱皮。今回の代表選はそのためのまたとないチャンスともいえるのです。

 私は言わずと知れた、強固な「小沢一郎支持派」です。小沢氏のこと、「勝てる」と読み切ったからこそ一世一代の大勝負に出たとは思いますが、代表選当日まではまだ3週間もあります。マスコミもこぞって「小沢首相阻止」に動いている以上、決して予断を許しません。
 何しろ民主党のみならず、日本の進路を左右しかねない重要な代表選です。マスコミは「内部抗争」「コップの中の争い」などと、つまらない「劣化報道」をしないでいただきたい。
 代表選については、今後また新たな動きがあり次第述べていきたいと思います。

 
 (大場光太郎・記)

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コメント

小沢がやっと決断してくれ、支援する会立上げメンバーの一人としてホットしています。これからが正念場なので、更なるご支援をお願い致します。
それにしても、マスコミの反応は異常ですネ!予想を遥かに超えています。

投稿: KAD | 2010年8月27日 (金) 09時49分

 やっとここまでたどりついたという感じですね。しかし小沢首相を待望する私たち「国民主権者ネットワーク」としては、小沢首相誕生の瞬間まで気を緩めるわけには参りません。小沢氏とは大学の同級生でいらっしゃるKDA様は、特にその思いは強いことでしょう。
 本当にマスコミは異常です。まさに「劣化マスゴミ」です。小沢政権になった暁には、原口総務相あたりを存分に重用して、メディア改革に本気で取り組んでもらいたいものです。

投稿: 時遊人 | 2010年8月27日 (金) 10時11分

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